画像1: 京都の夏の風物詩、祇園祭
~疫病退散を祈願して暑い夏を乗り越えましょう~

JALふるさと応援隊〔京都府〕 岡田・濱﨑

皆さま、こんにちは!JALふるさと応援隊(京都府)、客室乗務員の岡田・濱﨑です。

今年も暑い夏がやってきましたね!皆さまは夏と聞くと何を連想しますか?
京都の夏と言えば、「鴨川の納涼床」や「五山の送り火」などを思い浮かべますが、京都に夏の訪れを告げるのは「祇園祭」です。今年は3年ぶりに山鉾が巡行し、日本航空は初めて奉仕活動に参加させていただきました。今回はその祇園祭の魅力についてご紹介させていただきます。

画像2: 京都の夏の風物詩、祇園祭
~疫病退散を祈願して暑い夏を乗り越えましょう~
画像3: 京都の夏の風物詩、祇園祭
~疫病退散を祈願して暑い夏を乗り越えましょう~

言わずと知れた京都の夏の風物詩、祇園祭は毎年7月1日から31日までの一か月間に渡り行われるお祭りです。東京の「神田祭」、大阪の「天神祭」と並び日本三大祭と称され、その歴史はとても古くなんと1000年以上も前から続いている伝統的なお祭りです。

祇園祭最大の行事「山鉾巡行」が3年ぶりに行われました

祇園祭は一カ月間続き、その間さまざまな行事が行われますが、中でも最大の行事はユネスコ無形文化遺産にも登録されている「山鉾巡行」です。「動く美術館」とも言われる美しく豪華な装飾がされた山鉾が京都の町中を練り歩く巡行行事です。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止となっていましたが、今年は3年ぶりに開催されました。
また今年は、長い歴史の中で暴風雨と火事に見舞われ山が破損したために長らく巡行を見合わせていた「鷹山」が、196年ぶりに後祭の巡行に復帰しました。

ご奉仕場所「湯茶」でのボランティア活動

今回の祇園祭では公益財団法人山鉾連合会の皆さまにご協力をいただき、日本航空は初めてご奉仕活動に参加させていただきました。地元の大学生やボランティアの方々と一緒に、「湯茶」というご奉仕場所で曳き手や関係者の方々に冷たいお茶をお配りする準備などのお手伝いをさせていただきました。3年ぶりの山鉾巡行への想いを間近で感じることができ大変貴重な体験となりました。また地元の皆さまの祇園祭への強い想いが1000年以上の伝統行事を支えてきたのだと改めて感じました。

画像1: ご奉仕場所「湯茶」でのボランティア活動

山鉾巡行の中でも一番の見所は、山鉾が各交差点で90度の方向転換をする「辻廻し」です。車輪の下に青竹を敷き、音頭に合わせて勢いよく綱を引いて車輪を滑らせて方向転換させます。
私たちが奉仕活動に参加させていただいたのは17日の前祭でしたが、巡行の終点地点での辻廻しを間近で見ることができました。巨大な山鉾を巧みに操り回転させ、小道へと引かれて行く様子は見事なチームワークで圧倒されました。

また山鉾巡行が行われる日は、巡行ルートにある信号機が折り畳まれます。高さが最大25メートルもある山鉾が通れるように、信号機の向きが変えられます。私たちも折り畳まれた信号機を元に戻す作業を多くの見物客の方と一緒に見ることができました。これも祇園祭ならではの光景でした。

画像2: ご奉仕場所「湯茶」でのボランティア活動

祇園祭の名物「粽(ちまき)」

祇園祭のもう一つの楽しみが粽です。粽は笹の葉で作られた厄除・災難除のお守りで、毎年祇園祭の時にだけ授与されています。粽と言えば食べられるものを想像しますが、これらの粽は食用ではなく、装飾に個性を持ち、その御利益も各山鉾によって異なります。交通安全、安産、学問成就、開運、縁結びなど、皆さまもお好きな粽を探してみてはいかがでしょうか。
京都ではこの粽、玄関先に飾られているのをよく目にします。皆さまも祇園祭りの時期に京都にいらした際にはぜひ見つけてみてください。

画像1: 祇園祭の名物「粽(ちまき)」
画像2: 祇園祭の名物「粽(ちまき)」

京都は、伊丹空港からリムジンバスと地下鉄を利用して1時間程で到着します。
祇園祭は7月末で終了しますが、8月以降も京都ならではの暑い夏と涼を感じるイベントがありますので、ぜひ、足をお運びください。

祇園祭山鉾連合会

京都市観光協会

第47回 京の夏の旅

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