熊本県小国町 くまもとの魅力を再発見！

日本航空〔熊本支店〕　原口

みなさまこんにちは、日本航空熊本支店の原口です。
今回ご紹介するのは熊本県の最北端の町「小国町（おぐにまち）」です！
人口7,000人ほどの小国町は阿蘇くまもと空港から車で1時間の位置にありますが、福岡空港からの直行バスもあり、福岡空港からは2時間ほどで行くことができます。
小国町といえば、阿蘇のカルデラが作ったとされるカーテンのように水が幅広く流れ落ちるさまがとても優雅な「鍋ヶ滝」が有名ですが、そのほかにも魅力的なスポットがたくさんありますので、今回は、私がおすすめするスポットを厳選して3つご紹介いたします！

杖立温泉（つえたておんせん）

熊本県と大分県の県境に位置する杖立温泉は、昭和初期から中期頃に「九州の奥座敷」と呼ばれ古くから湯治場として親しまれてきました。杖立川の両脇に16の旅館が並ぶ情緒溢れる温泉街で、湧き出る塩化物泉の高温・良質なお湯が人々の疲れを癒してくれます。

杖立温泉では、毎年4月1日から5月6日※まで「鯉のぼり祭り」が開催され、約3,500匹の鯉の大群が泳ぐ姿は絶景です。杖立温泉の旅館関係者だけでなく、地元の高校生が鯉のぼりの設置ボランティアに参加するなど、町をあげて取り組むイベントになっています。期間限定の風景をぜひお楽しみください。
（※新型コロナウイルス感染状況によっては変更になる可能性がございます。）

また、杖立温泉では立ち上る湯けむりと川のせせらぎを見聞きしながら歩くことを「みちくさ」と呼びます。温泉街にはいくつもの天然の「むし場」があり、持参したもしくは自販機で購入した卵や野菜を温泉につかっている間に蒸し台の中に入れることで、温泉から上がった後にホカホカの温泉卵や蒸し野菜を食べることができます。

昭和の香りが溢れる杖立温泉でみちくさを楽しんでみませんか？

【お問合せ先】杖立温泉観光協会

わいた温泉郷

熊本県と大分県の県境にある美しい円錐形の涌蓋山（わいたさん）のふもとにある温泉地帯が「わいた温泉郷」です。わいた温泉郷は雰囲気や泉質も異なる「はげの湯」「岳の湯」「守護陣温泉」「鈴ヶ谷温泉」「麻生釣温泉」「地獄谷温泉」という6つの湯どころがあり、温泉蒸気で蒸し料理を楽しんだり、旅の疲れを癒すなど心身ともに潤すことができる場所です。

わいた温泉郷では、町を地域の自然エネルギーで活性化させる取り組みとして豊富な地熱を利用した「地熱発電」を行っています。地熱発電は発電させるために地面を掘りますが、既に温泉のために掘っていて余った温泉を活用する「温泉発電」という環境に配慮した取り組みも行われています。

SDGsの取り組みが盛んなわいた温泉郷では「たけの湯温泉館 ゆけむり茶屋」がおすすめです。湯けむりを見渡す絶景温泉だけでなく、隣接したレストランでは、蒸し料理を堪能でき、わいた温泉を一度に楽しむことができます。

時間を忘れ、ゆったりとした雰囲気を味わうことができるわいた温泉郷へ行ってみてはどうでしょうか。

【お問合せ先】わいた温泉組合事務局

北里柴三郎記念館（きたざとしばさぶろうきねんかん）

最後にご紹介するのは「北里柴三郎記念館」です。北里柴三郎博士は小国町出身で、2024年からの新千円札の肖像画に選ばれています。北里柴三郎博士は、破傷風菌の純粋培養に成功し血清療法を確立したほか、ペスト菌を発見するなど「予防医学の先駆者」や「近代日本医学の父」として知られています。ここ小国町には、北里柴三郎博士が小国町の子どもたちのために設置した図書館「北里文庫」や、来賓を迎えた「貴賓館」、「生家の一部」を見学することができます。北里文庫では現在、博士に関する遺品などが掲載されており、博士の生涯を表したDVDも上映されています。

近隣には、温泉「博士の湯」や「木魂館」という宿泊場所や売店、食事処もあり、ゆっくりと滞在することもできます。
小国町の名誉町民として多くの人から尊敬されている北里柴三郎博士の生涯を学びませんか？

【お問合せ先】一般財団法人 学びやの里

今回は、「杖立温泉」、「わいた温泉郷」、「北里柴三郎記念館」をご紹介しましたが、そのほかにも魅力的なスポットはたくさんありますので、感染予防対策を行い、癒しを求めて小国町へ遊びに来てくださいね！