Jalpak International Hawaii, Inc.〔ジャルパックハワイ〕 江越
日本の「海の日」にあたる7月18日(ハワイ時間7月17日)、“チームJALハワイ”でビーチクリーンアップを実施しました!
JALハワイ支店とJALPAK International Hawaiiで構成された“チームJALハワイ”は、ハワイ州観光局が提唱する「マラマハワイ~ハワイを思いやる心~」に共感し、ハワイの持つ素晴らしい自然や文化を未来に繋げることに貢献するため、JALグループ社員が「今できること」として活動をスタートしました。
ビーチクリーンアップは、今年に入り1月、4月、そして今回で3回目。環境保全活動を行っているNPOアロハオーシャンプラス(※)の皆さまのサポートのもと、ハワイの海をいつまでもきれいに、そして海に住む生物たちを守るために取り組んでいます。回を追うごとにボランティアの人数も増え、社員はもちろん家族や友人も一緒に活動しています。
場所はオアフ島東海岸に位置するワイマナロビーチ。多くの観光客で賑わうワイキキビーチとは異なり、ここは地元の方がゆったりと静かに過ごす美しいビーチとして人気ですが、オアフ島付近を流れる海流の影響で多くのゴミが流れつく場所でもあります。
さて、当日は全員集合の後、どのようなゴミを拾うか、注意事項などの説明を聞き、グローブやトング、プラスティックゴミを拾うためのざるを持ってビーチクリーンスタート!
広いビーチをみんなで手分けしてゴミ拾いをします。
こちらはこの日大量に漂着していたマイクロプラスティック。マイクロプラスティックとは大きさが5mm以下の小さなプラスティックごみのことで、ペットボトルや食品の包装容器などのプラスティック素材が海を浮遊している間に波や紫外線によって劣化し、細かくなったものです。砂浜に混じっているため一見分かりづらいのですが、目を凝らして砂浜を見るとその数の多さにびっくり。
海の生物たちはこのごく小さなプラスティックゴミを餌と間違えて食べてしまうと、体内では消化されずに残ってしまいます。さらには海鳥たちがその魚を食べることで彼らの体内にもプラスティックゴミが残り、体に悪影響を及ぼす大きな原因となります。
この日の参加者は33人。45分の作業だけでこれだけのマイクロプラスティックをはじめとしたプラスティックゴミが集まりました。
その他にも漁網やロープ、ペットボトルやアルミ缶など大量のゴミを集め、その総重量は約45kg!アロハオーシャンプラスによると、その一部は日本から流れ着いた漁網や養殖器具も含まれるとのこと。これだけのゴミが浜辺に捨てられていたり、遠いところからでも海を浮遊して流れ着く現実を目の当たりにし、皆驚くばかりです。
ハワイの海をいつまでもきれいに、そして海の生物たちを守る取り組みが、これからの永続的な美しいハワイにつながることを願い、“チームJALハワイ”は今後も定期的にビーチクリーンナップを実施していきます!
(※)アロハオーシャンプラス
ハワイの海の環境をマイナスからプラスに変えるために、アロハの精神に共鳴した海中のプロフェッショナルが集まり誕生したNPO。水中と陸上が一体となった環境保全活動をされていますが、なかでも日本から流れ着く浮遊ゴミと観光地の水中から水際に至る場所の清掃をしながら、ハワイの海の環境を守り、旅行者へ伝える活動をされています。
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