ひがし北海道の大自然へ。厳寒の季節ならではの絶景スポットを巡るJAL MaaSのバス旅

JAL MaaS （Mobility as a Service）とは？

旅先で現地の交通事情がわからず、移動に手間取った経験はありませんか？ JAL MaaSは、空港を中心にその前後の移動手段を検索し、バスや鉄道、タクシーなど地上交通の予約・検索・決済をワンストップで行える便利なサービス。

乗換案内機能には航空便や地上交通の遅延状況がタイムリーに反映されるので、交通各社のWebサイトやアプリを毎回開いて調べる必要がなく、空港から目的地までシームレスに辿り着けます。デジタルチケット購入でマイルがたまる商品もあるのもうれしいポイントです。

ひがし北海道を観光するなら、空港から主要駅・市街地まではJAL MaaSのデジタルチケットを利用し、市街地から目的地まではひがし北海道自然美への道DMOが販売している「乗り放題パス」や冬季限定運行の「エクスプレスバス」を活用するのがおすすめ。免許を持っていない人や冬道の運転が心配な人も、安心して旅を楽しめます。

ここからは、釧路空港から北海道へ入り、2泊3日で女満別空港から帰るルートをご紹介します。

「釧路フィッシャーマンズワーフMOO」で記念撮影とお土産選び

釧路空港に到着したら、JAL MaaS連携の阿寒バス「釧路空港連絡バス」に乗車して釧路駅方面へと向かいましょう。

JAL MaaS：阿寒バス「釧路空港連絡バス」
https://www.jal.co.jp/jp/ja/relations/jalmaas/collaboration/hokkaido/

バスを降りたら、幣舞橋（ぬさまいばし）を渡って「釧路フィッシャーマンズワーフMOO」へ。夕日の観光スポットとして世界中に知られている幣舞橋ですが、実は昼間もフォトジェニックな風景が見られます。空気が澄んでいる冬は空と海がより青く美しく映え、切り絵のような橋の模様が異国情緒を盛り上げます。

館内を歩きながらお土産探し。海産物や青果、菓子など、右を見ても左を見ても気になるものばかり。何を買うか迷ったときはカフェでひとやすみしながら作戦会議、お腹がすいたらレストランで釧路グルメも堪能できます。

釧路フィッシャーマンズワーフMOO

釧路で1泊。お土産を手に入れたら、翌朝、MOOバスターミナルから「ひがし北海道エクスプレスバス」4号に乗車。釧路を出発して阿寒摩周国立公園を通り、美幌へと向かうルートで北上しましょう。

エクスプレスバス「釧路→阿寒→美幌→網走→ウトロ4号」
https://easthokkaido.com/expressbus_winter/route4/

【番外編】

釧路エリアには他にも有名な観光スポットがいっぱい。「ひがし北海道エクスプレスバス」4号の停留所ではありませんが、釧路周辺のおすすめスポットをご紹介します。時間に余裕があればぜひ訪ねてみてください。

【番外編①】釧路和商市場で豪華な海鮮丼やカニを堪能

釧路駅･釧路駅前ターミナルから徒歩で約5分のところにある釧路和商市場。釧路で最も歴史のある市場で、「釧路の台所」ともいわれています。足を踏み入れると、鮮魚はもちろんカニ、エビ、貝類、野菜、果物、精肉など新鮮な食材がぎっしり。珍味や菓子なども含め40近くの店舗が並びます。

和商市場といえばやっぱり勝手丼。総菜屋さんで白いご飯を購入して丼に盛ってもらい、市場内を回って好きなネタを探しましょう。お気に入りのネタをたくさんのせて、自分だけの贅沢な海鮮丼を味わってください。

見事なカニがずらりと並んでいる様子は圧巻！ 毛ガニや花咲ガニ、タラバガニなど、好みのカニを選ぶのはワクワクする楽しさです。もし迷ってしまったらお店の人におすすめを聞くのも1つの手。茹で上がったばかりのカニを市場内で味わえ、お土産として地方発送もできます。

釧路和商市場

【番外編②】道東の自然のシンボル・タンチョウを観察

釧路駅前からバスで約1時間のところにある鶴居村。鶴居村では一年中タンチョウを見ることができますが、中でもおすすめは冬。春～秋はファミリー単位で目にすることが多いのに対し、冬は自力で餌を採るのが難しくなったタンチョウたちが給餌場に集まるため、一度に多くのタンチョウと出合うことができるのです。

鶴居村には2つの大きな給餌場があり、鶴見台はその1つ。タンチョウの群れが頭上から舞い降りてくる貴重な体験を味わえます。

ねぐらにしている川から飛んできたタンチョウたちは、ここでトウモロコシなどの餌を食べます。日本で最も大きな鳥といわれるタンチョウが次々と集まる様子は迫力満点。多いときには300羽以上も集まるといい、運が良ければ求愛ダンスが見られることも。純白の大きな翼をはばたかせて舞う姿はとてもドラマチックです。

鶴見台

氷点下の摩周湖で、自然界の芸術に思いを馳せる

バスは道の駅 阿寒丹頂の里、阿寒湖温泉、道の駅 摩周温泉に停車し、さらに北へと進んでいきます。釧路駅前を出発して4時間ほどで、摩周湖第一展望台に到着。ここでは30分の観光タイムが設けられているので、バスを降りて冬の摩周湖を眺めましょう。

キリリと冷えた空気の中、晴れていれば阿寒や知床の山々の輪郭がくっきりと見えます。真っ白に雪化粧をした湖面はどこか厳かな雰囲気で、自然の偉大さが伝わってきます。

摩周湖第一展望台

山と湖を一度に望める大パノラマ

50分ほどバスに揺られて、美幌峠へ。弟子屈町と美幌町の境界線上の国道243号沿いにある峠で、天下の絶景が見られると評判のスポットです。

視界に飛び込んでくるのは、ぽっかりと中島が浮かぶ屈斜路湖。標高525mの展望台から日本最大のカルデラ湖を一望でき、天気が良い日は硫黄山や知床連峰も眺めることができます。湖と山が織りなす壮麗な景色を楽しんでください。

道の駅の頂上にある道の駅「ぐるっとパノラマ美幌峠」にも立ち寄ってみましょう。ここは、国土交通省が毎年発表する北海道「道の駅」ランキング景観部門で何度も1位を獲得している人気の観光スポット。「地域を食べる」をコンセプトに、グルメやお土産などここでしか出合えないものを揃えているのだそう。バスは美幌峠で約60分の滞在時間があるので、じっくりと品定めできます。

道の駅「ぐるっとパノラマ美幌峠」

オホーツク海に接する「道の駅」。お土産もグルメも流氷三昧

バスは女満別空港を通り過ぎ、網走へ。7本のカラマツが並ぶ「メルヘンの丘」を車窓から眺めながら、さらに北上していきます。網走駅を越えてオホーツク海が見えたら、道の駅「流氷街道網走」に到着。まずは冬のオホーツク海をバックに、記念の1枚を撮影しましょう。併設のターミナルから網走流氷観光砕氷船「おーろら」が運行しているので、バスを下車して「おーろら」に乗船することもできます。乗船に関してはお客さま自身での予約・購入が必要です。

館内には観光案内所や地域特産品販売コーナーがあるので、周辺の観光情報を仕入れたり、お土産を買ったりするのに最適。お土産コーナーにはオホーツク海や流氷をイメージしたドリンクをはじめ、一風変わったカレーやラーメン、菓子などがあり、どれを買おうか迷ってしまいそう。2階のフードコート「キネマ館」は、昭和の映画に入り込んだようなレトロな空間になっています。

道の駅「流氷街道網走」

【番外編】

網走の観光スポットはまだまだあります。「ひがし北海道エクスプレスバス4号」は停車しませんが、JAL MaaSと接続する網走バス「あばしりフリーパス（2,3日券）」「あばしり観光施設めぐりバス・どこバス共通1Dayパス」「ひがし北海道エクスプレスバス8号」で行くことができる網走周辺のおすすめスポットをご紹介します。

JAL MaaS：あばしりフリーパス（2,3日券）/あばしり観光施設めぐりバス・どこバス共通1Dayパス
https://www.jal.co.jp/jp/ja/relations/jalmaas/collaboration/hokkaido/

ひがし北海道エクスプレスバス8号
https://easthokkaido.com/expressbus_winter/route8/

【番外編③】オホーツク流氷館で－15℃の極寒の世界を体感

オホーツクといえば流氷。とはいえ、その成り立ちや性質について実はよく知らないという人も多いのではないでしょうか。「オホーツク流氷館」なら、流氷の謎をまるごと解明できます。

絶対に外せないのが、「流氷体感テラス」。氷点下15℃の極寒の世界を体験でき、実際の流氷に触れることもできます。1階の「カフェ・ド・クリオネ」で販売している人気スイーツ「流氷ソフト」も忘れずに。五感で流氷を味わい尽くしましょう。

オホーツク流氷館

【番外編④】歴史の重みを実感する「博物館 網走監獄」

「博物館 網走監獄」は、実際に使用された網走刑務所の旧建造物を保存公開している歴史・野外博物館。東京ドーム約3.5個分に相当する広大な敷地内に25棟の歴史的建物があり、約1万点の資料を展示しています。このうち重要文化財である舎房及び中央見張所は、中央見張所を中心にして5つの舎房が放射状につながる独特の形状。舎房を実際に歩きながら、受刑者の生活を知ることができます。

博物館 網走監獄

世界遺産の地・知床のウトロ温泉で極上の癒し体験を

道の駅「流氷街道網走」を出発して1時間半ほどで、2日目の宿泊地・ウトロ温泉へ。ウトロ温泉は、世界自然遺産・知床最大の温泉地。大小さまざまなホテル・民宿が点在しています。オホーツク海やウトロ港を一望しながらのんびり湯に浸かり、至福の時間を過ごしましょう。

ウトロ温泉

【番外編】

オホーツク海に突き出た知床半島は、知床峠を境に西側が斜里郡斜里町（ウトロ）、東側が目梨郡羅臼町。ここでは「ひがし北海道エクスプレスバス」の2号・5号・6号・7号で行くことができるウトロエリアのおすすめスポットをご案内します。

ひがし北海道エクスプレスバス
https://easthokkaido.com/expressbus_winter/

【番外編⑤】自然の威力を目の当たりにする「オシンコシンの滝」

「日本の滝100選」に選ばれている「オシンコシンの滝」。滝の途中まで階段で登ることができ、目の前で滝を見ることができます。滝の幅は約30m、落差はなんと約80m。断崖から豊富な水が猛々しく流れ落ちるさまは、言葉にするのが難しいほどの圧倒的な迫力！ 冬になると川の水が凍結し、ダイナミックな雪氷のアートに変化します。流氷の季節には白い海原が現れ、見る人の心を揺さぶります。

オシンコシンの滝

知床の大自然を堪能したら、JAL MaaS連携の斜里バス・網走バス「知床エアポートライナー」で、女満別空港へと移動しましょう。斜里バス「知床エアポートライナー」は夏期・冬期それぞれダイヤがあり、運行していない時期もありますので、斜里バス・網走バスWebサイトを確認してください。

斜里バス・知床エアポートライナー
http://www.sharibus.co.jp/rbus_memanbetu.html

網走バス・知床エアポートライナー
https://www.abashiribus.com/memanbetsu/

JAL MaaS：斜里バス・知床エアポートライナー ※2025年1月30日より冬期ダイヤ販売
https://www.jal.co.jp/jp/ja/relations/jalmaas/collaboration/hokkaido/

JAL MaaS：網走バス・知床エアポートライナー ※2025年1月30日より冬期ダイヤ販売
https://www.jal.co.jp/jp/ja/relations/jalmaas/collaboration/hokkaido/

旅の締めくくりは、女満別空港でお土産をチェック

最終日、ウトロから女満別空港までは、斜里バスと網走バスが共同運行している「知床エアポートライナー」を利用するのが便利。ウトロ温泉バスターミナルから出発するので、宿泊施設から空港までスムーズに移動できます。女満別空港に着いたら、お土産店へ。行きと帰りとで別の空港を利用するなんて、観光スポットが1カ所増えてトクした気分。旅の醍醐味であるお土産探しを思う存分楽しんでください。

【番外編】

せっかくひがし北海道まで来たなら、北見にも足を延ばしてみませんか。「北の大地の水族館」にはここでしか見られない珍しい水槽があり、一見の価値あり。「ひがし北海道エクスプレスバス」4号は停車しませんが、JAL MaaSと連携している「北見バスフリーパスチケット1日券」または「ひがし北海道エクスプレスバス9号」で行くことができます。

JAL MaaS：北見バスフリーパスチケット1日券
https://www.jal.co.jp/jp/ja/relations/jalmaas/collaboration/hokkaido/

ひがし北海道エクスプレスバス9号
https://easthokkaido.com/expressbus_winter/route9/

【番外編⑥】極寒の地・北見で生命の尊さを感じる「北の大地の水族館」

「北の大地の水族館」にあるドーム状の水槽「滝つぼ水槽」は、大量に流れ落ちる滝を下から見上げることのできる日本初の水槽。水槽の中に滝を作り激流を再現することで、魚たちが過酷な自然の中でどのように生き抜いているのかがわかるといいます。時間によって水量を変化させる「ジャンプ水槽」も忘れずに。魚の川上りの様子を観察できる貴重な機会です。

見どころの1つが、世界初の「冬に凍る水槽」。 白く凍った川の底でじっと寒さに耐え、たくましく泳ぐ魚たちの姿を見ることができます。小さな体で過酷な自然に立ち向かう生命の力強さに大きな感動を覚えます。

北の大地の水族館

ぜひ知っておきたい、便利でおトクな公共交通チケット

ひがし北海道を観光する際には、公共交通チケットを利用するのがおすすめ。観光したいエリアに合わせて路線を選べば、車がなくても気軽に周遊できます。JALダイナミックパッケージを利用する人のうち、「往路／復路で異なる道内対象空港を利用」「北海道内に2泊以上宿泊」の場合は一人5,000円割引となるサービスも。ぜひ下記からチェックしてください。

乗り放題パス
https://easthokkaido.com/exbus-freepass_winter/

エクスプレスバス
https://easthokkaido.com/expressbus_winter/

JAL MaaSを活用したひがし北海道の公共交通での移動方法はこちら ※2025年1月30日公開
https://www.jal.co.jp/jp/ja/relations/jalmaas/promotion/hokkaido/

JALPAKツアー「周遊して楽しむ！おもいっきり北海道」
https://www.jal.co.jp/jp/ja/domtour/jaldp/hok-shuyu/

豊かな観光資源があり、世界中の人々を魅了するひがし北海道エリア。厳寒の季節にしか見られない非日常なスポットを巡り、バスに揺られながらその場その場の出会いを楽しむ、一生モノの思い出を作ってはいかがでしょうか。

道内空港から主要な街・観光地へのアクセスは、JAL MaaSで！
https://www.jal.co.jp/jp/ja/relations/jalmaas/collaboration/hokkaido/

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