子どもの長期休みを利用して、日常から離れてファミリーワーケーションはいかがでしょう。おすすめしたいのが、北海道の南西部にある登別洞爺エリア。新千歳空港から車で約1時間半とアクセスが良く、山や湖、温泉など自然も豊富でロケーションは抜群。さらにスリル満点のアクティビティから伝統文化を味わえるものづくりまで、北海道ならではの珍しい体験が揃っているのも魅力です。
画像: 家族の絆がもっと深まる。北海道・登別洞爺エリアのワーケーションで楽しみたい7つの体験

このエリアでのファミリーワーケーションを、JAL社員のメイヘッド可奈子さん一家に実際に体験してもらいました。英国出身の夫スティーブンさんは「アウトドア体験が楽しみ」と話します。長男エリックくん、次男ルークくん、三男クラークくんも「馬に乗ってみたい」「ものづくりをしてみたい」と期待が膨らみます。

※撮影時のみマスクを外しています。
※価格は税込み表記です。

【体験1】ホタテ養殖発祥の地で、初めてのホタテ釣りと貝殻剥き体験

噴火湾(内浦湾)に面している豊浦町は、ホタテ養殖を噴火湾で最初に始めた町です。ここで毎年3月に行われているのが「TOYOURA世界ホタテ釣り選手権大会」。3分間の制限時間内に、専用の釣り竿で活ホタテが何枚釣れるかを競います。テレビ番組でも取り上げられたことがあるユニークな大会。今日はこの競技にメイヘッドさん一家が参戦です。

画像1: 【体験1】ホタテ養殖発祥の地で、初めてのホタテ釣りと貝殻剥き体験
画像2: 【体験1】ホタテ養殖発祥の地で、初めてのホタテ釣りと貝殻剥き体験

「Ready fight!」チェアマンのコールでゴングが鳴り、競技スタート。大会のテーマソングが流れる中、水槽のホタテ貝を狙います。薄く口が開いているホタテ貝を見つけて、釣り竿の針を素早く差し込むのがポイント。釣り竿を少し揺らすと貝がピタリと口を閉じるので、そのまま釣り上げます。

画像3: 【体験1】ホタテ養殖発祥の地で、初めてのホタテ釣りと貝殻剥き体験
画像4: 【体験1】ホタテ養殖発祥の地で、初めてのホタテ釣りと貝殻剥き体験

最初は苦戦していた5人ですが、1分ほど経つとコツをつかんだのか釣り上げのスピードがぐんとアップ。「釣れた!」と元気な声が響きます。さて勝負はいかに⁉

画像5: 【体験1】ホタテ養殖発祥の地で、初めてのホタテ釣りと貝殻剥き体験

スティーブンさんが最も多い枚数を獲得して優勝。「おもしろい! もう一度やりたいな」と水槽の中を覗き込むルークくんとクラークくん。立派なチャンピオンベルトをみんなで順番に巻き、もらったお土産を手に記念撮影をしました。

画像6: 【体験1】ホタテ養殖発祥の地で、初めてのホタテ釣りと貝殻剥き体験

次はホタテの貝殻剥き体験。上の殻を外し、ヒモや卵巣を丁寧にヘラで取り除いていきます。

画像7: 【体験1】ホタテ養殖発祥の地で、初めてのホタテ釣りと貝殻剥き体験
画像8: 【体験1】ホタテ養殖発祥の地で、初めてのホタテ釣りと貝殻剥き体験

最後に残ったのは、つやつやに輝く貝柱。大切に掌にのせて、そのまま口の中へ。「プリプリしていてすごくおいしい!」と大満足でした。

噴火湾とようら観光協会

住所北海道虻田郡豊浦町字旭町21-2(JR豊浦駅2階)
電話0142-83-2222
webhttps://toyoura-feel.com/

【体験2】馬上から見るパノラマ。ホーストレッキングに大感激

洞爺湖や有珠山、昭和新山を一望できる場所にある「レイクトーヤランチ」は、ホーストレッキング専門のゲストランチ(観光牧場)。身長が140cm以上あれば、子どもでもひとりで馬に乗ることができます。

画像1: 【体験2】馬上から見るパノラマ。ホーストレッキングに大感激

馬の名前や性格を教えてもらい、ひとりずつ乗馬。片足を鐙(あぶみ)に入れ、エイッとまたがります。手綱を握り、止まる・進むなどの合図の仕方を学んだらいよいよ出発です。

画像2: 【体験2】馬上から見るパノラマ。ホーストレッキングに大感激
画像3: 【体験2】馬上から見るパノラマ。ホーストレッキングに大感激

「予想以上に高い」と最初はおっかなびっくりだった可奈子さん。実際に歩いてみると「全然怖くないです。楽しい」と声をはずませます。子どもたちも「森の中を探検しているみたい」と大喜び。

画像4: 【体験2】馬上から見るパノラマ。ホーストレッキングに大感激
画像5: 【体験2】馬上から見るパノラマ。ホーストレッキングに大感激

馬の背中から温かなぬくもりが感じられます。進行方向を確認しながら、さらに山道を登っていきます。

画像6: 【体験2】馬上から見るパノラマ。ホーストレッキングに大感激
画像7: 【体験2】馬上から見るパノラマ。ホーストレッキングに大感激

「ワオ!」「すごい!」山からの眺めに歓声が上がります。しんと冷えた空気も清々しくて、最高の気持ちよさです。ここまで運んできてくれた馬たちに感謝の気持ちが込み上げます。

画像8: 【体験2】馬上から見るパノラマ。ホーストレッキングに大感激

「最高の景色を家族一緒に見ることができて感動しました。ナイスファミリータイム!」とスティーブンさん。エリックくんは馬を下りた後も、名残惜しそうに馬の首元を優しく撫でていました。忘れられない家族の思い出がまた一つ増えました。

レイクトーヤランチ

住所北海道虻田郡洞爺湖町月浦44
電話0142-73-2455
定休日夏期は無休、冬期は火曜定休
料金Winterファミリートレッキング(12月下旬~3月)7,150円
※140cm未満2名以内で全体3名以上
※子どもだけでの利用不可
webhttps://www.jphorseriding.com/toya/

【体験3】鉄のまち室蘭・輪西で、お揃いのキーホルダーを手作り

明治42年に日本で3番目となる製鉄所「輪西製鉄所」が建設された室蘭市輪西地区。八条アトリエでは鉄のものづくり体験ができます。

画像1: 【体験3】鉄のまち室蘭・輪西で、お揃いのキーホルダーを手作り
画像2: 【体験3】鉄のまち室蘭・輪西で、お揃いのキーホルダーを手作り

今日は鉄を使ったキーホルダー作りに挑戦。講師は“もじゃもじゃおじさん”こと須藤大介さんです。

画像3: 【体験3】鉄のまち室蘭・輪西で、お揃いのキーホルダーを手作り
画像4: 【体験3】鉄のまち室蘭・輪西で、お揃いのキーホルダーを手作り

コークスで熱した鉄の棒をハンマーで叩いて平たくしていきます。鉄の温度はなんと約800~1,000℃。両手でしっかりとハンマーを握り、力を込めて打ち付けます。

画像5: 【体験3】鉄のまち室蘭・輪西で、お揃いのキーホルダーを手作り
画像6: 【体験3】鉄のまち室蘭・輪西で、お揃いのキーホルダーを手作り

叩く作業を2~3回繰り返したら、今度はねじる作業。鉄は熱いとよく曲がりますが温度が下がり始めると硬くなり、ねじるのも一苦労。「途中から重くて曲がらなくなった」とエリックくん。

画像7: 【体験3】鉄のまち室蘭・輪西で、お揃いのキーホルダーを手作り

ねじって形ができたら水の中に入れて冷やし、そのあとはブラシで磨いてつやを出します。錆防止のためミツロウを塗り、穴にリングを通せば、世界でひとつのキーホルダーが完成!

画像8: 【体験3】鉄のまち室蘭・輪西で、お揃いのキーホルダーを手作り

「機械で作った鉄製品は何となく冷たい感じがしますが、手作りしたものは温かみが感じられますね」と須藤さん。アトリエではマグネット作りなども体験できるそう。「今度は他のものも作ってみたいね」と話しながらアトリエを後にしました。

輪西八条アトリエ

住所北海道室蘭市輪西町2丁目3-10
電話0143-84-5510
料金キーホルダー作り体験(2,000円)、マグネット作り体験(2,500円)など
webhttp://www.tetsupro.com/atelier/index.html

【体験4】美しく変化する色と楽しい模様。伊達で藍の虜になる

伊達市は道内唯一の藍の生産地。明治時代に移住した人々が徳島県から種を取り寄せ栽培したのが始まりといわれ、伊達の温暖な気候が藍の栽培に適しているのだとか。だて歴史文化ミュージアムの体験学習館では、地元の藍を使って藍染め体験ができます。

画像1: 【体験4】美しく変化する色と楽しい模様。伊達で藍の虜になる

メイヘッド一家はバンダナの藍染めをすることに。生地を板で挟む「板締め」と、生地を絞ることで模様を浮かび上がらせる「絞り染め」の方法を指導員に教えてもらいました。生地を畳んでしっかりと固定し、染料を入れた液に浸します。

画像2: 【体験4】美しく変化する色と楽しい模様。伊達で藍の虜になる

液から引き上げた生地を空気に触れさせ、水で洗います。海藻のような緑色をしていた生地がみるみる藍色に。クラークくんも「色が変わった!」とびっくり。まるで実験をしているような不思議な体験です。国内でも貴重な天然藍。深みのある美しい色にきっとあなたも魅了されることでしょう。

だて歴史文化ミュージアム

住所北海道伊達市梅本町57-1
電話0142-25-1056
営業時間9:00~17:00(最終受付16:30、藍染体験受付は16:00まで)
休館⽇月曜(休日の場合は、その翌日以降の最初の平日)、12月~2月は休館
観覧料一般 300円、小・中学生 200円、未就学児は無料
藍染め体験(個人)ハンドタオル500円、バンダナ900円、Tシャツ2,600円など
webhttps://date-museum.jp/

【体験5】雪の上を颯爽と駆け抜ける、冬のバナナボート

北海道の大自然をダイナミックに体感したい。登別洞爺湖エリアはそんなファミリーにもおすすめ。壮瞥町のオロフレスキー場では冬にバナナボートを体験できます。バナナボートというと海のイメージですが、それを雪原でできるなんて北海道ならでは。この季節にここでしか味わえない特別感に心が躍ります。

画像1: 【体験5】雪の上を颯爽と駆け抜ける、冬のバナナボート

ボートに乗り込んだら、スノーモービルに牽引されて“雪しぶき”を上げながらぐんぐんスピードアップ。雪の上でボートが跳ねると、体がふわりと浮き上がってジェットコースターに乗っているみたい。「前から雪が飛んできた!」「スリルがある」とみんな大はしゃぎです。

画像2: 【体験5】雪の上を颯爽と駆け抜ける、冬のバナナボート

子どもたちの歓声がひときわ大きくなったのがカーブ。振り落とされそうで一瞬ドキッとしますが、そのスリルが楽しくてクセになるのだそう。木々の間を通り抜けたところで記念撮影。海で乗るバナナボートとはまた違う、新しい楽しみ方を発見することができました。

オロフレリゾート

住所北海道有珠郡壮瞥町字弁景204-5
電話0142-65-2323
営業時間バナナボートの定時運行は10:00~12:00、13:00~16:00(最終受付15:30)の20分ごと
料金大人1,000円、小人500円、未就学児無料
※未就学児は保護者同伴
※毎週火曜はコース整備のため運休
※イベント・気象条件等で運行中止の場合もあり
webhttps://orofure.web.fc2.com/

【体験6】レアな新感覚アクティビティ「スノードライブ」に挑戦

温泉地として有名な登別。その中のひとつ「カルルス温泉」のすぐそばにあるサンライバスキー場に新しいアクティビティが登場し、人気を集めています。それが「スノードライブ」です。

画像1: 【体験6】レアな新感覚アクティビティ「スノードライブ」に挑戦

ハンドルがついたソリのような感覚で、手軽にゲレンデを滑走できます。両足が雪面に着いているので安定感があり、難しい操作も必要ないので、子どもから大人まで世代を問わず楽しめます。北海道で導入されているところはまだ少なく、レアな体験ができます。

画像2: 【体験6】レアな新感覚アクティビティ「スノードライブ」に挑戦

みんなで一斉にスタートしてレース感覚を楽しんだり、ターンをしてきれいなシュプールを描いたりと、メイヘッドさん一家も思い思いに雪山を滑っていました。このスノードライブが今なら無料でレンタルOK。さらさら・ふかふかの雪と戯れながら、濃密な家族の時間を過ごしませんか。

北海道登別サンライバスキー場

住所北海道登別市カルルス町27
電話0143-84-2872
料金スノードライブレンタル無料(無料期間:2023年3月31日まで)
※ゲレンデの環境により貸出可能日やコース制限、アンケート回答等、貸出条件あり
webhttps://sanlaiva.com

【体験7】雪に覆われたポロト湖をスノーシューで散策

白老町は、豊かな自然とアイヌの歴史・文化を体感できるまち。ウポポイ(民族共生象徴空間)をはじめ、ポロトの森や倶多楽(クッタラ)湖など、見どころ満載のエリアです。
白老おもてなしガイドセンターの冬企画「スノーシュー氷上ウォーク」で、道なき雪の上で壮大な景色を眺めてみましょう。

画像1: 【体験7】雪に覆われたポロト湖をスノーシューで散策

ここは、真っ白な雪に覆われたポロト湖。「ポロト」はアイヌ語で「大きな沼・湖」を意味します。湖の上を歩くなんて、冬にしかできない体験です。まだ誰も踏んでいないまっさらな雪に一番に足跡をつける爽快感。視界を遮るものがないので、どこまでも進んでいきたくなります。

画像2: 【体験7】雪に覆われたポロト湖をスノーシューで散策

あたたかな飲み物と焼きマシュマロでおやつタイム。炙ったマシュマロは外側がカリカリ、中はトロトロ。ほおばると何とも言えないハッピーな気分に包まれます。非日常の世界で過ごす家族の時間。焚き火を囲んで、お喋りが止まりません。

白老おもてなしガイドセンター

住所北海道白老郡白老町若草町1丁目1-21(白老駅北観光インフォメーションセンター内)
電話0144-82-2216
営業時間9:00~17:00(要予約)
料金スノーシュー氷上ウォーク 4,000円(コース多数有・料金コース別)
定休⽇年末年始(12月29日~1月3日)
webhttps://www.shiraoi-omotenashi.com/

【合間に仕事も】自然と一体化してリラックスできるコワーキングスペース

家族時間の合間にメールチェックなどちょっとした作業をしたいときは、登別市内にある日本工学院北海道専門学校のサテライトオフィス「en」へ。自然と調和した開放感のある空間で、リラックスして仕事ができます。

画像1: 【合間に仕事も】自然と一体化してリラックスできるコワーキングスペース

コワーキングスペースは「Wood(木)」をテーマにした、カフェのような落ち着いた空間。「人も自然の一つ」というコンセプトで作られているそう。テーブルスペース・ソファスペース・ソロスペースがあるので、「今日はどこに座ろうかな」と選ぶ楽しみも。Wi-Fiやホワイトボードはもちろん、キッチン・コーヒーサーバー・電子レンジなどの設備も揃っています。オンライン会議ブースがあるのもうれしいポイント。

日本工学院北海道専門学校 サテライトオフィスen

住所北海道登別市札内町184-3
電話0143-88-0888
料金ドロップイン利用 1人1日1,000円
月額会員利用 1人月10,000円(個人会員)、月15,000円(法人会員)
営業時間コワーキングスペース 9:00~17:00(月〜金曜)
webhttps://ensat.jp/
画像2: 【合間に仕事も】自然と一体化してリラックスできるコワーキングスペース

この時期の北海道でしかできないことをたっぷり体験したメイヘッドさん一家。北海道の大自然と文化を一度に堪能し、それらを家族で共有した時間はまさに一生モノ。

外の寒さなんて忘れてしまうほどホットな体験の数々に、子どもたちは「すごくおもしろかった!」ととびきりの笑顔。可奈子さんは「今まで知らなかった北海道にたくさん触れることができ、体験を通じて子どもたちの成長も感じられました。家族で楽しみながらリモートワークができるなんてとても素敵ですよね」と話します。

皆さんもお子さんの長期休みに合わせて、ぜひ北海道の登別洞爺エリアに足を運んでみてはいかがでしょうか。

※(公社)北海道観光振興機構の「令和4年度地域の魅力を活かした観光地づくり推進事業」の支援を受けています。

関連記事

掲載の内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。

This article is a sponsored article by
''.