誰かの「旅先でやりたいこと」を知ることで、自分では見つけられなかった、新たな旅の楽しみ方を発見することができるはず……。そんな考えから今回、人気観光地・北海道への旅をテーマに、ジャルパック担当者・ホテル系インフルエンサー・旅ライターに、北海道旅行でやりたいことをアンケート。旅好きならではの視点で構成した、北海道旅のやりたいことリストを作りました。あなたがまだ知らない、北海道の楽しみ方を見つけてください。

ジャルパック・北海道エリア担当者のやりたいことリスト

画像1: 何度行っても楽しめる!旅好きに聞いた「北海道でやりたいことリスト」

株式会社ジャルパック 国内企画商品第1事業部 国内ダイナミックパッケージグループ A.M.さん

旅行会社勤務歴20年(海外旅行担当:15年、国内旅行:5年)
毎年の家族旅行は北海道一択。そろそろ沖縄に行きたいと家族から言われる今日このごろ。
今回は夏の北海道でやりたいことリストですが、冬の北海道でしか体験できないアクティビティもおススメです!

ジャルパックのA.M.さんは、5年前から北海道エリアを担当するようになったことをきっかけに、その豊かな自然と食に魅了されたひとり。仕事でさまざまな方に向けて旅行商品を販売していることもあり、アクティブ派もゆったり派も楽しめることを挙げてくれました。

知床(羅臼)でクジラ・イルカ・バードウォッチングをする

画像1: A.M.さん

A.M.さん

言わずと知れた世界自然遺産の地・知床は、豊かな自然に育まれた貴重な動物たちと出会える場所。

知床といえばヒグマがメジャーですが、実は羅臼エリアでは、春から夏にかけてイルカやマッコウクジラを間近で見ることができるんです! さらに、運が良ければシャチも! 日本で野生のシャチに出会えるチャンスがあるなんてご存じでしたか? もちろん野生ゆえに出会えないこともありますが、出会えるまでリピート間違いなし!?です。

このクジラ・イルカ・バードウォッチングは、知床ネイチャークルーズで楽しむことができます。噴気を上げ、大迫力の姿を見せる動物たち。そして、背景には雄大な知床連山と対岸の北方領土・国後島があり、それらが融合する様子はまさに壮観! 自然の中での偶然の出会いが楽しい羅臼での動物探索クルージングは、北海道に来たら見逃せません。

知床ネイチャークルーズ

住所北海道目梨郡羅臼町本町27-1
電話0153-87-4001
webhttps://www.e-shiretoko.com/

希少な泉質の十勝川温泉でお肌スベスベになる

画像: 希少な泉質の十勝川温泉でお肌スベスベになる
画像2: A.M.さん

A.M.さん

数ある北海道の温泉で私のおすすめは音更町にある十勝川温泉。ここは日本でも珍しいモール温泉(葦などの植物が長い時間をかけて堆積し、そこから湧き出る植物性の有機物を多く含んだお湯)です。

日本各地の数々の温泉を訪れましたが、お湯のトロトロ具合はここがNo.1かも!? 入るたびに肌がスベスベ・もちもちになった気がします! 温泉のあとは、豊かな十勝平野が育む食材を使った美味しいグルメも満喫!

とかち帯広空港からバスや車で約40分の十勝川温泉。北海道内には温泉地が数多くありますが、こちらは一般的な鉱物性温泉に比べて世界でも希少な泉質で、平成16年に北海道遺産として選定されるほど貴重な温泉です。日頃の自分へのご褒美に、北海道旅行に来たらここ十勝川温泉で、自分の心と身体に栄養をたっぷり与えてあげてください。

十勝川温泉

住所北海道河東郡音更町十勝川温泉南12-1(音更町十勝川温泉観光協会)
電話0155-32-6633(音更町十勝川温泉観光協会)
webhttp://www.tokachigawa.net/

ホテルラバーインフルエンサーのやりたいことリスト

画像2: 何度行っても楽しめる!旅好きに聞いた「北海道でやりたいことリスト」

このみさん

日本中のホテルを転々と飛び回る生粋のホテルラバー兼コンテンツクリエイター。ホテル好きが高じた結果、HOTEL SHE,のブランドマネージャーや、アンバサダーとしてさまざまなホテルのPRを行っている。ブランドの世界観に合った企画やコンテンツ制作、SNS運用、撮影が得意。
Instagram

かつて北海道に住んでいたこともあり、今も定期的に北海道へ旅行するほど北海道好きだというこのみさん。「やはり北海道といえば大自然!」ということで、挙げてくれたリストも自然と一体になるものでした。

日本一広い公共牧場でドライブ&カフェタイムを楽しむ

画像1: このみさん

このみさん

約1,700haの広さをもつ(東京ドーム358個分)日本一広い公共牧場・ナイタイ高原牧場。入り口ゲートから標高800mまで駆け上がる約7kmの道には「ここはニュージーランドなの!?」と錯覚するほどの超絶景が待ち構えています!

牧場には町内外から預かった牛、約2,000頭が放牧されていて、見渡す限り牛!緑!牛!なんです。きっと、「こんなハイジみたいな景色、実在するんだ……」と驚くはず……!笑

頂上には全面ガラス窓で牧場を一望できるテラスもあり、フレッシュなソフトクリームやハンバーガー、ポテト、コーヒーなど、北海道ならではのグルメも楽しめます! 絶対に一度は行ってほしい場所!

とかち帯広空港から車で約1時間30分。「ナイタイ」とは、アイヌ語で「奥深い沢」を意味します。絶景のドライビングロードでありながら、牛たちがのんびりと草を食む牧歌的な光景も見られる、「これぞ北海道!」な景色が詰まった十勝随一のスポット。せっかくなのでレンタカーを借りて、澄み切った北海道の空気を満喫してください。

ナイタイ高原牧場/ナイタイテラス

住所北海道河東郡上士幌町字上音更128-5
営業期間4月29日~11月1日
ゲート開放時間7:00~18:00(6月〜9月は7:00~19:00)
営業時間9:00~17:00(ナイタイテラス)
定休日期間中無休(天候により変更あり)
webhttps://karch.jp/naitai.php

56,000坪の大自然の中で「地球」に泊まる

画像2: このみさん

このみさん

56,000坪の壮大な土地にできたホテル、MEMU EARTH HOTEL。競走馬を育てる牧場があったこの場所では“地球に泊まり、風土から学ぶ”をコンセプトに、十勝の無垢なる自然を楽しむことができます!

隈研吾氏や伊東豊雄氏など日本を代表する建築家が手がけた実験住宅や『国際大学建築コンペ』の最優秀作品など、ここに並ぶ建築はどれも“北海道の自然環境との共存”をテーマに造られたもの。

この世界的にも稀有な『建築の聖地』で、十勝の新鮮な野菜やお肉をいただいたり、望遠鏡で月や星を眺めたり、乗馬したり、マウンテンバイクで海まで走ったりする経験はきっとたまらない思い出になるはず……!

画像: 乗馬アクティビティは別の牧場での実施となります

乗馬アクティビティは別の牧場での実施となります

2018年11月に誕生したMEMU EARTH HOTEL。「近代的なアイヌの家」や「馬と人間の新しい共生の形を提示した家」など、実験住宅と称されるさまざまなコンセプトの部屋が用意されています。その土地と自身のあるべき姿について考えるきっかけを与えてくれる同ホテルでは、心地よい宿泊だけではない、一歩先の旅体験ができることでしょう。「地球に泊まる」という意味を、現地で体感してみてください。

MEMU EARTH HOTEL

住所北海道広尾郡大樹町芽武158-1
電話01558-7-7777
webhttp://memu.earthhotel.jp/

アクティビティ好き旅ライターのやりたいことリスト

画像10: 何度行っても楽しめる!旅好きに聞いた「北海道でやりたいことリスト」

東郷カオルさん

国内外のリゾートホテル・ラグジュアリーホテルを泊まり歩くトラベルライター。自治体の依頼でモデルコースを作成することもしばしば。
ビーチリゾートは好きだけど、山岳リゾートはもっと好き! 初夏の北海道をこよなく愛し、毎年6月は北海道強化月間。
web

ラグジュアリーホテルライターとして活躍する東郷カオルさんは、旅先で積極的にアクティビティを楽しみたい派ということで、北海道の水辺で体験できることを挙げてくれました。

鏡のような洞爺湖でモーニングカヌーをする

画像1: 東郷カオルさん

東郷カオルさん

洞爺湖で体験すべきなのが、静かな早朝の湖面に漕ぎ出すカヌー。早朝からアクティビティに参加する観光客は少なく、運が良ければ人のいない洞爺湖を独り占め! 聞こえるのは鳥の声とパドルが水面を打つ音だけ。風がなければ鏡のような洞爺湖と、湖面に浮かぶ中島の神秘的な景色が目の前に広がります。

季節や水位、天候の条件によっては、まるで湖面に立っているかのような不思議な写真を撮影できるポイントも。自然任せの景色だからこそ、出会ったときの感動は格別です!

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湖の真ん中にこんもりと浮かぶ中島が印象的な洞爺湖は、約11万年前の噴火でできたカルデラに水が溜まってできた湖。観光スポットとして有名ですが、朝の洞爺湖の姿を知っている人は少ないのでは? 朝日が湖面に反射する美しいその景色は、早起きしてでも見るべき価値があるでしょう。

洞爺トイボックス

住所北海道虻田洞爺湖町洞爺町224-1
電話0142-87-2355(8:30〜20:00)
※現在電話ではお問い合わせのみ、ご予約はwebにて受付中
webhttps://toyatoybox.com/

野付湾で野生のアザラシをウォッチする

画像2: 東郷カオルさん

東郷カオルさん

北海道の別海町には、トドワラや水鳥ウォッチング以外にも注目したいネイチャー体験が。6月頃から野付湾で野生のゴマフアザラシが見られるのです。干潮時にはアマモの浅瀬で、エビゾリポーズで寛ぐゴマちゃんたちの愛らしい姿! 8月からはゼニガタアザラシも加わります。

1時間ほどのお手軽クルーズで、北海道の自然の豊かさを感じることができるので、マストで体験したいものです!

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ラムサール条約登録湿地であり、水鳥の生息地としても知られている、知床半島と根室半島の中間にある別海町の野付半島。「生き物のゆりかご」といわれるこの土地だからこそ、野生のアザラシたちのリアルな息吹きを感じることができるでしょう。北海道ならではの体験のひとつとして、あなたのやりたいことリストにも加えてみては?

別海町観光船

北海道に何度も足を運んだことがあるという方も、旅好きの方々のやりたいことリストを通して、まだ知らない北海道の魅力を発見できたのではないでしょうか? 「次の北海道旅行はこれまでとは違う旅をしたい」という方は、ぜひ今回のやりたいことリストを参考に計画を立ててみてください! きっと新しい北海道旅を楽しめるはずです。

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