画像: 香川在住CAが出会った「つながり」を大切にする三豊

JALふるさとアンバサダー〔高松支店〕 金川

瀬戸内海の美しさに魅了されて、ゆかりはないけれど、大好きな香川に移り住んだ金川です。

香川県の三豊市(みとよし)といえば〔日本のウユニ塩湖〕として知られる「父母ヶ浜(ちちぶがはま)や、米紙ニューヨークタイムズにも紹介された紫雲出山(しうでやま)が有名。

画像: 〔写真提供:三豊市観光交流局〕

〔写真提供:三豊市観光交流局〕

魅力あふれる観光スポットをめぐった後、三豊にもう一歩踏み込んでみると、地域の方々が大切にしている「つながり」や、そこに息づくエネルギーを感じるはずです。

皆さまも三豊の魅力を探しに出かけてみませんか?

浦島太郎が見ていた景色
〔URASHIMA VILLAGE(ウラシマ ビレッジ)〕

浦島太郎伝説が伝わる三豊。その物語をコンセプトにした一棟貸しの宿が「URASHIMA VILLAGE」です。

画像1: 浦島太郎が見ていた景色 〔URASHIMA VILLAGE(ウラシマ ビレッジ)〕

こちらの宿に泊まった日のこと。
夜、波の音を聞きながら眠りにつく時、ふと時間がゆっくりと進んでいることに気づきました。日常生活では、慌ただしく1日が終わり、時間が「溶けた…」と感じることが多いけど、ここでは時が穏やかに流れます。

浦島太郎さん、だから竜宮城で長居してしまったのですね。

画像: 〔無人島の丸山島〕

〔無人島の丸山島〕

目の前に広がるのは、浦島太郎が亀を助けた場所と言われている無人島の丸山島。干潮の時間だけ砂の道が現れ、歩いて渡れます。

時計やテレビのないこの宿では、太陽の位置と、潮の満ち引きで時間を感じることができます。本来の時間の感覚が取り戻せそう。

そして食事の時間には、宿の名物の「玉手箱」が。
ドキドキしながら箱型のせいろを開けると、白い煙とともに、地元の鮮やかな食材たちが現れます。

画像2: 浦島太郎が見ていた景色 〔URASHIMA VILLAGE(ウラシマ ビレッジ)〕

この宿のユニークなところは、地元の企業11社が共同出資している点。それだけではなく、設計・建設・運営管理・食事・交通・リネンクリーニングなども全て、地元の企業が担っています。
それぞれの得意分野を活かして、地域の経済を循環させる仕組みです。

画像: 〔蓄電池を設置し100%自然エネルギーで運営。太陽光で稼働するバレルサウナも〕

〔蓄電池を設置し100%自然エネルギーで運営。太陽光で稼働するバレルサウナも〕

ところで皆さま、ここには本当にいるんですよ、浦島太郎が。
気になる方は、無人島・丸山島にある「浦島神社」に行ってみて。

画像3: 浦島太郎が見ていた景色 〔URASHIMA VILLAGE(ウラシマ ビレッジ)〕

〔お問い合わせ先〕URASHIMA VILLAGE

住所香川県三豊市詫間町大浜乙171-2
webURASHIMA VILLAGE 公式サイト

大切に育てられたお酢
〔仁尾酢(におす)〕

家の冷蔵庫を開けると、「仁尾酢」と目が合います。
かつて香川に住んでいた友人に「香川の何が恋しい?」と聞くと、返ってきた答えが「仁尾酢」
気になって探しに行ってみると、渋すぎるラベルに惹かれ、即購入。
以来、我が家の定番になりました。

画像1: 大切に育てられたお酢 〔仁尾酢(におす)〕

創業280年以上の老舗「中橋造酢」が、杉樽をつかった昔ながらの製法で作る仁尾酢。
世代を超えて人々の生活に根付き、今も変わらず多くの人に愛され続けています。
しっかりとした酸味とまろやかさが特徴で、どんな料理にもよく合います。

もう1つの人気商品は「フルーツDE酢」
気候に恵まれた三豊産のフルーツを、仁尾酢に漬け込んだ「飲むお酢」です。

画像2: 大切に育てられたお酢 〔仁尾酢(におす)〕

味も濃く、香りも豊か。なんだか疲れたなぁという時に、炭酸水で割って飲むと、気分爽快。
なんとも愛らしいイラストのラベルは、中橋造酢11代目の中橋康一さんと妻の登美子の息子さんが、子どもの頃に描いたものだそう。

画像3: 大切に育てられたお酢 〔仁尾酢(におす)〕

そして、お酢づくりの現場を見学させてもらえることに。
大きな蔵の扉を開けると、とても濃厚なお酢の香りに包まれます。

画像4: 大切に育てられたお酢 〔仁尾酢(におす)〕

蔵には代々受け継がれた樽や道具がたくさん並びます。普通なら博物館に展示されているものが、ここでは現役。

登美子さんはハシゴに登り、丁寧に樽の中をかき混ぜます。
この樽で蒸したお米を発酵させて「もろみ」を作ります。これは2年に1度しか行われない作業。

画像: 上:まず米を蒸して発酵させ「もろみ」を作る。 下:この「もろみ」に酢酸菌を加えて、杉樽で静かに発酵させる。発酵が終わると、微量の塩を加えて熟成を進め、米酢が完成する。

上:まず米を蒸して発酵させ「もろみ」を作る。
下:この「もろみ」に酢酸菌を加えて、杉樽で静かに発酵させる。発酵が終わると、微量の塩を加えて熟成を進め、米酢が完成する。

米の「活発な」発酵と、酢の「静かな」発酵を同時に見ることができた貴重な機会でした。
長い工程を経て、このお酢が完成するのは、約1年後。今から楽しみです。

〔お問い合わせ先〕中橋造酢株式会社

住所香川県三豊市仁尾町仁尾丁944
※蔵と店舗は300mほど離れているのでご注意を。
web米酢「仁尾酢」醸造元 公式サイト

食と団らんを楽しむ宿
〔ku;bel(クーベル)〕

「塩」で魔法をかける料理人のいる宿。
父母ヶ浜の目の前にある、一棟貸しの宿「クーベル」。
高い天井と、温かみのある家具や薪ストーブが迎えてくれる落ち着いた雰囲気。思わず、荷物をストンと下ろして「あぁ、ただいま!」と言いたくなる空間です。

画像1: 食と団らんを楽しむ宿 〔ku;bel(クーベル)〕

クーベルのコンセプトは「食」と「団らん」。
オーナーの浪越(なみこし)さんは三豊出身の料理人でもあり、宿泊者のためにオープンキッチンでコース料理を振る舞ってくれます。
料理を味わい、会話をゆっくりと楽しむ時間。皆さま、足りていますか?

画像2: 食と団らんを楽しむ宿 〔ku;bel(クーベル)〕

料理の味付けにつかうのは、浪越さん自作の塩。なんと父母ヶ浜の「海水」を窯でじっくり煮詰めて手作りしたもの。
不思議なことに、同じ海水でも、満月と新月の日では、味がまるで違うのだという。

画像: 〔父母ヶ浜の海水からできた塩の結晶〕

〔父母ヶ浜の海水からできた塩の結晶〕

満月の塩はあっさりと優しく、新月の塩はしっかりとした味わい。地元の食材を薪火のグリルでじっくりと焼き上げ、塩だけでごちそうに仕上げます。

画像: 〔オーナーで料理人でもある浪越さん〕

〔オーナーで料理人でもある浪越さん〕

「おいしい塩を楽しむためには、海をきれいにするだけではなく、さかのぼって山や水脈も整えることも大切」。そう話す浪越さんは、10年20年先を見据えて、仲間と共に地域と向き合っている。そんなお話をクーベルで聞いてみませんか?

画像3: 食と団らんを楽しむ宿 〔ku;bel(クーベル)〕

〔お問い合わせ先〕ku;bel クーベル

住所香川県三豊市仁尾町仁尾乙165-1
webku;bel 公式サイト

古材と薪ストーブのお店
〔古木里庫(こきりこ)〕

薪ストーブのゆらめく炎をながめながら、自分の理想の暮らしを想像してついニヤリとしてしまう。古材や古道具、薪ストーブを取り扱う「古木里庫」は、自分にしっくりくるものを選ぶ楽しさがある場所です。

画像: 〔写真提供:古木里庫〕

〔写真提供:古木里庫〕

運営するのは、宮大工をルーツに持つ地元の建設会社「菅組(すがぐみ)」。環境への負荷を抑え、地域の風土や生態系に調和した持続可能な建築に取り組んでいます。

その一環として、古い建物を取り壊す時に、処分されてしまう古材や古道具を引き取って、「再び誰かに使ってもらえたら」という想いで、展示・販売しているお店が「古木里庫」です。

画像1: 古材と薪ストーブのお店 〔古木里庫(こきりこ)〕

家の扉や梁などの他、たんすやテーブル、食器や小物などがズラリと並ぶ。貴重な古材を1つ1つ手にとって、その時代ならではのデザインや、風合いを感じることができます。

かつて、どこかで誰かに大切にされていたものが、新たに受け継がれていきます。

画像2: 古材と薪ストーブのお店 〔古木里庫(こきりこ)〕

また薪ストーブのショールームもあります。薪ストーブは木を燃やす時に排出される二酸化炭素の量が、木が成長する過程で吸収した二酸化炭素とほぼ同じで、環境にやさしいと言われている。

画像3: 古材と薪ストーブのお店 〔古木里庫(こきりこ)〕

さらにギャラリーでもある古木里庫では、定期的にワークショップやコンサート、展示会も開催しています。

〔お問い合わせ先〕古木里庫(こきりこ)

住所香川県三豊市仁尾町仁尾乙264
営業時間10:00~17:00
定休日不定休
Instagram@_kokiriko_

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