日本航空 〔徳島支店〕 星野
皆さま、こんにちは。
徳島支店の星野と申します。
春です、球春到来!?いえいえ、ここ徳島では春にんじん到来!!の季節なのです。
春にんじんに、蓮根、鳴門金時と根菜王国徳島県、なかでも春にんじんは生産量日本一、今回は今まさに旬を迎えている春にんじんについてご紹介いたします。
春ですがあたり一面は銀世界!?にんじんロードが眩しい
徳島阿波おどり空港から車で約40分、生産農家さんへ向かう途中、板野町へ入るとあたり一面銀世界と思ってしまうほど、春にんじんを栽培するビニールハウスが視界に入ってきます。板野郡は日本有数の河川、吉野川中下流北岸に位置し、吉野川の豊かな水と肥沃な土壌、瀬戸内の温暖な気候を生かした、春にんじんの一大生産地となっており、その生産量は板野郡だけで徳島県の約8割を占めています。
春にんじんの生産農家さんを訪問
今回取材に応じていただいた河野仁志さん、春にんじんの生産をはじめて25年以上の大ベテランになります。
徳島春にんじんの特徴をお伺いすると、皮が薄く、みずみずしいとのこと。大人の胸くらいまでの高さがあるビニールハウスを利用したハウストンネル栽培は徳島が発祥で、その栽培方法により厳寒期を超えて作っているので甘さが格別だそうです。おすすめの食べ方は、やっぱり生でそのまま味わえるスティックサラダや、薄くスライスしてグリーンサラダの上にのせて食べるのが最高だそうです。また100%にんじんジュースもおすすめだそうで、甘さが十分にあるため、ハチミツや砂糖が不要とのこと、初めて飲む方はその甘さに驚くそうです。
今一番の悩みは資材高騰だそうです。
多くの春にんじん商品を取り扱う「道の駅いたの」
次に訪れたのが多くの春にんじん商品を取り扱っている道の駅いたの。
令和3年4月1日に四国で88か所目となる道の駅としてオープンしました。高松自動車道、板野インターチェンジから3分と立地もよく、足湯もあることから、旅の途中にふらっと立ち寄るのも便利です。
中に入ると、彩よく売り場にびっしり、生のにんじんはもちろん、スナックやスープなどの関連商品も並び、見ているだけでなんだか楽しくなって、あれもこれも購入したくなってしまいます。
珍しいのが道の駅に入るテナントで売られている、「にんじんミックスジュースソフトクリーム」です。3月上旬から4月下旬までの期間限定販売(材料となる春にんじんの入荷次第)。野菜嫌いなお子さまでも食べられるようにと、春にんじんとフルーツなどのペーストを混ぜて作っており、さっぱりとした味になっています。観光地に行くとなぜか食べたくなるソフトクリーム。ぜひご賞味ください。
〔お問い合わせ先〕道の駅いたの
住所 | : | 徳島県板野郡板野町川端字中手崎39-5 |
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電話 | : | 088-612-8817 |
営業時間 | : | 8:30~18:00(特産物直売所)※レストラン・軽飲食は店舗によって異なる |
定休日 | : | なし(年始のみ) |
春にんじんおすすめグルメ
道の駅いたのにはレストランも併設しています。その「恵食堂海と畑」では、春にんじんをふんだんに使用したメニューがいっぱいです。おすすめは「メンチカツ定食」(980円税込)。ごろっと春にんじんが入っていますが、主張しすぎず、噛めば挽肉と春にんじんの甘味の二重奏が口の中に広がります。
もう一品は春にんじんが入った「海鮮と板野野菜のかき揚げうどん(冷し)」です。こちらも春にんじんを揚げることによって甘みが増し、普通のかき揚げよりも旨味が増します。ボリュームもあり、もうお腹かいっぱいです。これで530円(税込)だそうです。SDGsの観点からも板野町産のにんじんを有効に使用し、皆さんに安くて美味しいものをお届けしています。
〔お問い合わせ先〕恵食堂 海と畑 (道の駅いたのに併設)
住所 | : | 徳島県板野郡板野町川端字中手崎39-5 |
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電話 | : | 088-677-9595 |
営業時間 | : | 11:00~20:00(19:30ラストオーダー) |
定休日 | : | なし(年始のみ) |
いかがでしたでしょうか。
もうこれであなたの頭の中は徳島春にんじんに染まっていること間違いないですね。
春にんじんは徳島県から首都圏へ5割、中部圏・関西圏にそれぞれ2割の出荷、皆さまのお手元にもすでに届いているかもしれません。毎年4月12日は「徳島県にんじんの日」です。
徳島にお越しの際は、少し脇道にそれて、春にんじんを巡る旅をしてみてはいかがでしょうか。
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