近年、旅先での新たな移動手段として注目を集めつつあるタイの乗り物「トゥクトゥク」。その魅力は、何と言っても開放感! 窓がないため、目に飛び込んでくるのは「生」の景色です。そして、自然の風を受けながらのドライブは、自動車では味わえない爽快感でいっぱい。また、タイヤが3つの三輪自動車なので、バイクよりも安全性が高く、安心して乗ることができます。
そんなトゥクトゥクに乗って、日本最大級のカルスト台地や大鍾乳洞「秋芳洞」などで知られる“大自然のまち”、山口県・美祢市をめぐる旅をご紹介します。
画像: 日本屈指の大自然をもっと近くで楽しむ!山口県・美祢市でトゥクトゥクドライブ旅

ナビゲーターはJALふるさと応援隊の齋藤さんと森田さん。当日は、心地よい風が吹くトゥクトゥクドライブにぴったりの快晴。

「トゥクトゥクを使っていろいろなスポットをめぐるのは新鮮です。思いっきり楽しみたいです!」と、お二人は満面の笑顔で意気込みを語ってくれました。

※トゥクトゥクはレンタルされたご本人に運転していただきます。本記事では撮影のため特別にスタッフが運転しています
※撮影時のみマスクを外しています

画像: youtu.be

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美祢市を旅するなら、まずは「秋吉台観光交流センター」へ

画像1: 美祢市を旅するなら、まずは「秋吉台観光交流センター」へ

トゥクトゥク旅の始まりは、秋芳洞バスターミナル隣にある「秋吉台観光交流センター」から。こちらは、秋吉台や秋芳洞をはじめとする美祢市内の観光案内や宿泊施設の案内、バス切符の販売を行う美祢市の旅の拠点に最適な施設で、トゥクトゥクのレンタルやレンタサイクルも行っています。

画像2: 美祢市を旅するなら、まずは「秋吉台観光交流センター」へ

今回乗るのは、ピンクとブルーの配色が可愛いトゥクトゥク。乗車定員は、運転手を含む7名です。秋吉台観光交流センターでは、現在、2台のトゥクトゥクがあり、来年の春にはEVのトゥクトゥクが仲間入りするそうです。

画像3: 美祢市を旅するなら、まずは「秋吉台観光交流センター」へ

トゥクトゥクは普通運転免許があれば、どなたでも運転可能です。レンタルには、秋吉台観光交流センターのカウンターで手続きが必要。正面入口から入って右側にはテーブル席があり、そこで詳しい説明を受けます。

そして、センター裏手にある広い駐車スペースで、スタッフ指導のもと運転の練習をしてから出発します。いきなり公道に出ることはないのでご安心を。

画像4: 美祢市を旅するなら、まずは「秋吉台観光交流センター」へ

トゥクトゥクは旅行者自身が運転しますが、今回は撮影のため特別に、美祢市観光協会プランニングディレクターの飯田さんに運転をお願いしました。

手続きが終わったらいよいよ乗車です!

秋吉台観光交流センター

住所山口県美祢市秋芳町秋吉3506-2
電話0837-62-0115
営業時間8:00〜17:00
定休⽇年中無休
webhttps://karusuto.com

360度カルスト台地が見渡せる絶景スポット「秋吉台カルスト展望台」

画像1: 360度カルスト台地が見渡せる絶景スポット「秋吉台カルスト展望台」

トゥクトゥクを走らせることおよそ15分、秋吉台国定公園の中にある円形2階建ての「秋吉台カルスト展望台」に到着です。この展望台は、3億5千万年もの長い時をかけて自然が創り上げた日本最大級のカルスト台地が、360度の大パノラマで堪能できる人気のスポットです。

画像2: 360度カルスト台地が見渡せる絶景スポット「秋吉台カルスト展望台」

1955年に国定公園に、1964年に特別天然記念物に指定された秋吉台は、春夏秋冬まったく異なる景色で迎えてくれるため、展望台には何度足を運んでも飽きることがありません。24時間開いているので、陽が沈む頃に訪れて美しい星空を楽しむのもおすすめです。

画像3: 360度カルスト台地が見渡せる絶景スポット「秋吉台カルスト展望台」

この日の秋吉台は、草紅葉が美しい晩秋ならではの美しさ。空の青さと相まって、いつまでも眺めていたくなる景色でした。春から夏にかけては新緑が、冬には雪景色が、2月に行われる秋吉台に春を呼ぶ風物詩「山焼き」の後は黒く染まった草原が楽しめます。

秋吉台カルスト展望台

住所山口県美祢市秋芳町秋吉台山
電話0837-62-0305(秋吉台観光交流センター)
営業時間24時間
定休⽇なし
入場料無料
webhttps://akiyoshidai-park.com/enjoy/index.html#observatory

秋吉台の情報発信基地で名物グルメを堪能!「Mine秋吉台ジオパークセンター Karstar」

画像1: 秋吉台の情報発信基地で名物グルメを堪能!「Mine秋吉台ジオパークセンター Karstar」

展望台横には、秋吉台ジオパークの情報発信基地、「Mine秋吉台ジオパークセンター Karstar(カルスター)」があります。観光案内カウンターはもちろん、カフェと無料休憩所を併設するため、旅の途中にふらりと立ち寄る観光客が多数。施設名のKarstarは、「Karst(カルスト)」と「Star(星)」を掛け合わせた造語で、「秋吉台の輝く一番星のように、この地のランドマークとして多くの方々にここを目指して来てもらいたい」という願いが込められているそうです。

画像2: 秋吉台の情報発信基地で名物グルメを堪能!「Mine秋吉台ジオパークセンター Karstar」

明るく開放的な施設内は、観光案内パンフレットや秋吉台ジオパーク関連の資料が並ぶ棚、プロジェクションマッピングが投影された秋吉台周辺のジオラマなど、秋吉台ジオパークに関する情報が盛りだくさん。案内所スタッフに声をかければ、気軽に解説してもらえます。ジオガイドツアーの申し込みやレンタサイクルの予約もこちらでどうぞ。

画像3: 秋吉台の情報発信基地で名物グルメを堪能!「Mine秋吉台ジオパークセンター Karstar」

Karstarで一番人気の席は、大きな窓に面したカウンター。壮大な秋吉台を眺めながらゆっくりとくつろげます。

画像4: 秋吉台の情報発信基地で名物グルメを堪能!「Mine秋吉台ジオパークセンター Karstar」

ここでぜひ食したいのが、「高原牛バーガー」(690円・税込)。地元の人気店で焼き上げたモチモチ食感のバンズに挟まれたパテは、秋吉台のカルスト高原の豊かな自然の中で肥育されている「秋吉台高原牛」を使ったもの。具材はレタス、トマトなどとシンプルですが、そのシンプルさが秋吉台高原牛の旨みをより引き立てます。

画像5: 秋吉台の情報発信基地で名物グルメを堪能!「Mine秋吉台ジオパークセンター Karstar」

一口食べると、口の中は肉汁でいっぱいに。なかなかのボリュームがありますが、秋吉台高原牛ならではのやわらかさ、豊かな和牛の風味が食欲をそそり、お二人はあっという間に完食。Karstarの特等席からカルスト台地を眺めながらの食事は、美祢旅の忘れられないシーンのひとつとなりました。

Mine秋吉台ジオパークセンター Karstar(カルスター)

住所山口県美祢市秋芳町秋吉11237-862
電話0837-63-0040
営業時間9:00~17:00
定休⽇年末年始
webhttps://mine-geo.com

認定ジオガイドと一緒にトゥクトゥクでめぐる「秋吉台カルストロード」

画像1: 認定ジオガイドと一緒にトゥクトゥクでめぐる「秋吉台カルストロード」

昼食を終えた後は、「秋吉台ジオガイドツアー」を体験。美祢市の自然を知り尽くした認定ジオガイドと共にトゥクトゥクに乗って「秋吉台カルストロード」へ向かいます。秋吉台を南北に貫くようにつくられた約10km続く道路で、人気のドライブコースとしても知られます。前後左右に広がる広大なカルスト台地を眺めつつ、頬に感じる心地よい風を満喫できるトゥクトゥクドライブは、ほかでは決して味わえない楽しさや感動でいっぱいです。

画像2: 認定ジオガイドと一緒にトゥクトゥクでめぐる「秋吉台カルストロード」

ポイントポイントでトゥクトゥクを停め、認定ジオガイドの解説を聞きます。秋吉台の貴重な地質構造や地形の専門的知識から、歴史、文化、人々の暮らしぶりまで、さまざまな興味深い話が聞けるのは、秋吉台ジオガイドツアーの醍醐味です。

画像3: 認定ジオガイドと一緒にトゥクトゥクでめぐる「秋吉台カルストロード」

ジオガイドおすすめのフォトスポットも教えてもらえるので、お二人は秋吉台をバックに記念撮影。この日は、黄金色の秋吉台に、可愛いトゥクトゥクがよく映えていました。

自然が創り上げた芸術品が堪能できる日本屈指の大鍾乳洞「秋芳洞」

画像1: 自然が創り上げた芸術品が堪能できる日本屈指の大鍾乳洞「秋芳洞」

壮大な秋吉台を満喫した後は、3億5千年の時をかけて自然が創り出した芸術品、日本屈指の大鍾乳洞「秋芳洞(あきよしどう)」へ。一年を通して約17℃と夏は涼しく、冬は暖かい洞内の観光コースは約1kmで、その間は見どころが満載。特に、秋芳洞のシンボルともいえる「黄金柱」は、その大きさに圧倒されます。

画像2: 自然が創り上げた芸術品が堪能できる日本屈指の大鍾乳洞「秋芳洞」

棚田のような景観が楽しめるのは「百枚皿」。流れ出る水が波紋の形に固まったもので、その様子がたくさんの皿を並べたように見えることからその名前が付けられたそうです。名前には「百枚」とありますが、実際には500以上あるのだとか。

画像3: 自然が創り上げた芸術品が堪能できる日本屈指の大鍾乳洞「秋芳洞」

取材時は、秋芳洞黒谷入口から入洞し、秋芳洞正面入口へと抜けました。秋芳洞正面入口には、透き通ったブルーの泉があり、こちらは人気のフォトスポットとなっています。

秋芳洞(あきよしどう)

住所山口県美祢市秋芳町秋吉3449-1
電話0837-62-0018(秋芳洞案内所)
営業時間3月〜11月 8:30〜18:30(受付17:30まで)
12月〜2月 8:30〜17:30(受付16:30まで)
※黒谷入口 ・エレベーター入口からの入洞は16:30まで
定休⽇なし
所要時間約60分
入場料大人1,300円、小人700円
webhttps://akiyoshidai-park.com/spot/akiyoshi-do.html

神秘的なコバルトブルーは一見の価値あり!「別府弁天池」

画像: 神秘的なコバルトブルーは一見の価値あり!「別府弁天池」

美祢市にはもうひとつ、必ず足を運びたい観光スポットがあります。それは、「日本名水百選」にも選ばれた「別府弁天池(べっぷべんてんいけ)」です。秋吉台の西の麓に鎮座する「別府厳島神社」の境内に広がるこの池は、コバルトブルーに透き通る美しい水が湧く神秘の池と知られ、1年を通じて多くの観光客が訪れます。

昔から「1杯飲めば1年、2杯飲めば2年長生き」と長寿財宝を授かるといわれる池で、パワースポットとしても知られます。隣接する「別府会館」や「名水特産品直売所」では、この湧水で養殖したマスを使ったグルメも楽しめます。

別府弁天池(べっぷべんてんいけ)

住所山口県美祢市 秋芳町別府
電話0837-62-0305(美祢市観光商工部観光政策課)
webhttps://karusuto.com/spot/beppubentenike/

「トゥクトゥクだと自然が間近に感じられるから、秋吉台と相性がいいのですね! 本当に楽しかった!」「秋吉台も秋芳洞も迫力満点。美祢市は自然の宝庫だね!」と楽しそうに1日を振り返る二人。秋吉台、秋吉台高原牛バーガー、秋芳洞といった美祢市ならではの魅力をトゥクトゥクでめぐったことで、より色濃い思い出となった様子です。

移動時間もアクティビティが楽しめるトゥクトゥクドライブ旅、いかがでしたか? ちょっとした非日常体験を取り入れることで、旅の特別感はますます高まります。山口県美祢市を旅する際には、ぜひトゥクトゥクに乗ってみてください。きっと忘れられない旅になるはず。

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