視界一面に広がる大草原と、真っ青な空を流れる白い雲。東アジアの北部に広がるモンゴルは、思わず息を呑むような雄大な風景に出合える場所です。今回は、草原の絶景をめぐるモンゴルの旅をご紹介します。

“遊牧民”気分で過ごす絶景リゾート「テレルジ国立公園」

画像1: “遊牧民”気分で過ごす絶景リゾート「テレルジ国立公園」

馬の背に揺られて、大自然を旅する・・・。モンゴルという国の名から“遊牧民”をイメージする人は多いはず。憧れの“遊牧民”気分を味わうなら、モンゴルの首都・ウランバートルから車で1時間30分〜2時間ほどの「テレルジ国立公園」がおすすめです。1990年代に国立公園となったこの一帯は、首都・ウランバートルからアクセスしやすい絶景のリゾート地。草原と火山帯が織りなすパノラマを楽しめる場所です。

画像2: “遊牧民”気分で過ごす絶景リゾート「テレルジ国立公園」

標高1,600mほどの高原地帯に位置し、山々と森、そして草原に囲まれた「テレルジ国立公園」。この場所を訪れる醍醐味といえば、なんといっても乗馬トレッキングです。日本で初心者向けの「乗馬体験」というと馬場内での引き馬などが一般的ですが、さすがに“遊牧民”の本場・モンゴル。レクチャーを受ければビギナーでも、本格的な乗馬を楽しむことができるのです。さらに「テレンジ国立公園」周辺には、伝統的なゲルが立ち並ぶツーリストキャンプも多数。熟練のガイドとともに草原で乗馬を楽しんだり、ゲルで一夜を過ごしたり、満天の星を眺めたり……。「テレンジ国立公園」では、モンゴルだからこそ楽しめる“遊牧民”気分の旅のひとときが待っています。

画像3: “遊牧民”気分で過ごす絶景リゾート「テレルジ国立公園」

見渡す限りの大草原を楽しむツーリストキャンプ「ウンドゥルドブ」

画像: 見渡す限りの大草原を楽しむツーリストキャンプ「ウンドゥルドブ」

首都・ウランバートルを起点に“遊牧民”気分を味わうなら、「ボクド山国立公園」内に広がるツーリストキャンプ「ウンドゥルドブ」もおすすめです。ウランバートルから車で1時間半ほどの距離に位置する「ウンドゥルドブ」周辺には見渡す限りの大草原が広がり「これぞ、モンゴル!」と言いたくなるようなパノラマを楽しめます。ゲルが立ち並ぶツーリストキャンプでは、もちろん乗馬トレッキングも体験可能。小高い丘から見渡す草原のパノラマや、遊牧民のゲルを訪れて楽しむ伝統文化とのふれあいなど、多彩な楽しみが待ち受けています。火山帯に位置する「テレンジ国立公園」とはひと味違った草原の絶景を、ゆっくりと楽しんでください。

大草原に点在する文化遺産をめぐる「オルホン渓谷の文化的景観」

画像: 大草原に点在する文化遺産をめぐる「オルホン渓谷の文化的景観」

首都・ウランバートルから西におよそ360㎞。モンゴル中央部のオルホン川の両岸に広がるのが、2004年に世界遺産(文化遺産)に登録された「オルホン渓谷の文化的景観」です。肥沃な大地に恵まれたオルホン渓谷一帯は、悠久の昔からさまざまな遊牧民族が暮らし、文化を育んできた場所。川と草原が織りなす絶景の大地を旅すれば、時代の流れとともに築かれてきた多彩な遺跡や歴史遺産に出合うことができます。

画像: オルホン碑文

オルホン碑文

8世紀初頭にテュルク系遊牧民・突厥(とっけつ)のビルゲ・カガンによって造られた「オルホン碑文」、8世紀のウイグル帝国の王宮跡といわれる「カル・バルガス遺跡」、13世紀〜14世紀にユーラシア大陸を席巻したモンゴル帝国の都・カラコルムの遺跡、モンゴル初の仏教僧院「エルデネ・ゾー僧院」……など、草原に点在する歴史遺産は実に多彩です。2000年以上に亘って連綿と積み重ねられてきた遊牧民文化の足跡と、いつの時代も変わらない雄大な自然。その両方を五感で感じられるのが「オルホン渓谷の文化的景観」の大きな魅力です。

文化と歴史が息づく首都「ウランバートル」

画像: 文化と歴史が息づく首都「ウランバートル」

モンゴルの旅の起点となる首都・ウランバートル。同国の政治・文化・経済の中心地として発展し、130万人以上の人口を擁するこの都市にも、多彩な見どころが揃っています。

画像: スフタバータル広場

スフタバータル広場

例えば、ウランバートル市の南に位置する小高い丘「ザイサンの丘」は、市内を一望するビュースポット。丘の頂にはモンゴルと旧ソ連の友好を示すモザイク画があり、社会主義時代の名残を感じさせます。また、ウランバートル市中心部に広がる「スフバータル広場」も、この街のランドマークのひとつ。モンゴル独立の英雄の名を冠したこの広場周辺にはチンギス・ハーンの銅像のほか、「政府宮殿」や「モンゴル国立オペラ劇場」、「ウランバートル中央郵便局」などの名所がずらりと立ち並び、多くの観光客が訪れています。このほか、モンゴルにおけるチベット仏教の総本山「ガンダン寺」や19世紀に建築された木組みの宮殿で現在は博物館として利用される「ボグド・ハーン宮殿博物館」なども、訪れておきたい観光名所です。

モンゴルに息づく文化や歴史を肌で感じられる首都・ウランバートル。この都市で過ごす時間は、草原の絶景をめぐる旅を、より深く印象づけてくれるはずです。

ひとことコメント

遊牧民になった気分で草原を駆け抜ける……。そんな旅を楽しむなら、気候が温暖で、草原が青々と輝く夏がベストシーズン。特に天候の安定する7月〜8月がおすすめです。モンゴルは陽射しが強く、1日の寒暖差も大きいので、状況によって脱ぎ着のできる服装で訪れてください!

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