この記事では、首都・デリーを拠点に世界遺産を巡る0泊3日の“弾丸旅行”をご提案。金曜夜に出発し、日曜に帰国するといった“週末インド旅”が叶います。旅の充実度もタイパも抜群で、得られる刺激は計り知れません。
さらに、衛生面や旅行中に気をつけるべきポイントなどインド旅の前に知っておきたい情報もあわせてご紹介します。
インド・デリー周辺のモデルコースマップ
有休不要!JAL直行便で行く 0泊3日の週末インド旅
2026年1月17日に就航したJALの成田‐デリー便を活用すれば、金曜夜20時台に日本を出発し、日曜15時台には帰国する「0泊3日のインド弾丸旅行」が実現可能です。機内泊をうまく利用して、土曜日に丸一日観光します。
有給休暇を1日も使わずに週末だけで異国の熱気に触れられるこのプランは、限られた時間で最大の刺激を得たい旅行好きや、タイパを追求したい人におすすめ。非日常な濃い週末を過ごせるモデルコースをご紹介します。

3:00 デリーに到着

iStock/stellalevi
デリーのインディラ・ガンディー国際空港の国際線ターミナル3に到着するのは午前3時。限られた滞在時間を最大限に活用するカギは専用車の1日チャーターにあります。土曜日をまるごと観光に充てるため、移動時間を活用して仮眠を取り、世界遺産巡りに備えるのが賢い選択。チャーター車であれば、観光中も待っていてくれるので、時間を気にせず好きなスポットを巡れます。
日本の観光会社のチャーター付きプランや、現地の日本人向け観光会社のプラン、旅行系のアプリから探す「デリー1日観光チャーター」など、方法はさまざま。その際、日本人の口コミがあるかなどを参考にしつつ、会社を選びましょう。
インドの主要道路は比較的整備が進んでいますが、エリアや時間帯によっては激しい渋滞に巻き込まれることも珍しくありません。また現地の運転は荒いことが多く、道路の至る所に速度抑制のためのスピードバンプ(段差)が設置されているため、車内では予期せぬ揺れや衝撃が発生します。乗り物酔いが心配な人は酔い止めを、腰痛持ちの人はクッションを用意するなど乗車時の体勢に注意を払い、万全のコンディションで挑みましょう。
8:00 実物の大きさに圧倒! 世界遺産「タージ・マハル」

インド観光では外せないスポットである世界遺産「Taj Mahal(タージ・マハル)」。究極の左右対称美を誇る建築物で、ムガル帝国皇帝シャージャハーンが亡き妃のために築いた総白大理石の墓廟です。
タージ・マハルのあるアグラまでは空港から車で4時間ほどかかります。日の出とともに開門するため、時期によって時間が変わり、2月は7時頃にその門が開かれます。

昼に近づくにつれ人出がどんどん増えるので、朝早いうちに入場するのがポイント。11〜2月頃は深い朝霧が発生しやすく、幻想的な雰囲気を楽しめます。ゆっくりと全体を観光したい場合は約2時間が所要時間の目安です。

入場時の手荷物検査は厳格で、飲食物(お水のみ持ち込み可)や自撮り棒、三脚などは持ち込み禁止。該当のものは大きな荷物がある場合は、入り口横にクロークがあるのでそちらに預けましょう。車をチャーターする場合は、貴重品以外の大きな荷物を車に置いて出かけるのも一案です。
なお、トイレは有料なのが注意すべきポイント。使用するのに小銭が必要なので、事前に両替所などに立ち寄って小さめの金額のお札をもらい、空港内や道中のお店で崩しておくのが良いでしょう。
また、駐車場から入場ゲート間の移動中に「私は政府公認のガイドだ」や、「入口は非常に混雑しており、私が横から入場させてあげる」などと身分証を見せながら近づいてくる人もいます。詐欺の可能性があるため、注意しましょう。
両替のときに使えるフレーズは後述しています。

iStock/etc fotos
観光の後は、周辺のショップでアグラ伝統の大理石に彫刻を施した象嵌(ぞうがん)細工をチェック。タージ・マハルと同じ技法で作られた美しいコースターなどの小物は、旅の思い出を象徴する最高のギフトになります。ただし日本語で話しかけてきたり、親しげに近寄ってきたりする人には注意。ここでもぼったくりや詐欺の可能性があるので、警戒しましょう。
Taj Mahal
| 住所 | : | Dharmapuri, Forest Colony, Tajganj, Agra, Uttar Pradesh 282001, India |
|---|---|---|
| 営業時間 | : | 日の出30分前〜日の入り30分前 |
| web | : | Taj Mahal 公式サイト(外国語サイト) |
11:00 タージ・マハルの余韻に浸りつつ「Chia Taj View Cafe」で休憩

タージ・マハルの圧倒的な余韻に浸りながら、タージ・マハル東門(Taj East Gate)から徒歩4分の「Chia Taj View Cafe(チア・タジ・ビュー・カフェ)」で一息つきましょう。このカフェの最大の魅力は、屋上からタージ・マハルを望める贅沢なロケーション。先ほどまで間近で見ていた荘厳な墓廟を遠景に眺めつつ、ゆったりと過ごせます。

飲み物だけでもいいですが、せっかくインドに来たならカレーの食べ比べも。こちらのお店は日本人でも食べやすいマイルドなカレーを提供しており、複数人でシェアして食べられます。スパイスの刺激が強すぎず、弾丸旅行で休息が必要な胃腸にも優しい味わいです。スタッフがフレンドリーなのも嬉しい。3食カレーを食べる現地のライフスタイルを体験するように、軽食にカレーを味わうのはいかがですか?
絶景、美食、そして人の温かさ。タイトなスケジュールの合間に、心身ともにエネルギーをリチャージできる、居心地の良いスポットです。
ちなみにチャーターしている運転手には、「◯時頃にカフェの入り口で」と再集合の場所と時間を伝えておくとスムーズ。運転手はその時間に自分で食事をしたりするので、こちらが食事を提供する必要はありません。
Chia Taj View Cafe
| 住所 | : | Hotel Shanti lodge Rooftop Chowk Kagziyan, Tajganj, Agra, Uttar Pradesh 282001, India |
|---|---|---|
| 営業時間 | : | 8:00〜22:00 |
| : | @chaiatajviewcafe |
12:00 「Maya Restaurant」で本場のインドカレーに舌鼓

ランチは、タージ・マハルの出入り口から1kmほどのところにある、現地でもおいしいと評判の名店「Maya Restaurant(マヤ・レストラン)」へ。車でも徒歩でも移動可能ですが、渋滞する可能性が高いので徒歩がおすすめ。大通りを通るため、アグラの町を安全に散歩しながらアクセスできます。

観光客向けにも整えられた清潔感のある空間が特徴で、初めてのインド旅でも安心して足を踏み入れられるレストランです。

インド旅行で多くの人が懸念する衛生面ですが、お店の清潔さはひとつのバロメーター。可能な限り火の通ったものを食べることが旅行を楽しむ秘訣です。このお店で提供されるカレーは、本場のスパイスを使った風味の奥深さを感じさせつつも、過度な刺激や油っぽさを抑えた上品な仕上がり。熱々のナンと共に、インド料理の醍醐味を存分に堪能できます。

写真右側は「ロティ」
ナン以外にもインドにはさまざまな種類のパンがあります。日本ではあまり口にしない平らなミルフィーユ状のパンの「パラタ」やラグビーボール大の揚げパン(中は空洞で意外と軽い)「プーリー」、油っこくなく食べやすい薄いパンの「ロティ」などと一緒にカレーを楽しむのもおすすめ。
洗練されたサービスと安心のクオリティで、午後の観光に向けたエネルギーをしっかりとチャージしましょう。
Maya Restaurant
| 住所 | : | 18/184, Fatehabad Rd, Purani Mandi, Tajganj, Agra, Uttar Pradesh 282001, India |
|---|---|---|
| 営業時間 | : | 7:00〜23:00 |
| web | : | Maya Hotel & Restaurant 公式サイト(外国語サイト) |
13:00 世界遺産「アグラ城塞」の迫力を感じる

タージ・マハルから約2kmの距離に位置する「Agra Fort(アグラ城塞)」は、ムガル帝国全盛期を象徴する堅牢な城塞です。赤い砂岩で築かれた圧倒的な外観から“赤い城(ラール・キラー)”とも呼ばれ、広大な敷地内には繊細な彫刻が施された宮殿が点在しています。

囚われの塔
特に、タージ・マハルを建立したシャージャハーンが幽閉され、遠く亡き妻の墓を眺めて過ごしたとされる「囚われの塔」からの景色は必見です。
敷地内にはいくつかの建築物があり、何カ所か巡る場合は、野生のサルに遭遇することも。食べ物を見せると寄ってくることがあるため、荷物はしっかり閉めておきましょう。また城内はかなり広く、歩くため、こまめな水分補給も忘れずに。

アグラ城外の路上
城外では家畜のヤギやウシも頻繁に目にするので、野生のサルと同じように対策しましょう。

お土産にはアグラ名物の伝統菓子「ペタ」がおすすめ。冬瓜を砂糖漬けにした素朴な甘さのお菓子で、地元の人々にも愛されています。アグラの菓子店では、必ず手に入るといっても過言ではないほどで、アグラ城塞近くでも簡単に購入が可能です。
Agra Fort
| 住所 | : | Agra Fort, Rakabganj, Agra, Uttar Pradesh 282003, India |
|---|---|---|
| 営業時間 | : | 日の出〜日の入り(6:00〜18:00頃) |
| web | : | Agra Fort 公式サイト(外国語サイト) |
15:00 “幻のゴーストタウン”と呼ばれる世界遺産「ファテープル・シークリー」

アグラ城塞から西へ約40km、車で1時間ほど足を延ばした場所に位置するのが、ムガル帝国第3代皇帝アクバルが築いた“勝利の都”「Fatehpur Sikri(ファテープル・シークリー)」です。

遷都からわずか14年で水不足により放棄されたため“幻のゴーストタウン”とも呼ばれますが、赤砂岩で統一された壮麗な建築群は400年以上経った今も鮮やかに保存されています。

ブランド・ダルワザ

サリーム・チシュティー廟
見どころは、高さ約54mを誇るアジア最大級の勝利の門「ブランド・ダルワザ」と、中庭に白く輝く「サリーム・チシュティー廟」です。この廟は、糸を結んで願い事をすると叶うという伝説があり、今も多くの参拝者が訪れる聖域となっています。
神聖な場所に入る際は靴を脱ぐ必要があるため、屋外も靴下で歩き回ることになりますが、特に4月5月の夏場は地面が熱くなっており、やけどの可能性もあるため、注意が必要です。替えの靴下や雨天時のために足を拭くタオルを準備しておきましょう。
このエリアは非常に熱心な物売りや「自称」ガイドが多いことでも有名。限られた時間を満喫するためにも、不要な場合は毅然とした態度で「ノー」と伝えましょう。かなりしつこく勧誘や売りつけをしてくる人もいますが、耳を貸さずに無視をして目的地に向かうことが大切です。不安を煽るようなことも言われることがありますが、その場合は敷地内の正式な係員や守衛に確認するようにし、自分のペースを守ってこの幻想的な廃都の美しさを堪能してください。
Fatehpur Sikri
| 住所 | : | Fatehpur Sikri, Agra, Uttar Pradesh, India |
|---|---|---|
| 営業時間 | : | 日の出〜日の入り(6:00〜18:00頃) |
| web | : | Fatehpur Sikri 公式サイト(外国語サイト) |
立ち寄りスポット:「Badlav Chai Point」で小腹満たし

デリーに戻る前、時間がある場合に絶好の休憩スポットが「Badlav Chai Point(バドラブ・チャイ・ポイント)」です。

ここはコーヒーチェーンならぬチャイチェーンとしてインド全土で展開されており、清潔感のある空間で本場のチャイをリーズナブルに楽しむことができます。

マヨネーズとオレガノがかかったマギー。お店によってアレンジはさまざま
ドリンクだけでなく、軽食メニューが充実しているのも嬉しいポイント。パスタやラップサンドといったメニューに加え、インドらしいフードが、インドで国民的人気を誇るインスタントヌードル「Maggi(マギー)」で作った汁麺です。シンプルで食べやすいものからスパイシーで中毒性のあるものまで、多彩なアレンジを楽しめるインドのソウルフード。作る人によっても食感や具材が異なって、どこで食べても飽きません。
0泊3日の弾丸旅行では、現地で愛されるカジュアルな味でサクッと手軽にエネルギー補給するのも楽しい旅のコツ。その土地の日常を垣間見られるのも醍醐味です。
Badlav Chai Point Rajasthan
| 住所 | : | In front of M.S.J Collage, Anirudh Nagar, Bharatpur, Rajasthan 321001, India |
|---|---|---|
| 営業時間 | : | 10:00〜22:00 |
| : | @badlavchaipoint |
21:00 デリーのレストラン「Social」でディナー

弾丸旅行の締めくくりを飾るディナーは、デリーの若者や感度の高い旅行者に絶大な人気を誇るレストラン&バー「ソーシャル(Social)」へ。ひとつ前のカフェからは車で4~5時間ほどかかります。
ここは、従来のインドのイメージを覆すようなモダンでスタイリッシュな空間が広がる近年人気のスポットです。

特筆すべきは、そのバラエティ豊かなメニュー構成。本格的なインド風のおつまみやカレーはもちろん、ピザやサンドイッチ、さらにはパンケーキといった洋食メニューも充実しています。最後の食事はインド料理以外の味で落ち着きたいという人にも、最後までインドらしい食事を追求したい人にも最適です。

さらに、おしゃれなカクテルやお酒も楽しめるため、1日の冒険を振り返りながら乾杯するのにこれ以上ない場所といえるでしょう。
清潔感があり活気あふれるこの場所は、まさに今のインドの勢いを象徴するスポット。空港へ向かう前に洗練された空間で心ゆくまで旅の余韻を味わってください。
空港到着前後に時間がある場合は、近くの「Aerocity(エアロシティ)」で過ごすのもおすすめです。ショッピングアーケードが併設されており、夜でも安心して時間潰しできるスポットです。
Connaught Place Social
| 住所 | : | First Floor, The Colonnade, Plot No 5, Middle Cir, Block B, Connaught Place, New Delhi, Delhi 110001, India |
|---|---|---|
| 営業時間 | : | 11:00〜翌1:00 |
| web | : | Social 公式サイト(外国語サイト) |
| : | @socialoffline |
0:30 空港でお土産探し
ディナーを終え、いよいよ旅の終着点であるインディラ・ガンディー国際空港へ。空港の旅客ターミナルへの立ち入り、およびチェックインできるのは出発4時間前です。保安検査を通過したあとは、朝4時発のフライトに向け、出発エリアでお土産探しのラストスパート。このエリアは24時間営業で深夜でも明るく、人が集まっています。

iStock/olli0815
ターミナル3の制限エリア(保安検査場の先のエリア)内には、インドを代表する高品質なフレグランスブランド「Forest Essentials(フォレスト・エッセンシャルズ)」などの高級アーユルヴェーダ化粧品や、インド政府御用達のティーブランド「SAN-CHA (サンチャ)」、色鮮やかな雑貨が並ぶショップが充実しています。香りの良い石鹸やオイル、パッケージも美しい紅茶はお土産にもおすすめ。
また空港ラウンジや、カフェでのんびりすると、搭乗までの時間を快適に過ごせます。旅の思い出に浸りながら、戦利品を整理しつつ、機内で深い眠りにつくための準備を整えましょう。24時間営業のフードコートもありますが、深夜の時間帯には閉まっていることもあるため、早めの利用を推奨します。
※チェックインできるのは、出発の4時間前からです。
インド旅行で知っておきたいポイント&注意点
インド旅行では、事前の備えが明暗を分けます。ビザ申請や最新の入国ルール、体調管理の秘訣からトラブル回避術まで、安全で快適な旅を実現するために不可欠な重要情報をまとめました。
入国には「観光ビザ」と「電子入国カード」が必要
インド入国には、滞在日数に関わらず必ずビザが必要です。この記事でご紹介した0泊3日の旅では、事前にオンラインで取得できるETA / e-VISAの申請を強くおすすめします。渡航の4日前までの申請が推奨されており、一度取得すれば、一般的に入国審査がスムーズに進みます。空港到着後に申請するビザオンアライバル(VOA)も選択肢にありますが、窓口の混雑状況によっては貴重な滞在時間が削られてしまうリスクがあるため、事前準備が賢明です。
また、2025年10月1日より新たに電子入国カード(e-Arrival Card)が導入されました。事前にオンラインで申請を済ませておけば、機内で慌てて記入する必要がなく、よりスマートに入国ゲートを通過できます。なお、申請画面は紙で印刷して持参するのがベターです。空港のWi-Fiが繋がらないケースもあり、スマホの画面を見せるのに時間がかかる可能性があるので、紙で印刷しておくと安心です。
限られた時間を1分も無駄にしたくない弾丸旅行では、オンラインでできる事前準備は必須のミッション。不備がないよう余裕を持って手続きを済ませ、万全の状態でインドへ出発しましょう。
事前のオンラインビザ(ETA / e-VISA)システム(外国語サイト)
https://indianvisaonline.gov.in/evisa/tvoa.html
インド観光ビザ申請方法について
https://www.jal.co.jp/jp/ja/info/2022/inter/220513/
食事は衛生面に気を付ける

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インド旅を楽しむ最大のカギは、徹底した体調管理。最も注意すべきは水です。水道水は決して飲まず、ミネラルウォーターを購入してください。その際、一度開封されたものが再利用されていないか、ボトルの蓋が未開封の状態で密閉されているかを確認する習慣をつけましょう。
また、水だけでなく、ペットボトルのジュースやソフトドリンクなどでも確認するようにしましょう。より慎重を期すなら、レストランで提供される無料の水や、ジュースに入っている氷も避けるのがベターです。
食事に関しては、火の通っていない生ものや生野菜(キャベツ、付け合わせのミントなど)、半熟の卵などは避けるのが基本です。活気ある屋台の食べ物は魅力的ですが、衛生面が心配な人は無理に挑戦せず、清潔なレストランを選びましょう。
そのほか、現地のトイレには基本的にトイレットペーパーが備え付けられていません。除菌用のウェットティッシュとトイレットペーパーの持参は必須です。使用後は、個室に設置されているゴミ箱に捨てるようにし、基本的にトイレットペーパーは流せないと思っておいた方が良いでしょう。
食を楽しむために、食事前の手洗いはもちろん、不測の事態にも備えておくことで、安心感を得られます。
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単独行動・夜間の出歩きは避ける

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インドの活気は大変魅力的ですが、トラブルを回避するための警戒心は常に高く保ちましょう。特に単独行動は避け、信頼できるツアーや日本から手配した専用車を利用するのが鉄則です。夜間は複数人であっても、女性だけでの外出は控えてください。
街中では「無料ガイドをする」「今日は寺院が閉まっている」といった親切を装う声かけに注意が必要です。これらは宝石店や政府公式を騙るショップへ強引に連れて行くための常套手段。特にタージ・マハルなどのあるアグラ周辺では、クレジットカードを悪用した宝石詐欺や、睡眠薬入りの飲食物を勧める強盗の被害も報告されています。タクシー運転手が勧める店には絶対に行かず、見知らぬ人からの貰いものは口にしないようにしましょう。

ほかにも、無料を謳うガイド詐欺、空港から街へのシャトルバス詐欺、さらにはお祈りのための布や花を法外な値段で売りつけたり、預けた靴に料金を請求したりする詐欺、両替所で不当な取引を強いられるなど、手口は多岐にわたります。少しでも怪しいと感じたら、心苦しくても無視をして、取り合わずに立ち去る勇気が、安全に旅を完走するためには重要です。
空港で声をかけてくるタクシーには乗車しない

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深夜や早朝にインディラ・ガンディー国際空港へ到着すると、ロビーで言葉巧みに声をかけてくるタクシーの客引きに遭遇しますが、これらはすべて無視してください。空港周辺では白タクなどの違法なタクシーが横行しており、乗車してしまうと悪質な旅行会社へ連れて行かれ、高額なツアー費用を不当に請求されるといったトラブルに巻き込まれるリスクが非常に高いためです。
タクシーを使う必要がある場合、安全を確保するためには、空港指定のタクシー乗り場を利用するか、配車アプリのUberかOlaを活用するのが賢明です。ただ、UberやOlaのドライバーが勝手にキャンセルして、下車する際に法外な料金を請求することもあるため、慣れていない場合には、空港指定のタクシー乗り場が最も安心です。
0泊3日という限られた時間を最大限に活用する弾丸旅行において、最も安心でスムーズな選択肢は、日本にいる間に事前に専用車をチャーターしておくことです。事前予約の際は、長距離移動でも疲れにくいセダンやSUVなどの車種を指定し、ドライバーとの待ち合わせ場所や方法を明確にしておきましょう。
また、あとからトラブルにならないよう、高速代や駐車場代、深夜・長距離移動に伴うドライバー手当などの追加料金が含まれているかを事前に確認しておくことが、快適な旅を実現するための重要なポイントです。インドでは、LINEのようなチャットツールとしてWhatsAppが主流です。運転手とは、WhatsAppで連絡を取り合えるように準備しておくとタイムリーな情報共有が可能です。
インドルピーの国外への持ち出しは原則禁止されている

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インドでは、法律でインドルピーの国外への持ち出しが原則禁止されています。そのため、現金を使う際は、あらかじめ予算を決めて計画的に使い切れるようにするのがおすすめです。また、先述したようにトイレを利用する際は小銭が必要なシーンが出てきます。両替の際に「Small bills, please(少額の紙幣をください)」や「Exchange this for a 10 rupee note, please(10ルピー札と交換してください)」などと端的に伝えるのもポイントです。ただし、両替だけは嫌がられることもあるため、コンビニで飲料水を買うついでに交渉するのも一手です。
また、両替所では、必ず両替証明書(レシート)をもらうようにしてください。余ったルピーを日本円に両替する際に提示が求められます。
なお、出国前に空港で両替をするケースもあるかもしれませんが、インドルピーの両替手数料は、他国の通貨と比較するとは高めな傾向。手数料も加味して旅の予算を計算することをおすすめします。
野良犬を見かけても触らない
インドでは街中の至る所で野良犬が生活していて、空港を出てすぐに見かけることもあります。一見、大人しく人慣れしているようなので、触れてしまいそうになるかもしれませんが、噛みついてくる可能性もあります。狂犬病のリスクもあるので、触れないように注意してください。
電子タバコ・加熱式タバコの持ち込みは禁止されている
愛煙家が特に注意すべきなのが、インド国内における電子タバコおよび加熱式タバコの厳格な規制です。インドでは2019年から電子タバコ禁止法(PECA)が施行されており、製造や販売だけでなく、国外からの持ち込み、携行、保管、さらには国外への持ち出しまでもが法律で全面的に禁じられています。
たとえ個人で利用する目的であっても、入国時の税関検査や空港内での所持が発覚した場合、没収だけでなく、高額な罰金や拘束といった厳しい処罰の対象となる可能性があります。この規制は外国人観光客も例外ではなく、2026年現在も非常に厳しく運用されています。
「旅行中の数日だけなら」「加熱式なら大丈夫だろう」という安易な判断は、せっかくの旅を台無しにする大きなリスクになりかねません。普段これらを利用している人は、インド渡航時には持参を避け、紙巻きタバコ(こちらは現地調達や、規定量までの持ち込みが可能)で代用するなど、現地の法律を遵守した対策を必ず講じてください。
「冬」もある!出発前に気候をチェック

インド北部の冬の光景
インドは一年中暑いというイメージがあるかもしれませんが、北部のデリーでは日本の四季のように寒暖差を感じる季節があります。冬場の平均最高気温は約21度で、最低気温は約7度。特に朝晩は想像以上に冷え込むため、コートまでは不要ですが、暖かいジャケットくらいは用意しましょう。
一方夏場は、最高気温が40度を超え、湿度が非常に高い酷暑となり、屋外を歩くだけでも体力を激しく消耗します。出かける前にネットで天気予報を調べましょう。
一生の記憶に残る、満足度の高い弾丸インド旅を
0泊3日の旅は、短期間とは思えないほど濃厚な記憶と達成感が残るはず。徹底した準備と警戒心を忘れず、インドのエネルギッシュな雰囲気を全身で楽しんでください。
インド弾丸旅の詳細は以下をチェック!
https://www.jal.co.jp/jp/ja/inter/route/nrtdel/
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