日本航空〔客室乗務員〕 佐藤
皆さま、現役客室乗務員で構成されたチアダンスチーム“JAL JETS”をご存知でしょうか?今回は、空飛ぶチアリーダーをご紹介させてください。
JAL JETSは今から37年前に日本航空文体部として結成された長い歴史と伝統のあるチームです。現在は20名の現役客室乗務員が所属し「日本を元気に!世界を笑顔に!」をモットーに日々地道な努力を重ねています。年に4回プロのコーチをお迎えし合同練習を行う他、普段はフライトの合間を縫って自主練習に励んでいます。地方自治体や他企業さま主催のイベントにおけるチアダンスパフォーマンス、制服着用でのPR活動、社内イベントやJALWINGS(JALラグビー部)の試合応援、公式TikTokの出演など、多岐にわたり活動させていただいています。
今年度のJETSは、燃えています
今年度のJETSの目標は「心を燃やせ!“らしさ”を爆発させるJETS〔空飛ぶチアリーダーとして、何が正しいかで判断する〕」です。見てくださる全ての方が「明日からまた頑張ろう!」と思わず元気づけられるような、心に響く“本気のチア”を目指し、切磋琢磨しております。6年間JETSに所属している私(佐藤)は「JAL JETSは情熱家集団」だと思っています。大人になって、心からアツくなれる場所があることは本当に幸せなことだと思います。
この大好きなチームで年度末である3月31日にいったいどんな景色が見たいのか、意見を出し合いながら、言いにくいことも含めて「本音でぶつかる」マインドと泥臭い基礎練習を何より大切にしています。
JAL JETSの1st Challenge
2023年8月6日にはJCDA Cheer Dance Festival in イクスピアリに、20名総出で出場いたしました。フライトが完全に戻ってきた中で、スケジュールを合わせお休みの日をチアに捧げたこの夏は想像を絶するほどの過酷さでしたが、もうダメだと思った時こそ「仲間がいるから、まだ頑張れる」を合言葉に、一人一人へこたれない意思を持って、みんなで壁を乗り越えてきました。
本番当日は、誰1人穴を空けることなくメンバー全員で舞台に立てた幸せと、支えてくださった周りの方への感謝の気持ちを噛み締めつつ、チアの原点である「応援で人を元気にする」を心の真ん中に置いて踊り切ることができました。
踊り終わったあとの清々しさや誇らしさ、「感動と元気をありがとう」の言葉はチームの宝だと感じました。当日お越しいただいた方も、後ほど動画をご覧になった方も「明日から頑張ろう!」と元気が湧き出ていたら本望です。これからご覧になる方は、見終わった後には自然と笑顔になれていることを祈ります。私たち20名の夏を捧げた2分8秒をどうぞご堪能ください。
https://x.com/jals_now/status/1694605460060672385?s=46&t=w4RmRAfQk2Y_mHcFSwyHFQ
JETSのこれから
JETSでPR活動をしていると、飛行機の中だけでは出会えない光景に遭遇し、心が動くことが多くあります。飛行機を降りた先でこんなにもJALがお客さまに愛されていること、さまざまなグループ社員のバトンタッチを経てお客さまがJALにご搭乗されていること、そしてその最後のバトンは、私たち客室乗務員に託されていることを改めて実感します。
新型コロナウイルスが落ち着き、JALや飛行機と距離が空いたお客さまを笑顔にできるチャンスが増えた今、チアリーダーとして、そして客室乗務員として2足のわらじを履いている私たちだからこそ提供できるハートフルな価値をどうアウトプットしていけるか、これからも本音でぶつかりながらチアダンス、そしてフライトに昇華いたします。
最後に、チアリーダーである私たちが逆に元気をいただいてしまっているtrico(JALの旅コミュニティ)の皆さまやJALを選び、愛してくださっている全ての皆さま、いつも温かい応援を本当にありがとうございます。多大なるご協力やありがたい機会をいただけることへの感謝の気持ちを忘れず、これからも心が動く「本気のチア」を目指してまいります。応援が必要なシーンにはどこへでも駆けつけるマインドでおりますので、空飛ぶチアリーダーを引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
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