ハワイの魅力はいわゆる「バカンス気分」だけではありません。訪れるほどに新しい発見があり、人々は思い思いのスタイルを見つけて幸せなハワイの非日常体験を充実させていくのです。この連載では4つのスタイルでハワイの魅力を再発見できるストーリーを紹介していきます。第3回は「トラベル・ウェルネス(Travel Wellness )」。

連載
心も身体も癒されるハワイ旅。大自然の中で感動のひと時を
家族との時間を大切に。ハワイだからできる、愛おしい時間の過ごし方
ONもOFFも楽しみたい、仕事をしながら旅をする。新しいハワイ

トラベル・ウェルネスとは、旅先での食事やアクティビティを通じて心と身体を整えることを目的とした旅のこと。日本でもフィットネスやヨガ、オーガニック食品など、美と健康に良いものをライフスタイルに取り入れている人も増えてきました。ですが、それを実践し、継続するのは難しいこと。働いていれば深夜までPCと向かい合わなければならない日もあるし、金曜の夜はビール片手につい食べ過ぎてしまうことだってありますよね。そんな中、美と健康を思う存分追求できる地、それがハワイです。

約7時間、飛行機で越えた先に広がるのは透明な海と活火山を有したエネルギッシュな土地。ここには自分の美と健康に向き合う条件が揃っています。ちょっと贅沢してスパでトリートメントを受け、何もせずのんびりしたりするのもいいけれど、いま世界中のトラベラーが注目している、帰国後の暮らしでも再現できるようなウェルネスの基盤を作り整える旅をおすすめします。

日の出とともに WAKEUP、忙しい日々で乱れた体内時間を「朝ラン」でリセット

画像1: 日の出とともに WAKEUP、忙しい日々で乱れた体内時間を「朝ラン」でリセット

朝日とともに目覚めたら、不規則な都会の生活をリセットするべく朝ランへ。朝日を浴びることで自律神経も整い、有酸素運動をすることにより脂肪燃焼のスイッチもオンに。ただ、起床後は血圧の変化が大きく体温も低いため、ランニングビギナーはウォーキングを織り交ぜた緩やかなランニングからはじめるといいでしょう。

ビギナーにもおすすめのランニングコースは、アラモアナ市立公園から半島になっているマジックアイランドビーチをぐるりと一周するコース。ホノルルマラソンのスタート地点にもなっているこのエリアは、道がフラットで走りやすく、距離にして約4.2km、30分もあれば一周できます。周囲には、散歩やヨガ、筋トレなど、思い思いの朝時間を過ごす地元の人々の姿が。鳥のさえずりをBGMに公園を抜けたところに待っているのは、水面の輝くロングビーチ。ビーチからは朝のダイヤモンドヘッドを望むことができ、海と山、両方のエネルギーを感じられるはず。

画像2: 日の出とともに WAKEUP、忙しい日々で乱れた体内時間を「朝ラン」でリセット

よりアクティブにランニングを楽しみたいなら、森林の中を走る「トレイルラン」に挑戦してみるのもいいでしょう。舗装されたロードランニングとは違い、大自然のオフロードはアップダウンの激しいハードウェイ。ですが樹々の間から差し込む光が心地よく、変わリゆく景色が五感を刺激してくれます。頂上まで走りきれば、そこには眼下に広がる大パノラマが。そんなダイナミックな景色に出会えるのもハワイでのトレイルランの魅力です。

ハワイにはダイヤモンドヘッドビーチの登山路を走るコースなど、400コース以上のトレイルランのコースがあります。その中からお気に入りのコースを見つけるのも、旅の楽しみになっていくのかもしれません。

汗を流した後は、オーガニックなローカルフードで心と身体を満たして

画像1: 汗を流した後は、オーガニックなローカルフードで心と身体を満たして

ランニングの後は、体が栄養を吸収しやすいウェルカムな状態に。体が喜ぶオーガニックなローカルフードでパワーチャージすれば、内側からキレイの土台ができていきます。滞在中は、運動してから体が喜ぶヘルシーフードでお腹を満たすというルーティンを続けてみて。日を重ねるごとに軽やかになり、内側から溢れるキレイを実感できるはず。

そのためには、お気に入りの朝カフェリストをいくつか持っておくのが大切です。ワイキキにはランニングウェアのまま立ち寄れるヘルシーなカフェが何店舗もありますが、中でも人気なのが中心地にある「ヘブンリー・アイランド・ライフスタイル」というオールデイ・カフェダイニング。朝6時半からオープンしているので朝ランで汗をかいた後に訪れるのにぴったりです。

メニューを開くと「オーガニック・ローカル・ヘルシー」をコンセプトにした魅力的なものばかり。そこには一品ごとに使用している食材がどの島のどこのファームで採れたものなのか、説明も添えられています。野菜をたっぷり摂りたいのなら「ヘブンリーズ・モーニングベジ」というブレックファースト&ブランチのセットをぜひ。

画像2: 汗を流した後は、オーガニックなローカルフードで心と身体を満たして

ファーマーズ・マーケットからシェフが仕入れた野菜をふんだんに使用した「ローカルファーム・グリーンサラダ」「オーガニック・ビーンズサラダ」「ローカルケール&オーガニック・キノアサラダ」の3種類から選べます。

おやつにもぴったりなスーパーフルーツのメニューも要チェック。中でも人気なのが、アサイーボウルに続いて注目されている「ピタヤボウル(ドラゴンフルーツボウル)」です。ドラゴンフルーツにはむくみを予防するカリウム、妊娠中に欠かせない栄養素として知られている葉酸、高い抗酸化・抗炎症作用のあるベタシアニンなど、女性の健康と美容に嬉しい成分がたっぷり。

画像3: 汗を流した後は、オーガニックなローカルフードで心と身体を満たして

店内は植物に溢れ、木のぬくもりが感じられる空間。日本語が分かるスタッフさんもいるので安心して寛げます。外にはソファのテラス席もあるので、ハワイの風を浴びながらゆったりした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

お土産にも喜ばれる、コスメ&ビューティグッズは「Belle-Vie」で手に入れて

画像1: お土産にも喜ばれる、コスメ&ビューティグッズは「Belle-Vie」で手に入れて

ランニングや海でのアクティビティを満喫できるハワイですが、気になるのは日焼けケア。でも心配することなかれ。ハワイはオーガニックコスメの聖地であり、日焼けケアに心強いスキンケアの名品や、内側からキレイの土台を作るサプリメントもたくさんあるのです。

どこで買うべきか迷ったなら、カラカウア大通り沿いにある「Belle-Vie(ベルヴィー)」を訪れて。ここは美容フリーク垂涎のスポット。広い店内には、日本未発売の商品や、アメリカで話題のアイテムがずらりと並んでいます。日本で人気のモロッカンオイルやジョンマスターも、現地価格を基準にしているのでとてもリーズナブル。日本の半額以下で購入可能なものもたくさんあって嬉しい限りです。サプリメントの種類が豊富なのもアメリカならでは。

画像2: お土産にも喜ばれる、コスメ&ビューティグッズは「Belle-Vie」で手に入れて

日本未発売の商品の中でもぜひチェックしたいのが、ベルヴィーオリジナルブランドの「ハワイアン・ボタニカルス・シリーズ」。ハワイの自然植物成分を主原料に作られた自然派コスメは、しみ、しわ、美白に効果的なスキンケアラインをはじめ、スリミング、バストアップ、痛み緩和ジェルなど種類も豊富。日焼けケアに特化したアイテムもたくさんあるので、旅の初日に現地で購入し、すぐに使用してみるのもいいかもしれません。

他にもお土産にぴったりなトロピカルモチーフの雑貨やベルヴィーオリジナルのディフューザーなど目白押し。営業時間は10:00から22:30まで。日本語で対応してくれるスタッフもおり、購入商品には日本語の説明書もつけてくれるのも嬉しいポイントです。

ハワイに来たならトライしたい。夕日を背に行うサンセットSUPヨガ

画像1: ハワイに来たならトライしたい。夕日を背に行うサンセットSUPヨガ

海でのアクティビティはハワイでのトラベル・ウェルネスに欠かせないことのひとつ。東京でもダイエットやリラックスのためにヨガを取り入れる人は多いですが、せっかくハワイに来たならトライしたいのがSUPヨガです。SUP(サップ)とは、Stand Up Paddle board(スタンドアップパドルボード)の略称で、その名の通り、ボードの上に立って行うヨガのことです。

はじめてのSUPヨガにトライしてみると、いつものヨガとは違った感覚に驚くかもしれません。なぜなら水上の揺れを感じながらアーサナ(ポーズ)をとるのがとても難しいからです。でも挑戦することで得られるのは、バランス能力やしなやかな体を作るために欠かせないインナーマッスル。最初はポーズをとるのに必死になるかもしれませんが、慣れていくと呼吸に意識を向けられるようになってくるでしょう。そして呼吸とともに取り込まれるのは、海や太陽の自然のエネルギーです。

画像2: ハワイに来たならトライしたい。夕日を背に行うサンセットSUPヨガ

SUPヨガを行うおすすめの時間帯は何と言ってもサンセットタイム。沈みゆく夕日をバックにポーズをとると、幻想的な自分のシルエットが水面に浮かび上がります。夕日が海に溶けて、色を変える空は美しく、海の上で迎える夜の訪れは心を浄化してくれるよう。

自然と一体化したような神秘的な感覚の中、心からリラックスしパワーチャージできることでしょう。

自然に身を委ねて数日間を過ごすと、体中に新しいエネルギーが満ちているのを実感します。太陽や海、自然がもたらす恵みは天然の美容液。体いっぱいに吸収したらキレイの底力もアップするはず。ハワイでのトラベル・ウェルネスで味わった体験は、東京での忙しい日々にもポジティブな変化をもたらしてくれそうです。

画像提供:heavenly / Belle Vie / ピクスタ/iStock

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