伊豆・熱海と聞いて思い浮かべるのは、のんびり寛げる温泉。なかでも、いま注目すべきは「インフィニティ温泉」です。浴槽の縁が海に面しており、まるで広い海と一体になってどこまでも続いていくような開放感を味わうことができます。そんな壮大な空間に身をゆだねれば、疲れ気味の心も身体も、解き放たれそうです。
画像1: 伊豆・熱海のインフィニティ温泉で、心と身体を解き放つ

この記事では、旅好きのファッションエディター・新城真紀さんが実際に行ってみたいという「インフィニティ温泉」を、4ヵ所ご紹介。気分転換したい、ストレスを解消したいと思っている方は必見。心の中の“いつか行きたい!旅先リスト”に、ぜひ追加しください。今は旅に出ることはできなくとも、その分、この外出自粛期間が明けた時の喜びが倍増することでしょう。

※ 各施設の最新情報は、オフィシャルサイトよりご確認ください。

天空に佇む16の温泉を巡って、格別の“おこもり時間”を堪能

【食べるお宿 浜の湯】

画像1: 望洋大浴場

望洋大浴場

落ち着きのある静かな風情が心に染みる伊豆・稲取。この地で旅館として始まった「食べるお宿 浜の湯」は、より質の高いおもてなしを実現すべく2016年にリニューアルを果たし、シックでモダンな施設へと生まれ変わりました。宿の自慢はなんと言っても、屋上フロアにある「天楼の泉 スカイフォンテーヌ」。海を望める屋上に16の趣向を凝らした温泉を用意しているので、気分に合わせて湯巡りを楽しむことができます。すべての温泉を満喫したい方は、一泊では足りないかも…!?

画像2: 望洋大浴場

望洋大浴場

画像: 満天大浴場

満天大浴場

大パノラマの海景色は圧巻。澄み渡った空と海の青が夕陽でグラデーションに染まっていく様をぼんやり眺めていると、時間が経つのも忘れてしまいそう。ほてった肌を優しく撫でる夜風に、感覚が研ぎ澄まされていくのも感じます。

画像: スイートプライベートスパ

スイートプライベートスパ

画像: 天空テラス&スパ ailes d’ange(エルダンジュ)

天空テラス&スパ ailes d’ange(エルダンジュ)

大切な人とロマンティックな時を過ごしたいという方には、貸切露天風呂がおすすめ。木の温もりを感じられる「スイートプライベートスパ」は、ミストサウナ・寝湯・露天風呂・内風呂デッキテラスをしつらえた贅沢な110平方メートルの広々空間。カップルでシャンパン片手に湯上がりを楽しんだり、女友達とご褒美タイムを過ごしたり…考えるだけで幸せ気分に浸れます。

「天空テラス&スパ ailes d’ange(エルダンジュ)」は、女心をくすぐられるラグジュアリーな雰囲気が魅力。こちらもまた、海と空を独り占めしながら自由にくつろぐことができます。
※エルダンジュは配管工事期間のためただいま休止中。

画像: 名物・金目鯛の煮付け

名物・金目鯛の煮付け

絶景露天風呂で心身ともに癒された後は、稲取名物の金目鯛を堪能。こちらの施設は、“食べるお宿”という名の通り「食事が美味しい」と口コミでも話題なんです。ほてった体に染み渡るキンキンのビールを片手に、豪華な舟盛りやアワビにも舌鼓。心も体も満たされる幸せな時が過ごせます。

画像: 【食べるお宿 浜の湯】
食べるお宿 浜の湯
住所静岡県賀茂郡東伊豆町稲取1017
電話0557-95-2151
webhttps://www.izu-hamanoyu.co.jp/

空と海に抱かれた、幻想的な温泉で癒しのひと時を

【オーシャンスパ Fuua】

画像: 露天立ち湯

露天立ち湯

日帰り温泉施設「オーシャンスパ Fuua」は、海辺の別荘ライフをテーマとした居心地の良さと、スタイリッシュなしつらえが魅力。美と癒しを追求したサービスで、多くの女性客を虜にしています。なかでも人気なのは、圧倒的な開放感に浸れる「露天立ち湯」。水深110cmの浴槽に身をゆだねれば、まるで海に浮かんでいるような極楽気分を味わうことができます。夏には、熱海名物・熱海海上花火大会を、お湯に浸かりながら鑑賞することも! これ以上の特等席は他にないでしょう。

画像1: 内湯

内湯

内湯では、天然温泉に水素を加えた「水素泉」をご用意。塩分も含むので保湿効果が高く、すべすべ美肌や疲労回復の効果が期待できます。窓からの眺望もご覧の通り! 悠々としたマリンブルーの海に癒されて、ほっとリフレッシュできそうです。

画像: 岩盤浴Laava(ラーヴァ)

岩盤浴Laava(ラーヴァ)

岩盤浴は、火山をイメージした「Laava(ラーヴァ)」と、海底の雰囲気と水の揺らぎを感じる「Meressa(メレッサ)」の2種類をご用意。静かな空間でじっと汗を流して、心身ともにデトックスしましょう。メレッサには女性専用スペースもあるのが嬉しい。

画像: ロウリュ

ロウリュ

エンターテインメント感覚で楽しめる「ロウリュ」もおすすめ。ロウリュは、サウナストーンにアロマ水をかけて、熱い蒸気を発生させることで室内の体感温度を一気に上昇させるフィンランド式のサウナ入浴。スタッフがひとたびタオルであおげば、灼熱の熱風が全身を包む! 室内に流れるオリジナルBGMも、気分を盛り上げてくれます。グループや家族・カップルで「熱~い!」時間を共有してみませんか。

画像: オーシャンラウンジ

オーシャンラウンジ

画像: セントラルラウンジ

セントラルラウンジ

画像: Fuua Café

Fuua Café

ほてった体をクールダウンするなら、海辺の別荘ライフをテーマとした8種のスペース「アタミリビング」で。窓の外に真っ青な海が広がる様は、まるで海外リゾート! 室内に流れる水音に耳を傾けながら、ソファに寝転んだりカフェで休憩したり…時間を忘れてくつろげます。旅行雑誌も置いてあるので「次はどこに行こうか♪」なんて、思わず会話も弾みそう。

Fuuaは都心からのアクセスが良く日帰りでも十分楽しめますが、「熱海後楽園ホテル」が隣接しているので、そのまま宿泊することもできます。お好みのプランで、癒しの旅を満喫してください。

画像: 【オーシャンスパ Fuua】
オーシャンスパ Fuua
住所静岡県熱海市和田浜南町10-1
電話0557-82-0123
webhttps://atamibayresort.com/fuua/

きらめく大海原を眼下に望む、高台の名湯に癒されて

【伊豆赤沢温泉郷/赤沢温泉ホテル・赤沢日帰り温泉館】

画像: 赤沢温泉ホテル露天 ヒノキ風呂

赤沢温泉ホテル露天 ヒノキ風呂

ビューティブランドDHCが手掛ける、スパやビストロを含む巨大温泉リゾート・伊豆赤沢温泉郷。その広大な敷地内に立地する「赤沢温泉ホテル」は、心も体もキレイになれる…そんな予感をさせてくれるお宿です。こんこんと湧き出る赤沢の湯に揺られながら、海景色を一望。自然の恵みを享受できるこの場所でなら、自然体の自分を取り戻せそう!

画像: 赤沢温泉ホテル露天 岩風呂

赤沢温泉ホテル露天 岩風呂

ホテル自慢のインフィニティ露天風呂は、ほのかな木の香りに癒されるヒノキ風呂と、赤沢石をふんだんに使った趣のある岩風呂の2種類。それぞれの内湯には、豪快な打たせ湯や心地よいジャグジーも完備しています。入浴は朝5時から可。湯に浸かりながら朝日に輝く海を望めば、素晴らしい1日の始まりを肌で感じることができます。

画像: 赤沢温泉ホテル屋上展望露天風呂 天穹の湯

赤沢温泉ホテル屋上展望露天風呂 天穹の湯

屋上にもまた、海を近くに感じられる露天風呂が。昼は静かな海に見守られ、夜は満天の星に包まることができる…絶好のシチュエーションです。

画像1: 【伊豆赤沢温泉郷/赤沢温泉ホテル・赤沢日帰り温泉館】
伊豆赤沢温泉郷/赤沢温泉ホテル
住所静岡県伊東市赤沢字浮山163-1
電話0557-53-4890(予約専用9:00~19:00)
webhttps://www.izuakazawa.jp/hotel/
画像: 赤沢日帰り温泉館4F展望露天風呂

赤沢日帰り温泉館4F展望露天風呂

画像: 赤沢日帰り温泉館3F眺望露天風呂

赤沢日帰り温泉館3F眺望露天風呂

「赤沢温泉ホテル」のすぐ側には、日帰りで温泉を楽しめる「赤沢日帰り温泉館」が立地。こちらの露天風呂もまた、眺望抜群のインフィニティタイプ。水平線を遮るものが何もなく、潔いほどの開放感にあふれています。立ち寄りでもインフィニティ温泉を楽しむことができるので、宿泊場所を別で押さえたい場合におすすめです。

画像2: 内湯

内湯

内湯からも、海と湯船が一体に見えます。窓の向こうに広がる風景はまるで絵画のよう! 思わず見惚れるブルーのグラデーションに、心の赴くままに癒されてください。

画像: DHCの湯

DHCの湯

DHCならではの、スキンケア効果のある入浴剤を使った温泉も人気! オリーブバージンオイル・コエンザイムQ10・ヒアルロン酸配合の「ビューティーバスパウダー」は、お肌がしっとりすべすべに。岩塩と12種類の天然エッセンシャルオイル配合の「DSバス&ソルト」は、発汗を高めて老廃物の排出を促してくれます。湯上がり後の肌は、思わず触れたくなるほどしっとり。きっとキレイを実感できるはず。

画像: 赤沢日帰り温泉館露天風呂付き個室

赤沢日帰り温泉館露天風呂付き個室

館内には、岩・陶器・ヒノキ・樽の露天風呂を備えた4つの個室もご用意。美しい景色を独り占めできる「とっておきの空間」で味わう温泉は、また格別! 湯上がり後にそのまま休憩できるので、大切な人とのんびり過ごしたい方におすすめです。

画像2: 【伊豆赤沢温泉郷/赤沢温泉ホテル・赤沢日帰り温泉館】
伊豆赤沢温泉郷/赤沢日帰り温泉館
住所静岡県伊東市赤沢字浮山170-2
電話0557-53-2617
webhttps://www.izuakazawa.jp/daytrip/

スイートルームのプライベート露天で、絶景を独り占め

【UMITO VOYAGE ATAMI】

画像1: 【UMITO VOYAGE ATAMI】

岸壁に佇む「UMITO VOYAGE ATAMI」は、青い海と空を独り占めできる全室スイート仕様のラグジュアリーホテル。スタイリッシュな白亜の外観は、まるで地中海の別荘のよう。その姿を目にするだけで、言葉にならない高揚感に包まれます。各部屋にはそれぞれオーシャンビューの温泉をご用意。「私だけの湯」に浸かりながら、朝昼夜と表情を変える海をのんびり眺める…そんな贅沢なひとときに酔いしれたいものです。

画像: オーシャンビュー・テラスバス・ラグジュアリー・スイート

オーシャンビュー・テラスバス・ラグジュアリー・スイート

部屋のタイプはいくつかあれど、インフィニティ温泉が目的なら「ラグジュアリー・スイート」がおすすめ。御影石をあしらった露天風呂では、日本三大古泉として知られる熱海・伊豆山の“走り湯”を堪能することができます。名湯を個室で味える幸せに、心がすっと解けていくのを感じるでしょう。また、内湯からの景色も見事。目前に広がる水平線やきらめく水面は、窓越しに見ても十分すぎるほど美しい。

画像: ラグジュアリー・スイート(室内)

ラグジュアリー・スイート(室内)

画像: ラグジュアリー・スイート(ベッドルーム)

ラグジュアリー・スイート(ベッドルーム)

「ラグジュアリー・スイート」は119平方メートルと広く、最大6人まで宿泊可。バスルーム付きのベッドルームが2部屋あるので、友達数名やファミリー同士で訪れる方も多いのだとか。また、「UMITO VOYAGE ATAMI」の部屋はすべてコンドミニアムスタイル。キッチンやランドリーが備わっていて、まるでこの地で暮らしているかのように過ごすことができます。素泊まりや朝食のみのプランを選んで、部屋でのんびり調理を楽しむ…なんてステイも素敵。

画像1: ラグジュアリー・スイート(テラス)

ラグジュアリー・スイート(テラス)

画像2: ラグジュアリー・スイート(テラス)

ラグジュアリー・スイート(テラス)

澄んだ青に豊かな緑…大自然に囲まれたテラスもまた見所のひとつ。BBQ設備もあるので、夏には大切な人たちとワイワイBBQを楽しむのも良いですね。汐風をBGMに、最高の思い出が作れそう。

画像: THE SALON

THE SALON

また、一棟貸しの「THE SALON」にもご注目を。室内に一歩足を踏み入れると、そこには日常を忘れられる171平方メートルものリュクスな空間が広がっています。海を望む大きなテラスや優雅なインフィニティプールにも、思わず夢見心地。非日常を優雅に満喫できるので、パーティや特別な日のお祝いにいかがでしょうか。 ※THE SALONのお風呂は、温泉ではありません。

画像2: 【UMITO VOYAGE ATAMI】
UMITO VOYAGE ATAMI
住所静岡県熱海市上多賀1027-79
電話0557-55-7008
webhttp://www.umito.jp/atami/

開放感たっぷりのロケーションで、身も心もすっきりできる「インフィニティ温泉」は、いかがでしたか。非日常の環境は、気分をリフレッシュしてくれるだけでなく、新鮮な発見で心を躍らせてくれるもの。いつの日かぜひ、足を運んでみてください。

画像2: 伊豆・熱海のインフィニティ温泉で、心と身体を解き放つ

新城 真紀(しんじょう まき)

編集・ライター。雑誌『CanCam』(小学館)を中心に、女性ファッション誌で撮影のディレクションやページのライティングを手がける。その他、WEBメディアや企業広告への執筆、法人向けのSNSプロデュースなど多岐にわたり活動。

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