弘前の魅力は数あれど、あえて夏に行くならば、おすすめしたいポイントがあります。旅のテーマは「ハマる」。JALふるさとアンバサダーが、ちょっとクセになるような“夏の弘前”ならではの体験を紹介しましょう。
画像1: 夏の弘前の魅力にハマる、3つの観光おすすめポイント

ナビゲーターはJAL客室乗務員の葛西さん。弘前市出身で、「JALふるさとアンバサダー」として活動中の葛西さんは「今年の夏こそ、弘前に行くべき」と語ります。その理由は、なんでしょう。答えは記事の中で見つけてください。

※新型コロナウイルスの感染状況により、各施設の営業日・営業時間は変動する可能性があります
※撮影時のみマスクを外しています

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弘前のハマるポイント1「ねぷた」

津軽文化のルーツを五感で感じる|津軽藩ねぷた村

画像1: 津軽文化のルーツを五感で感じる|津軽藩ねぷた村

夏の弘前と言えば「ねぷた」は外せません。その名前は広く知れ渡っていますが、実際どんなものかよく知らないという方も多いでしょう。そこで、ねぷたを十分に楽しむために行っておきたいのが、「津軽藩ねぷた村」です。ねぷたの展示やお囃子の実演をはじめ、金魚ねぷた、津軽塗など伝統的な民工芸の体験ができます。

さらに収穫時期には青森特産のりんごが販売されるショップや郷土の味にこだわった食事処など、まさに津軽文化のテーマパークといった施設です。

画像2: 津軽文化のルーツを五感で感じる|津軽藩ねぷた村
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「弘前ねぷたの館」では高さ10mの大型ねぷたがお出迎え。ねぷた内部の骨組みも見学できます。このスペースではスタッフの方による「ねぷた」の説明のほか、笛と太鼓のお囃子の実演を聞くことができます。「ねぷたの醍醐味の一つは、太鼓ですね。体中に響き渡る力強い音を聞くと、ワクワクするんです」と葛西さん。

さらに、2022年は弘前ねぷたの300年祭行事が行われる節目の年。8月27日(土)・28日(日)の2日間は県内外の「ねぷた」「ねぶた」が弘前に集結し、特別運行されます。

「青森ねぶた」「弘前ねぷた」「五所川原立佞武多」に加え、県外からも「しれとこ斜里ねぷた」「尾島ねぷた」が参加予定。普段はそれぞれの地でしか見ることができない「ねぷた」「ねぶた」を同時に、同じ場所で楽しむことができる。これこそが、今年の夏に弘前に行くべき一番の理由です。記念すべきタイミングを、お見逃しなく。

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この日は津軽三味線世界大会でチャンピオンにも輝いたことがある津軽三味線奏者・山田里千美(さちみ)さんが演奏を披露。その後、バチの持ち方など三味線の手ほどきを受けながら演奏させてもらいました。

画像5: 津軽文化のルーツを五感で感じる|津軽藩ねぷた村
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三味線体験をした後は、津軽藩の米蔵を利用した津軽蔵工房「たくみ」へ。ここでは「津軽塗」「こぎん刺」「こけし」「独楽(こま)」「津軽焼」「津軽錦絵(ねぷた絵・凧絵)」といった津軽を代表する民工芸品が販売されています。製作工程の見学も可能です。

画像7: 津軽文化のルーツを五感で感じる|津軽藩ねぷた村
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民工芸品の製作体験で「金魚ねぷた」の絵付け(1,150円)に挑戦しました。金魚ねぷたのモチーフは、江戸時代に品種改良された津軽錦という金魚。「幸運をもたらす金魚」として愛されたことから金魚ねぷたが生まれたともいわれているそうです。

画像9: 津軽文化のルーツを五感で感じる|津軽藩ねぷた村
画像10: 津軽文化のルーツを五感で感じる|津軽藩ねぷた村

お祭り好きはもちろん、食や音楽が好きな方もきっとお気に入りの何かが見つかる。「津軽藩ねぷた村」は、弘前の魅力を凝縮したような場所でした。

津軽藩ねぷた村

住所青森県弘前市亀甲町61
電話0172-39-1511
webhttp://neputamura.com/

弘前のハマるポイント2「嶽きみ」

あとを引く飽きのこない甘味・嶽きみを味わう|レストランこざくら

画像1: あとを引く飽きのこない甘味・嶽きみを味わう|レストランこざくら

弘前の名物「嶽きみ(だけきみ)」とは岩木山山麓の嶽高原でのみ生産される「とうもろこし」のこと。採れたての「嶽きみ」の糖度はなんと18度以上! メロンもしくはそれ以上の甘さといわれます。

画像2: あとを引く飽きのこない甘味・嶽きみを味わう|レストランこざくら

訪れたのは、農産物直売所「野市里(のいちご)」に併設されている「レストランこざくら」です。1日10食限定の野菜畑ランチ(1,000円)など、地元産の獲れたて野菜を中心としたメニューが人気で、「嶽きみ」を使ったメニューも豊富にラインナップされています。

画像3: あとを引く飽きのこない甘味・嶽きみを味わう|レストランこざくら

最初のメニューは「嶽きみ天ぷら」(500円)。削ぎ切りにした「嶽きみ」にうすく衣をつけて揚げたものです。軽く振りかけられている塩が「嶽きみ」本来の甘味を引き立て、シンプルながらも素材の味を楽しめる逸品です。葛西さんも「嶽きみの甘さは、くどくないクセになる甘さなんです!」と、手が止まらない様子でした。

画像4: あとを引く飽きのこない甘味・嶽きみを味わう|レストランこざくら

「嶽きみ味噌ラーメン」(980円)は、岩木山のようにそびえる嶽きみが添えられたフォルムが特徴。独自配合の味噌がスープにコクを生み麺によく絡みます。

画像5: あとを引く飽きのこない甘味・嶽きみを味わう|レストランこざくら

「嶽きみパフェ」(880円)はロールケーキ、もなか、ワッフルクッキー、嶽きみソフトクリーム、そして軽く焼き目の入った嶽きみがのった、まさに嶽きみづくしの贅沢なスイーツです。「嶽きみの甘さを十分に味わえるのはもちろん、ツブツブ感も楽しめて美味しい!」と葛西さん。

画像6: あとを引く飽きのこない甘味・嶽きみを味わう|レストランこざくら

「レストランこざくら」は、農業生産法人「ANEKKO(あねっこ)」が運営。青森県産ブランドである「嶽きみ」や「嶽きみ」を使ったスイーツ、青森りんご、農作物加工品などの青森県産品を産地直送でお届けする通販サイトも手がけています。

画像7: あとを引く飽きのこない甘味・嶽きみを味わう|レストランこざくら

この日は、ANEKKO代表・村上さんのご厚意で嶽きみ畑を見学させてもらいました。雄大な岩木山が目の前に広がるロケーション。嶽地区は標高が400~500mあり、夏の終わり頃から昼夜の寒暖差が10℃以上にまで変化します。そのため非常に甘く、濃厚な味のとうもろこしが育つそうです。
参考:2021年8月の弘前の最高気温35.6℃、最低気温15.1℃。 出展:気象庁

画像8: あとを引く飽きのこない甘味・嶽きみを味わう|レストランこざくら

「嶽きみ」は8月中旬から9月下旬 にかけて収穫が行われます。その時期になると嶽地区や百沢地区で、「嶽きみ」農家の直売所が見られるようになります。生の「嶽きみ」はもちろん、茹でたてや焼きたての「嶽きみ」も楽しめます。

画像9: あとを引く飽きのこない甘味・嶽きみを味わう|レストランこざくら

葛西さんが手に持っているのはANEKKOの新商品「熊さんのプレミアム真空パック獄きみ」(800円)。もぎたての「嶽きみ」を素早く加熱処理して真空パックしたものです。そのまま食べられるので、ご家庭で「嶽きみ」を味わいたい方もぜひご利用ください。

レストランこざくら

住所青森県弘前市宮地川添77-4 直売所野市里内
電話0172-82-1055
webhttp://www.anekko.com/ (ANEKKO あねっこ)

弘前のハマるポイント3「夏なのに温泉!」

葛西さんによると、「弘前市民は、年中温泉を楽しむ人が多い」のだそう。そんな弘前の“夏のおすすめ”にあえて温泉を挙げる理由は、「一連の体験の締めくくりとして温泉に入ること」で明らかになります。

津軽富士・岩木山をご神体とする静謐な場所|岩木山神社

画像1: 津軽富士・岩木山をご神体とする静謐な場所|岩木山神社

「岩木山神社」入り口にある鳥居に立つと、岩木山に向かって一直線に石畳の参道が伸びている光景に出合えます。こちらはおすすめのフォトスポット。季節ごとに違った魅力がありますが、空の青と植物の緑が映える夏の景色には力強い美しさがあるのです。

創建からおよそ1,200余年の歴史を持つ岩木山神社。ご神体である岩木山は古くから「お岩木さま」「お山」と慣れ親しまれ、津軽の人々にとってかけがえのないシンボルです。

画像2: 津軽富士・岩木山をご神体とする静謐な場所|岩木山神社

2022年8月25日~8月27日は「お山参詣」が執り行われます。旧暦の8月1日に、五穀豊穣や家内安全を祈願して集団登拝する行事で、お山参詣の3日間は「向山」「宵山」「朔日山」とそれぞれ呼ばれ一般参加が可能です。

画像3: 津軽富士・岩木山をご神体とする静謐な場所|岩木山神社
画像4: 津軽富士・岩木山をご神体とする静謐な場所|岩木山神社

階段を登って、中門を潜ると拝殿があります。何度か訪れたことがあるという葛西さんでも、その社殿の大きさや荘厳さからは毎回圧倒されるようなパワーを感じるといいます。「とても美しいですよね……! 写真を撮るのも忘れて見とれてしまいました」と葛西さん。本殿は「奥の日光」という異名を取るほど秀麗で、色とりどりの彫刻が見事。夏の空に映えます。

画像5: 津軽富士・岩木山をご神体とする静謐な場所|岩木山神社

津軽随一のパワースポットといわれる岩木山神社は、訪れた方をきっと清々しい気分にさせてくれるでしょう。

北門鎮護 岩木山神社

住所青森県弘前市百沢寺沢27
電話0172-83-2135
webhttps://iwakiyamajinja.or.jp/

350年前から続く嶽温泉の老舗旅館|小島旅館

画像1: 350年前から続く嶽温泉の老舗旅館|小島旅館

岩木山麓に佇む「嶽温泉」は津軽四代藩主・津軽信政(のぶまさ)によって開かれた温泉で、350年にわたって津軽の人々に親しまれてきた湯治場です。訪れた「小島旅館」は、現在で八代目という小嶋さんが営む嶽温泉でも老舗の温泉宿です。

画像2: 350年前から続く嶽温泉の老舗旅館|小島旅館

100%源泉かけ流しを楽しめる小島旅館の泉質は、岩木山からあふれた白濁で硫黄を含んだ酸性泉です。湯をたたえる総青森ヒバ作りの浴槽にゆったり浸かって日頃の疲れを癒しましょう。自分の心とゆっくり向き合う、大切な時間になります。

岩木山神社に参拝し、嶽温泉で身も心もさっぱりする。この流れを体験してこそ、まるで心が浄化されたかのような気分が味わえるのです。

小島旅館

住所青森県弘前市常盤野湯の沢20
電話0172-83-2130
webhttp://kojimaryokan.com/

「あえて夏という切り口で見てみたら、弘前が好きな理由がまた増えました」と、葛西さんは振り返ります。藩政時代から脈々と受け継がれてきた伝統と文化は、きっと今を生きる人たちの癒しや力にもなるはず。それが、多くの人の心に届く「ハマる」魅力につながるのでしょう。この夏、弘前の魅力を深く体感する旅に出かけてみませんか。

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画像2: 夏の弘前の魅力にハマる、3つの観光おすすめポイント

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※本記事は2022年8月4日に一部内容を更新しました

掲載の内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。

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