日本海に突き出た形の男鹿半島は、海の絶景の宝庫です。山の上からは、さえぎるもののないパノラマを、海岸沿いでは美しい渚や、夕焼けに染まる岩場の景観を楽しめます。
男鹿に吹く心地よい海風は、訪れる人の心を軽やかにしてくれます。開放感あふれる日本海の眺望は、心を解き放ってくれます。肩の力を抜いて、リラックスして。男鹿半島の自然を巡る旅に出かけました。
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開放感あふれる日本海の眺望を堪能。秋田の自然をめぐる旅 -県央・男鹿編-

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男鹿半島は、絶景ポイントが点在するドライブスポットとして知られています。秋は、日差しが穏やかで海風も心地よい季節。この旅では、ドライブだけでなく電動アシスト自転車でのサイクリングも取り入れながら、見どころをめぐります。各スポットで、男鹿市ジオパーク専門員の高尾実可子さんに男鹿の自然の魅力を教えてもらいました。

男鹿半島の入り口から、360度の眺望を楽しめる「寒風山回転展望台」

画像: 男鹿半島の入り口から、360度の眺望を楽しめる「寒風山回転展望台」

最初に訪れたのは寒風山。標高355mの低山で、芝生に覆われたなだらかな傾斜が特徴です。山頂付近は、牧草地の丘のようになっています。

山頂からの眺望は圧巻で、「世界三景 寒風山」と賞されるほど。回転式の展望台「寒風山回転展望台」から眺めを楽しみました。

「南には秋田市から続く海岸線と、その奥に雄大なシルエットを描く鳥海山が広がっています。また西には、男鹿半島でもっとも高い本山と、ナマハゲが下りてくる山といわれる真山、そして入道崎を望みます。北には、世界自然遺産に登録された白神山地を見ることができます。最後に東には、八郎潟を干拓した大潟村があります。360度に広がる絶景の大パノラマが広がっていますよ」

こう教えてくれたのが、男鹿市ジオパーク専門員の高尾実可子さんです。寒風山展望台は屋内が回転式になっており、ベンチや望遠鏡が設置されています。1周13分。360度の景色を、ゆったりと堪能できました。

画像: 男鹿市ジオパーク専門員 高尾実可子さん

男鹿市ジオパーク専門員 高尾実可子さん

寒風山回転展望台

住所秋田県男鹿市脇本富永字寒風山 62-1
2020年営業予定期間3月20日(金)~ 12月6日(日)
入場料金大人550円 小・中・高生270円
電話0185-25-3055
webhttps://www.akita-chuoukotsu.co.jp/kanpuzan/

新鮮な海の幸から秋田犬のふれあいまで楽しめる「道の駅おが オガーレ」

画像1: 新鮮な海の幸から秋田犬のふれあいまで楽しめる「道の駅おが オガーレ」

次の絶景スポットへ向かう途中で立ち寄ったのは、「道の駅おが オガーレ」です。ここでは獲れたての新鮮な海の幸を購入することができます。値段は驚くほどリーズナブル。この日は、サザエやカワハギ、紅ズワイガニなどが並んでいました。

どんな品揃えになるかはその日の漁果次第。市場には出回らない珍しい魚が売られていることも多いのだとか。地方配送も可能なので、自宅へのお土産にするのも良さそうです。

海鮮以外のお土産も豊富です。秋田を代表する調味料・しょっつるはハタハタを発酵させて作った魚醤。地元では醤油のかわりに用いられることが多いのだとか。新鮮な果物や加工食品も並んでいて、目移りしてしまいます。

また、オガーレには、秋田犬とふれ合えるスポットがあり、2歳のメスのつばきちゃんが出迎えてくれました。フワフワの毛並みと大きな体で、愛嬌たっぷり。ちょっと恥ずかしがり屋なのだそうです。

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道の駅おが オガーレ

住所秋田県男鹿市船川港船川字新浜町1-19
電話0185-47-7515
物産館営業時間9:00〜17:00
webhttp://michinoekioga.co.jp/

自然の営みからできたまん丸い湖を望む「八望台」

「八望台」はかつて高松宮殿下がご訪問されたときに命名された、男鹿半島でも屈指の景勝地。東に一ノ目潟、西に戸賀湾から二ノ目潟に加え、北に白神山地、奥羽山脈までも眼下に収めます。

画像: 戸賀湾と二ノ目潟

戸賀湾と二ノ目潟

「戸賀湾や二ノ目潟が丸い形をしているのはここがかつて火山の火口だったからです。これらは水蒸気爆発でできたもので、その湖をマールというのですが、東北地方ではここだけなんです。これを見るためだけに遠方からいらっしゃる方も多いんですよ」

画像: 自然の営みからできたまん丸い湖を望む「八望台」

吹き寄せる磯風が心地よく、自然と一体になった心地がしました。人が少ないちょっとした穴場スポットで、ここから臨む夕日は絶景なのだそうです。

八望台展望台

住所秋田県男鹿市戸賀浜塩谷和山

切り立った崖。のみならず、見どころ豊富な「入道崎」

画像: 切り立った崖。のみならず、見どころ豊富な「入道崎」

八望台の次に向かったのは、入道崎。男鹿半島を握ったこぶしに見立てたとき、突き上げている親指がこの場所にあたります。芝生に覆われた広場からは、日本海が一望できます。

「入道崎では、7,000万年前、日本列島が大陸にくっついていたときの地層を見ることができます。ここでは溶結凝灰岩と呼ばれる火山灰が溶けて固まった石が見られます。この石は熱しても割れにくい性質のため、地元グルメとして人気の石焼き料理に使われるんです」

ドラマでもしばしばロケ地に使われる切り立った崖は「鹿落とし(ししおとし)」と呼ばれています。近くには、日本に16基しかない登れる灯台「入道埼灯台」のほか、北緯40度線を示すモニュメントもあり、旅の休憩場所にぴったりです。

入道崎

住所北浦入道崎昆布浦2

豪快な男鹿名物、石焼き料理を味わう「入道崎 海陽」

画像: 豪快な男鹿名物、石焼き料理を味わう「入道崎 海陽」

入道埼灯台の向かいにあるお土産店街にある「入道崎 海陽」では、「石焼き料理」を味わいます。熱々に焼いた石を入れた桶の中では、じゅうじゅうと湯気を立てて採れたばかりのマダイとウマヅラハギに火が通っていきます。味噌で味付けされたワイルドなおいしさが、疲れた体に染み渡ります。

画像: 石焼き料理

石焼き料理

「ハタハタ3色丼」(1700円・税別)と「海陽ランチ」(1850円・税別)は、いずれも秋田の新鮮な海鮮料理が楽しめるセットです。ミニ石焼きをつけると、各2000円(税別)。おトクでお腹いっぱいになれる、満足感のあるランチでした。

入道崎 海陽

住所男鹿市北浦入道崎昆布浦2-71
電話0185-38-2530
営業時間8:00〜17:00(4月〜11月)
webhttp://www.namahage.ne.jp/~kaiyou/

男鹿半島の自然を身近に感じられるレンタサイクル

画像6: 開放感あふれる日本海の眺望を堪能。秋田の自然をめぐる旅-県央・男鹿編-

美しい海岸線が続く鵜ノ崎海岸は、サイクリングで景色を楽しむのがおすすめ。「男鹿駅」と「道の駅オガーレ」近くにある「男鹿自転舎」では、高機能電動アシスト付きスポーツ自転車(e-bike)や本格的なロードバイクをレンタルできます。

レンタサイクルは、男鹿半島の自然をもっとも身近に感じられるアクティビティのひとつといえます。汗を流して辿り着く数々の絶景は、感動もひとしおです。利用には、前日までの予約が必要です。

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男鹿自転舎

住所:秋田県男鹿市船川港船川字栄町89-3(トモスカフェ内)
web:https://oganavi.com/news/2019/04/25092232/
レンタル料金:e-bike1時間ごとに1,000円/1日5,000円/延長30分ごと500円
ロードバイクは1時間ごとに500円/1日3,500円/延長30分ごと250円
営業日:金、土、日、月曜日、祝日
その他の日の利用には、前日までの予約が必要です。

「日本の渚百選」のひとつ。秋田のウユニ塩湖とも賞される鵜ノ崎海岸

最後に向かうのは、ゴジラ岩です。途中で、“秋田のウユニ塩湖”とも称される鵜ノ崎海岸に立ち寄ります。凪いだ引き潮の時には鏡のように空が映し出され、大きく潮が引いたときには隆起した地層が姿を現すそうです。「日本の渚百選」に選ばれる名所なのです。

画像: 「日本の渚百選」のひとつ。秋田のウユニ塩湖とも賞される鵜ノ崎海岸

風があって波が立っていたこの日も、約1.5kmに渡って真っ直ぐに続く海岸線はとても美しく、爽やかな気分にさせてくれました。

鵜ノ崎海岸

住所秋田県男鹿市船川港 女川字二ツ坂

夕日にシルエットを照らされる「ゴジラ岩」は必見のスポット

画像1: 夕日にシルエットを照らされる「ゴジラ岩」は必見のスポット

この日のゴール、ゴジラ岩に辿り着きました。磯釣りのスポットとして知られる潮瀬崎は、約3,000万年前に火山から噴出してできた岩が風化してできた景勝地です。

さまざまな形の奇岩がありますが、目当てはゴジラの横顔のような形をした「ゴジラ岩」。岩場を歩いていると突如現れるその威容に圧倒されます。夕日にくっきりと照らし出されたシルエットに息を吞みました。

画像2: 夕日にシルエットを照らされる「ゴジラ岩」は必見のスポット

ゴジラ岩

住所秋田県男鹿市船川港小浜

日常から離れてリラックス。自然に身を任せて

海と山の自然に彩られた男鹿半島は、秋田市からのアクセスもよく、気軽に足を運べるのも魅力の一つ。今夜は秋田市に戻るか、そのまま半島の温泉に行くか、迷いどころです。

画像: 日常から離れてリラックス。自然に身を任せて

夕暮れのなか、波の音と山の木々のさざめきが遠巻きに聞こえてきます。静かに日が沈んでいく様子を見ていると、心も身体も自然体になっていくのがわかります。男鹿の自然は、日常から離れて過ごす旅のひとときを、特別なものにしてくれました。

■秋田の自然をめぐる旅 -県南・湯沢編-

■秋田の自然をめぐる旅 -県北・藤里編-

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