題して・・・JAL×はんつ遠藤 コラボ企画!
今回は鹿児島の大隅半島編。2泊3日で、鹿児島の東側、大隅半島を回ります。空港のある霧島市、桜島が海の向こうに美しく佇む垂水市、大隅半島の行政・経済・産業の中核都市といえる鹿屋市、国の中核国際港湾である志布志港を有する志布志市。ともに風光明媚で、山の恵みや海の幸が随所に。食材の宝庫とも称される鹿児島県ゆえに、素晴らしきグルメが満載! さて、今回も旅が始まります(^^)


グルメの旅レポーター はんつ遠藤
テレビの番組レポートや雑誌記事の執筆、飲食店プロデュースなどを行うフードジャーナリスト。
日本をはじめ世界20数カ国の料理を研究し、取材軒数は6,500軒を超える。

到着後すぐの入店者も多い鹿児島空港3階「キッチンさつま」
全国の空港には地元の食材を用いたりご当地グルメを提供する、素晴らしいレストランが数多くあります。鹿児島空港も、しかり。「キッチンさつま」も、その1軒。2000年4月にオープンした、国内線3階にある洋食レストランです。
イチオシは「黒豚メンチカツ」で、鹿児島特産の黒豚を使用した特大サイズ!シェフ自慢のジューシーなメンチカツは、口の中で黒豚の美味しさがジュワーと広がります。
実は、いわさきホテルの直営なのです。ゆえにホテル特製のカレーも好評で、空港スタッフの利用者も多いとか。ダイニングバー的な重厚な店内というか、落ちついた雰囲気で、おひとりさまでもくつろげるのも嬉しいです。また、いわさきPB商品のアンテナショップとしての役割としても機能しており、数々の商品を取り揃え、店内でも味わえたり、お土産としてお持ちかえりや宅配の注文もできます。
ちなみに1994年12月にオープンした向かいの和風レストラン「米米麦麦 空港店」も同系列。展望レストラン街に位置し、霧島連山を背景にした飛行機の離発着するパノラマを眼前に、黒豚とんかつや丼もの、白露酒造の焼酎が楽しめます。

口の中で黒豚の美味しさがジュワーと広がる黒豚メンチカツ

鹿児島空港3階のレストラン街にあり、到着すぐの入店者も多い

ジューシーな、黒豚メンチカツ(スープ、ライス付き)は1340円(税別)

向かいの和風レストラン「米米麦麦 空港店」も、いわさきホテルの系列

こちらは展望側ゆえに霧島連山や航空機の離発着なども楽しめる

イチオシの「黒豚とんかつ膳」1580円(税別) 黒豚の旨みがぎっしり
キッチンさつま | ||
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住所 | : | 鹿児島県霧島市溝辺町麓822 鹿児島空港3F |
電話 | : | 0995-58-4630 |
営業時間 | : | 10:00~20:30(20:00L.O) 離発着に合わせて変更の可能性あり |
定休日 | : | 無休 |
価格 | : | 黒豚メンチカツ(スープ・ライス付き) 1340円(税別) |
志布志でかき氷。美容師がオーナーの「ウラカフェ」
志布志市は鹿児島県および大隅半島の東部に位置し、市の南部は志布志湾に面し、国の中核国際港湾である志布志港もあります。観光スポットとしてはタグリ岬や志布志鉄道記念公園などのほか「志」の文字が多すぎる!と話題の「志布志市志布志町志布志の志布志市役所志布志支所」と書かれた看板も。
今回は夏の暑い日に涼を取るのにぴったりの「ウラカフェ」を訪問しました。場所は志布志城の麓で、武家屋敷が点在する地。緑あふれる自然豊かな地に、大正末期から昭和初期に建てられた古民家をリノベーションしたカフェです。
美容師であるオーナーがスタッフみんなで改装したそうで、畳敷きの和室から、板張りの洋室まで、当時の雰囲気を残しつつ、現代にマッチさせた素敵な空間が広がっています。
この時期ぴったりなのが「ウラ雪」と名付けられた「新茶」「きなこ」「ちょこ」と3種類あるかき氷。特に煎茶・あずき・抹茶アイス・小倉アイスも使用した「新茶」がイチオシ。ミルクベースの新食感のふわふわかき氷です。
他にも「URACAFEおひるごはん」という、オーダー後に土鍋で炊き上げる、数種類の土鍋ごはんや「本日のスコーン」なども。コーヒー(ホット、アイス)など、ドリンクもあるので、まさに休憩にうってつけです。

「うら雪 新茶」。お茶生産量全国2位の鹿児島。志布志市の新茶をふんだんに使用したかき氷

緑豊かな自然あふれる雰囲気とリノベーションした古民家がベストマッチしている

オーナー&スタッフが時間をかけて自ら改装。畳敷きの和の空間に古き良き昭和が残る

板張りの洋室は個室になっていて、開放感もあり、明るい雰囲気がただよう

ふわふわのかき氷の新食感が楽しい。パウダー状の新茶やミルクテイストも美味

竹炭焙煎豆100%や、アラビカ種100%などの豆を用いたコーヒーはホット、アイスあり
ウラカフェ | ||
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住所 | : | 鹿児島県志布志市志布志町帖4371 |
電話 | : | 099-401-5430 |
営業時間 | : | 11:30~15:00 |
定休日 | : | 日曜、月曜 |
価格 | : | ウラ雪 新茶 825円 アイスコーヒー 385円 (いずれも税込) |
創業昭和37年。NYでも準優勝した志布志の「マルチョンラーメン」
2015年第一回鹿児島ラーメン王座決定戦優勝、翌年の第二回準優勝、そして2019年ニューヨークラーメンコンテスト準優勝と、鹿児島のみならず世界でも名を馳せるラーメン店が「マルチョンラーメン」です。志布志、国分、鹿屋と3店舗ありますが、志布志本店にご訪問。
開店が早まって朝7時から!店内へと向かえば、カウンター&小上がりにテーブルが並ぶ、ゆったりとした席の配置に。ほどなく登場した「ラーメン」は、ふわりとトンコツ100%の優しい風味が漂ってきます。
そしてスープを飲めば驚愕。じゅわっと旨みが広がるのです。部位を分けて5回に分けて順番に長時間じっくり煮込む製法で、シンプルなのに奥深い味わい。トンコツの旨みがギリギリでバランスよく配合された感じにして、継ぎ足さない使い切りタイプゆえにフレッシュさも。鹿児島のうすくち醤油がベースのタレゆえに、優しい醤油感も合わさります。
さらに麺も自家製。低加水の中太ストレート麺は、防腐剤や卵も不使用なので、小麦粉の良さも際立ちます。トッピングももやし、ネギ、チャーシューとシンプルで、スープや麺と一体化。まさに、バランス重視のトンコツラーメンが、ここにあります。

「中ラーメン」700円。中は麺150g。他に「大ラーメン」「スペシャル」あり

創業1962年(昭和37年)。当時は通りの向かいにあり、こちらへ移転。駐車場も多い

今やニューヨークでも日式ラーメンは人気で、毎年イベントが。2019年準優勝店だ

店内はカウンター&小上がりにテーブルが並び、ゆったり広々。約60席ある

防腐剤や卵も不使用の自家製麺。中太ストレートタイプで、コシと少しのふっくら感が共存

鹿児島のラーメン店では大根の漬物が付くことがとても多い。甘酢タイプなど幾つかあるが、こちらは、たくあん
マルチョンラーメン 志布志本店 (しぶしほんてん) | ||
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住所 | : | 鹿児島県志布志市志布志町志布志2-8-41 |
電話 | : | 099-472-0576 |
営業時間 | : | 7:00~17:00 土日祝7:00~18:00 |
定休日 | : | 木曜日 |
価格 | : | 中ラーメン 700円(税込) |
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