ハワイの魅力はいわゆる「バカンス気分」だけではありません。訪れるほどに新しい発見があり、人々は思い思いのスタイルを見つけて幸せなハワイの非日常体験を充実させていくのです。この連載では4つのスタイルでハワイの魅力を再発見できるストーリーを紹介していきます。第4回は「フレキシブル ワーカー(Flexible Worker)」。

連載
心も身体も癒されるハワイ旅。大自然の中で感動のひと時を
大自然に身を委ねながら美のチャージ。ハワイで叶えるキレイの旅
家族との時間を大切に。ハワイだからできる、愛おしい時間の過ごし方

『働き方改革』という言葉が一般化しつつある今日、ワークスタイルは驚くほど多様化しています。出勤の必要がないテレワークは徐々に広がりをみせ、自宅やカフェ、コワーキングスペース、サテライトオフィスなどで働くことは、珍しいことではなくなってきました。それはつまり、場所や時間に囚われず、柔軟性をもって働けるようになってきたということ。

そんな働き方の最先端が、『ワーケーション』。アメリカで2000年代に誕生した考え方で、ワーク(仕事)とバケーション(休暇)を組み合わせた造語です。出張のタイミングに合わせてプライベートのレジャーを組んだり、長期休暇のバケーション先で仕事をしたりするスタイルが、世界的に注目を集めています。

画像: ONもOFFも楽しみたい、仕事をしながら旅をする。新しいハワイ~JAL HAWAII-Flexible Worker~

もちろん、日本人にとってバカンスの代名詞であるハワイでも可能。グルメやレジャー、ショッピングばかりが取り沙汰されるハワイですが、実は、テレワーク環境も充実しているのです。

日中やすきま時間に仕事をして、早朝や夕方以降の自由な時間を家族や仲間と過ごす。ONとOFFが緩やかにつながるこのスタイルなら、憧れの長期滞在も実現できます。青く澄んだ海、どこまでも広がる空、ハワイ特有の心地よい風、そんな非日常だからこそ生まれるアイデアもあるはず。旅と仕事を組み合わせると、人生はより豊かになるかもしれません。

ワーケーションやブリージャーを活用してハワイのバカンスをより充実させる

画像1: ワーケーションやブリージャーを活用してハワイのバカンスをより充実させる

「長期休暇をとって、家族みんなでハワイを訪れてリフレッシュ」。ONとOFFのどちらも大事にすることは、ワークライフバランスにとって重要なこと。しかし、現実問題として難しいと考えている人も多いでしょう。長期休暇自体は取得できても、その間にプロジェクトが滞りなく進むか気を揉んだり、休暇明けの業務量で圧迫されることが心配だったり、色々なことがネックになってしまいます。

そんな人にこそおすすめしたい働き方、そして休み方が、「ワーケーション」。
メリットは、緩やかに仕事とつながっておけるところ。長期休暇中も定期的にプロジェクトの進捗を確認したり、必要最低限の業務処理ができたりするので、帰国時にもアイドリング期間を設けず、すぐにアクセル全開で業務に取り組めます。

また、仕事とつながることで心配も少なくなり、バカンスの時間にはバカンスだけに集中できるのもメリット。せっかくのハワイなのに心ここにあらずでは、本人にも家族にとっても残念です。

ワーケーションの典型的な事例は、日本が日中となるコアタイムを仕事に充てるといった働き方。例えば、ハワイと日本の時差は約19時間なので、日本の10:00~14:00に合わせて仕事をすると、ハワイでは15:00~19:00に相当します。これならば、朝食やランチ、午後の散策、夕食などは家族や友人と楽しむことができます。

画像2: ワーケーションやブリージャーを活用してハワイのバカンスをより充実させる

ワーケーションと並んで注目されている働き方が、「ブリージャー」。こちらは、ビジネスとレジャーを組み合わせた造語です。出張のタイミングに休暇を組み合わせるスタイルで、今、世界中で急増しているのだとか。例えば、ロサンゼルス出張の帰りにハワイに寄って、事前に滞在していた家族と合流なんてことも。JALでも、北米行き運賃とハワイ行き運賃を組み合わせて利用できる「ブリージャーサポート」というサービスを実施しています。

新しい休暇スタイルを活用すれば、もっと気軽に、そしてこれまでにないハワイ体験を始めることができますよ。

ちょっとした仕事なら、無料Wi-Fi、充電スポット完備のインターナショナルマーケットプレイスへ

ワーケーションやブリージャーに必要なのは、なんといってもネット環境の充実です。仕事の中心となるメールやチャットでは、Wi-Fi環境は不可欠。そういった点で、ハワイでは日本以上にカフェやホテルラウンジ、ストリートでのWi-Fi環境が整っており、すきま時間でも仕事がやりやすい状況です。とはいえ、わざわざ、道ばたでパソコンを開いたり、カフェを探して入店してWi-Fiにつなぎ、電源がある席を見つけたりするのは面倒なもの。

画像1: ちょっとした仕事なら、無料Wi-Fi、充電スポット完備のインターナショナルマーケットプレイスへ

そこでおすすめしたいのが、「インターナショナルマーケットプレイス」。ワイキキ中心部の老舗ショッピングモールです。2016年に全面改装が行われ、100以上の店舗が入居。定番ブランドからロコまで、ファッションアイテムや雑貨、スーパーマーケット、お土産、ダイニング、カフェなどのショップがひしめき合っています。

おすすめできる理由は、公共スペース全域で利用可能な無料Wi-Fiに加えて、休憩もできる広場「クイーンズ・コート」に、無料の充電スポットが設置されているから。ソファの近くにあるライトオブジェには、コンセントとUSBの差し込み口が存在しています。家族がショッピングを楽しんでいるあいだ、ソファに腰掛けながらメールのチェックや返信。充電切れを心配する必要もありません。

画像2: ちょっとした仕事なら、無料Wi-Fi、充電スポット完備のインターナショナルマーケットプレイスへ

メールの返信やSNSでのやりとりが終わったら、ショッピング終わりの家族と合流。イベントを楽しんだり、ダイニングでランチやディナーに舌鼓を打ったりとハワイを満喫しましょう。家族とのイベントを楽しみながら、ちょっとした時間でメールやSNSで仕事のやりとりを行う。これって、とっても合理的だと思いませんか。

コワーキングスペースを使うならアラモアナ近くで利便性が良いBoxJelly×The Companyに決まり

ワーケーションやブリージャーを活用したハワイステイ。長期滞在になると、メールやSNSの返信だけでなく、テレカンや資料作成など腰を据えて仕事に取り組みたいこともあるでしょう。そんなときは、カフェだと少し落ち着かないもの。セキュリティ面も気になります。「今日は、ちょっと重たいタスクだぞ」というときは、コワーキングスペースを活用してみてはいかがですか。

日本でもすっかりお馴染みのコワーキングスペースですが、簡単に説明すると、共有のワークスペースでさまざまな人が仕事をして、場合によってはアイデアや情報を交換する場所のことです。「バカンスの代名詞、ハワイにコワーキングスペースなんてあるの」と思うかもしれませんが、もちろん存在しています。それが、「BoxJelly×The Company」。

画像: コワーキングスペースを使うならアラモアナ近くで利便性が良いBoxJelly×The Companyに決まり

「BoxJelly」は、ハワイ初のコワーキングスペースとして2011年に開業。2017年には「The 20 Best Coworking Spaces Across the Globe」にランクインした注目のコワーキングスペースです。ここと、福岡に本社を構えるプロジェクト創生型ワークスペース&コミュニティ「The Company」がタッグを組みました。

場所は、アラモアナセンターから直線距離で1km程度とアクセスの良さが魅力。家族がアラモアナセンターでショッピングをしているときに、ちょっと資料作成といった使い方もできそうです。営業時間は月~金の8:00~17:00。日本時間に直すと深夜3:00~昼12:00なので、作成した資料をもとに、午前中に日本のスタッフと打ち合せをするといい感じでしょう。

利用には簡単な会員登録が必要。料金は、1日分のスペース使用で25ドル。JALのマイルで支払うこともできます。また、利用料金に応じてマイルも貯まります。別途有料でプライバシールームもあるので、機密性が高い内容を扱うテレカンなども安心。しっかりと仕事をしたいときには、うってつけの場所ではないでしょうか。

ちなみに、「BoxJelly×The Company」は、主催するサーフィンやランニングクラブを通し、ライフスタイルのサポートやコミュニティ作りにも注力しているとのこと。このあたりは、さすがハワイのコワーキングスペースといった感じ。さまざまなロコピープルとつながり、ローカルシーンにいち早く溶け込めるといった楽しみもありそうです。

日本とは異なる環境だからこそ新しいアウトプットができる

画像1: 日本とは異なる環境だからこそ新しいアウトプットができる

「満員電車での通勤や帰宅、残業や接待。日本でのハードワークでは、OFFは疲れを取るためだけにあるようなもの。そういえば、家族との会話も少なかったかも」。ハワイでワーケーションを体験すると、そんな反省が生まれるかもしれません。

これまでの働き方は、仕事は仕事、OFFはOFFというのが一般的でした。しかし、ITにより働く手段が進化した今は、いつでも、どこでも、仕事ができるようになりました。だったら、緩やかにONとOFFがつながるワーケーションのような考えも、働き方の選択肢に入ってもいいはず。

日中に仕事をして、終わったら残業も接待もなく、家族とハワイ時間をゆったりと過ごす。ワイキキビーチを散歩したり、マリンレジャーを楽しんだり。夕食も、ハワイらしくゆっくりと時間をかけて。ワーケーションだからこそ実現する、OFFの充実があります。

画像2: 日本とは異なる環境だからこそ新しいアウトプットができる

そもそも、仕事ってなんでしょう。家族がショッピングや観光を楽しんでいるあいだ、メールでやりとりをしたり、テレカンで会議に出席したり、クライアントに提出する企画書を作成したり。確かに、これは分かりやすい仕事。しかし、ワイキキビーチで家族がマリンスポーツに夢中になっているあいだ、ビーチソファに身を委ね、頭の中でビジネスプランを練るのも立派な仕事です。

日本とは異なる、ハワイという環境。インプットが違えば、アウトプットも異なり、思いも寄らないグッドアイデアが生まれるかもしれません。せっかくのワーケーションなら、そんなゆったりとした気持ちで仕事に向き合ってもいいのではないでしょうか。

2泊4日で有名スポットを回るハワイも否定しませんが、せっかくなら、1週間以上ゆっくりと滞在し、ゆっくりと過ごすというバカンス本来の贅沢さを経験してほしいもの。ワーケーションやブリージャーを活用すれば、ハワイの楽しみ方に新しい選択肢が生まれそうです。

BoxJelly×The Company画像提供:BoxJelly×The Company
その他画像提供:ピクスタ

笹林司 Tsukasa Sasabayashi

インタビュー記事を中心に執筆。ビジネス・経済、自動車、最先端技術など、様々な分野の著名人・有識者に取材を行っています。旅分野では、エアラインの機内誌やファッション誌を中心に寄稿。ほかの分野の視点と組み合わせることで、少しだけためになる記事を目指しています。

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