最近よく耳にする「サステナブル(持続可能)」という言葉。難しそうに聞こえるかもしれませんが、実は私たち一人ひとりが取り組めることも多いのです。そして、それは旅先でも同様。今こそ、旅をきっかけにサステナブルを体感する、「サステナブルツーリズム」をしてみませんか?

舞台は、「持続可能な観光地」の世界トップ100に選ばれた北海道・ニセコ町。旅先の自然環境への配慮や、オーバーツーリズム問題を考える旅として、サステナブルを自分ごとにする体験に触れてみましょう。

サステナブルな旅のスタイルとは?

画像: iStock/eggeeggjiew
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滞在先で私たちが取り組めるSDGs(Sustainable Development Goals / 持続可能な開発目標)を想像してみてください。例えば、二酸化炭素の排出量が少ない移動方法を利用したり、フードロス対策に取り組んでいるレストランを選んだり、連泊の際には清掃をお断りしたり。簡単な取り組みが、サステナブルな旅へのアプローチとなります。

さらに提案したいのが、ひとり旅です。ひとり旅は、同伴者の都合に左右されず自分の希望する日程・旅程が組める、とても自由度の高い旅のスタイル。ひとつひとつの課題にじっくり向き合う時間をつくり、一人ひとりができることを体感するのにも向いています。

オーバーツーリズムや、密を避ける旅の必要性が叫ばれている昨今は、ひとり旅をするにはぴったりのタイミング。これを新しいことに取り組むチャンスととらえ、サステナブルなひとり旅に挑戦してみてはいかがでしょうか。

世界で評価された持続可能な観光地、ニセコ町

画像: iStock/Dan Hayward
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サステナブルツーリズムを実践するにあたりおすすめしたいのが、持続可能な観光地の国際的な認証団体「グリーン・デスティネーションズ」によって、世界の持続可能な観光地のトップ100に2年連続で選ばれたニセコ町。年間を通して多くの観光客が訪れる北海道有数のリゾート地で、「蝦夷富士」と称される美しい形が特徴の羊蹄山(ようていざん)の西に位置するエリアです。

ニセコは、世界中から多くの観光客が訪れるエリアだからこそ、持続可能な観光に対する取り組みも盛ん。ひとりでスローな時間を楽しむ人が多く見られるのは、オーバーツーリズムに対する考え方や、環境保護や自然との共存などの取り組みが、ひとりでゆっくりと過ごすのに心地良く感じるからではないでしょうか。

画像: 世界で評価された持続可能な観光地、ニセコ町

また、ニセコ町では、自転車を日常生活における利便性の高い交通手段として再認識。可能な限り自動車から自転車への代替を目指し、2021年には「ニセコ町自転車の適切な利用を促進する条例」も制定されました。積雪状況にもよりますが、ニセコ駅の観光案内所では、4月下旬から10月末まで電動アシスト付自転車が借りられます。いつもはレンタカーで活動的に動き回っている人も、ニセコの旅では、時間に追われるスケジュールは捨てて、レンタサイクルで「急がない旅」を楽しんでみましょう。

ニセコグリーンバイクプラスレンタサイクル

レンタル受付場所JRニセコ駅内 観光案内所
電話0136-44-2468
webhttps://www.niseko-ta.jp/knowledge/rental/

ここからは、ニセコでの滞在中におすすめしたいサステナブルなスポットをご紹介します。サステナブルな旅へのアプローチはさまざま。本記事を参考に、旅先でできる「持続可能な選択」を考えてみては?

キタキツネと共存する「ニセコ東急 グラン・ヒラフ」

画像1: キタキツネと共存する「ニセコ東急 グラン・ヒラフ」

北海道では森の中だけではなく、道路沿いでキタキツネやエゾシカに遭遇することも。場所によって多少異なりますが、特に5月頃から8月頃の北海道は、キタキツネの子育てシーズンで、この頃にニセコを訪れると、可愛らしいコギツネに出会えることがあるかもしれません。

しかし、もしキタキツネに遭遇しても、むやみに触ってはいけないと聞いたことはありませんか? 野生動物の保護という理由もありますが、「エキノコックス」という寄生虫に寄生されたキタキツネが媒体となり、“エキノコックス症”という病気(肝機能障害など)を発症することがあるからです。また、直接触らなくても、キタキツネの糞便に汚染された山菜や湧水から感染することもあります。

画像2: キタキツネと共存する「ニセコ東急 グラン・ヒラフ」

この問題に取り組むのが、WAOニセコ羊蹄再発見の会。冬はスキー場、グリーンシーズンは高原リゾートとして人気の「ニセコ東急 グラン・ヒラフ」は、このWAOニセコ羊蹄再発見の会のエキノコックス駆除活動に協力し、サマーゴンドラ、ホテルニセコアルペン、レストハウスエースヒル周辺などで、キタキツネにエキノコックス駆除剤を入れたベイト(餌)を与え、体内に寄生するエキノコックスを駆除。この活動によって、エキノコックス症の主な感染源であるキタキツネとの共存を目指しているのです。

画像3: キタキツネと共存する「ニセコ東急 グラン・ヒラフ」

冬はスキーなどのウィンタースポーツ、夏は展望スポットでゆったりお昼寝できるなど、1年を通してアクティビティが豊富な「ニセコ東急 グラン・ヒラフ」。旅先での体験も、動物との共存に取り組むスポットを選ぶことで、その価値観に賛同してサステナブルな活動に参加しているといえるでしょう。

ニセコ東急 グラン・ヒラフ

住所北海道虻田郡倶知安町山田204
電話0136-22-0109(代表電話)
webhttps://www.grand-hirafu.jp/winter/

環境や文化に配慮したエコフレンドリーな宿泊施設「坐忘林」

画像1: 環境や文化に配慮したエコフレンドリーな宿泊施設「坐忘林」

「坐忘林」は、この地の雄大な景観と調和するように、新しい感性で作られたモダンテイストの旅館。古くから培われてきた和の伝統と美意識を土台とした居心地のいい空間が、癒しと自然、静かな環境を求めて訪れた旅人を迎えます。趣の異なるスイートルーム仕様の客室15室は、敷地内に湧く源泉掛け流しの内湯と露天風呂が備わった極上のプライベート空間です。

画像2: 環境や文化に配慮したエコフレンドリーな宿泊施設「坐忘林」

ニセコ周辺には肌の新陳代謝を促進するメタケイ酸を豊富に含む温泉が多くありますが、「坐忘林」の源泉も、このメタケイ酸を含んだ泉質で、美肌効果が期待できるうれしいもの。白樺の原生林越しに雄大な大自然を眺めながら、自分だけの温泉で、時間とお肌の贅沢を心ゆくまで楽しみましょう。

画像3: 環境や文化に配慮したエコフレンドリーな宿泊施設「坐忘林」

「坐忘林」の建物の外壁には、環境に配慮した材質が使われています。また、敷地から湧く温泉は、床暖房に再利用。夏には湧水を床やワインセラーに循環させることによって、電力の消費を抑えて館内を快適に保っています。

自然を愛するなら、いつまでもその自然が楽しめるように、そして後世の人々もその自然の恵みを享受できるように、今ある自然を尊重し配慮してくれているお宿を選ぶのも、サステナブルな旅のアプローチ方法です。

坐忘林

住所北海道虻田郡倶知安町花園76-4
電話0136-23-0003
webhttps://zaborin.com/

北海道初、サステナブル・レストラン加入&3ツ星獲得「Garden restaurant817」

画像1: 北海道初、サステナブル・レストラン加入&3ツ星獲得「Garden restaurant817」

旅先での大きな楽しみのひとつであるお食事でも、サステナブルな取り組みをしているお店を選んでみませんか? 「Garden restaurant817」は、サステナビリティに配慮した飲食店・レストランが加盟する「日本サステイナブル・レストラン協会」の北海道初の加盟店で、その中でも3ツ星を取得しているレストランです。

画像2: 北海道初、サステナブル・レストラン加入&3ツ星獲得「Garden restaurant817」

「Garden restaurant817」の建物には、支笏湖の倒木や廃材、自然由来の塗料など、環境に配慮した建築材料が使われています。また、料理に使う食材は、ガーデンの野菜はもちろんのこと、その他の食材も80km圏内から調達。さらに生ごみは堆肥化し、再び野菜の栄養に。野菜くずは鶏の餌になり、鶏からは卵という恵みを分けもらうという、自然の循環が体感できるレストランです。

画像3: 北海道初、サステナブル・レストラン加入&3ツ星獲得「Garden restaurant817」

朝8時からは「朝のプレート」がいただけるので、宿はニセコ駅周辺であえて素泊まりにしておいて、翌朝に自転車で朝食に出かけるのも、密を避けてゆったりとした朝食時間を過ごせる素敵なプランです。

Garden restaurant817

住所北海道虻田郡ニセコ町字近藤817
電話090-1302-4156
webhttps://www.chisegarden.com/dinner

お土産は、ニセコの森から生まれた「Hikobayu」

画像1: お土産は、ニセコの森から生まれた「Hikobayu」

自然との共存を図るニセコのお土産には、地域資源を活かした自然由来のものを選んでみては。おうち時間が長くなり、自宅でアロマを楽しんでいる人も多いのではないでしょうか。ご紹介する「Hikobayu(ヒコバユ)」は、そんな人にもおすすめの、ニセコの森のトドマツから生まれた精油です。

画像2: お土産は、ニセコの森から生まれた「Hikobayu」

トドマツの精油は、空気浄化や抗ウイルス、また、花粉をコーティングして花粉症を緩和する効果が期待できます。香りは清々しいグリーンノート。ウイルス対策や花粉症対策にティートゥリーやユーカリなどの精油を使っている人は、一度「Hikobayu」を試してみてはいかがでしょうか。ニセコで楽しんだ森林浴の記憶も再び楽しめることでしょう。

画像3: お土産は、ニセコの森から生まれた「Hikobayu」

また、トドマツ精油を利用したキャンドルや虫よけスプレーなどもラインナップ。「Hikobayu」の製品は、一般的な林業とは違い、森を壊さずに採算性と環境保全を両立させる自伐型林業によって生まれたプロダクトです。売上の一部は、森を作り未来を育てる活動に使われていますので、商品を購入することによって、活動に間接的に関わっていると感じることもできるでしょう。

Hikobayu(ヒコバユ)

難しく構えなくても、ちょっとした行動や選択が、旅先の自然環境に対する配慮やオーバーツーリズムの解消など、サステナブルな旅へとつながります。一人ひとりの行動は小さなものでも、多くの人が取り組み、それぞれが継続することによって、大きな実を結ぶものです。これから地球で生まれるすべての生き物に、美しい地球のバトンが渡せるよう、サステナブルツーリズムを通して、地球の未来を自分ごととして考えてみてはいかがでしょう。

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