北海道らしい雄大なロケーションを満喫できる北見・オホーツクエリア。この景観を存分に楽しむ方法としておすすめしたいのが、北見バスターミナル横の「北見サイクルステーション」で自転車をレンタルし、バスも利用しながら絶景を巡る「バス&ライド」の旅。

普段は客室乗務員として勤務する、JALふるさと応援隊の澤田幸恵さん、JAL自転車部でトライアスロンの経験も長い整備士の西山博之さんが、実際にモデルコースを体験した様子とともにお伝えします。

※感染対策に留意して、撮影時のみマスクを外しております

画像1: 気軽にレンタサイクル。北見・オホーツクエリアで大自然の中をバス&ライド旅

当日飛び込みOK!「北見サイクルステーション」で気軽に自転車旅

画像1: 当日飛び込みOK!「北見サイクルステーション」で気軽に自転車旅

女満別空港から北見行き連絡バスの終点となる北見バスターミナル。ここに2021年9月、北海道北見バスが運営する「北見サイクルステーション」がオープンしました。

北見サイクルステーションではレンタサイクルを提供しており、3時間以内から最長9泊10日まで借りることができます。ヘルメット(無料)や輪行袋、レンタルウェア、着替えスペース、修理道具も用意。必要なものが揃っているため、準備・予約なしで気軽に体験できるのが魅力です。

受付で説明を受けた後、レンタサイクル貸出申込書に記入し、店内の専用スペースで着替えます。バスターミナルで料金を払い、車庫で借りたい自転車を選んだら準備完了。

画像2: 当日飛び込みOK!「北見サイクルステーション」で気軽に自転車旅

西山さんのアドバイスを頼りに、いよいよバス&ライドに出発です!

北見サイクルステーション

住所北海道北見市大通西1丁目5-8
電話0157-68-1011(北海道北見バス)
0157-33-1125(サイクルアドベンチャーオホーツク推進協議会事務局)
webhttps://www.h-kitamibus.co.jp/(北海道北見バス)
※今季(2021年)の営業は終了。来季の営業についてはお問い合わせください

澄んだ空気と美しい景観の中を駆け抜ける「バス&ライド」のモデルコース

画像1: 澄んだ空気と美しい景観の中を駆け抜ける「バス&ライド」のモデルコース

「バス&ライド」の基本は、路線バスのルートを併走する形でのライディング。途中、バスに自転車を積んでショートカットや片道ライドを楽しむ新しいサイクリングのスタイルです。

北見の「バス&ライド」モデルコースは2種類あり、「留辺蘂(るべしべ)・温根湯(おんねゆ)方面」は、北見バスターミナルから留辺蘂駅を経由し道の駅おんねゆ温泉へと向かう、走行距離34km、目安時間約3時間のコース。そして、もう1つが今回ご紹介する「常呂(ところ)方面」。走行距離41.9km、目安時間約3時間30分のコースです。いずれも初心者でも経験者でも楽しめるコースとなっています。

画像2: 澄んだ空気と美しい景観の中を駆け抜ける「バス&ライド」のモデルコース

道の横に広がるのは、まるで緑の絨毯のような牧草畑。常呂に近づいてくると、前方にオホーツク海が見えてきます。澄んだ空気のなか、全身で美しい景観を受け止めているような感覚。これぞ自転車で走るからこそできる体験です。

「自転車は電動アシスト付きなので、上り坂でも楽に漕ぐことができます」と澤田さん。初心者でも難なくライディングを楽しめます。ハンドル部分にはスマートフォンを固定できるので、マップを確認しつつ走る際に便利です。

せっかくならただコースを走るだけではなく、北見・オホーツクエリアの魅力をより体感できるスポットにも立ち寄ってみましょう。

サロマ湖とオホーツク海の間をライド! 海浜植物の一大群生地・ワッカ原生花園

画像: サロマ湖とオホーツク海の間をライド! 海浜植物の一大群生地・ワッカ原生花園

常呂方面コースでは、オホーツク海の一部が堆砂によって切り離された潟湖・サロマ湖の眺望を楽しむことができます。オホーツク海とサロマ湖のちょうど間に位置する「ワッカ原生花園」は、300種類を超える草花が咲く、海浜植物の一大群生地。毎年4月から9月頃まで、多種多様な植物が花開き、可憐な姿を見せてくれます。

サロマ湖の東端に位置する栄浦漁港は、カキ・ホタテ養殖漁業の拠点のひとつ。栄浦漁港を抜け、サロマ湖畔に沿って整備されたワッカ原生花園の遊歩道は絶好のライディングコース。この遊歩道は、サロマ湖とオホーツク海を隔てる砂州にあり、左右どちらにも湖が見える絶景ルートとなっています。

周囲には隔てるものがないため、このロケーションならではともいえる、夕日をバックにした記念写真も自転車とともに撮れます。

ワッカ原生花園(ワッカネイチャーセンター)

住所北海道北見市常呂町字栄浦242-1
電話0152-54-3434
webhttp://tokorollc.sakura.ne.jp/wakka/index.htm

「ところ遺跡の森」で、森林浴をしながら縄文時代にタイムスリップ

画像: 「ところ遺跡の森」で、森林浴をしながら縄文時代にタイムスリップ

続いて訪れたのは「ところ遺跡の森」。ひととき、自転車を降りて森を散策。ここは、カシワやナラなど落葉広葉樹が茂る中に、擦文文化(約1,000年前)、続縄文時代(約1,800年前)、縄文文化(約4,000年前)の竪穴住居跡がある森です。

これらの「常呂遺跡」は国指定史跡に認定され、散策路には全6棟の復元住居が建っていて実際に入ることができます。自転車を降りて、少しの間森の中を散策。静かな空間の中で森林浴をしながら史跡を巡り、縄文時代にタイムスリップしたかのような非日常気分を味わっていました。

ところ遺跡の森

住所北海道北見市常呂町字栄浦371番地
電話0152-54-3393
webhttps://www.city.kitami.lg.jp/detail.php?content=8321

昼食は「ごはん処 たべものや」で、プリップリのホタテを堪能

画像: 昼食は「ごはん処 たべものや」で、プリップリのホタテを堪能

ランチに訪れたのは、麺類や丼もの、定食など充実のメニューが揃う「ごはん処 たべものや」。中でも人気の「ホタテフライ定食」(1,400円)をオーダー。

「本物の味を届けたい」と新鮮で大粒のホタテにこだわっている同店。サクサクの衣の中にはプリッと歯ごたえのあるホタテが。その美味しさに、箸が止まらなくなる二人。体を動かしてペコペコのお腹を満たしてくれる、味もボリュームも大満足の定食セットでした。

ごはん処 たべものや

住所北海道北見市常呂町字土佐3-24
電話0152-54-3922

流氷ソーダが看板! 地元客にも旅行者にも愛される「cafe しゃべりたい」

「常呂方面」片道ライドの折り返し地点「常呂バスターミナル」からの帰りはバスを利用します。その常呂バスターミナルのすぐそばにある「cafe しゃべりたい」は、1980年にオープンしたカントリー風の店。店名は「誰もが気軽に来て、楽しいおしゃべりを交わす場を提供したい」との思いから付けられたそう。

オープン当初から愛され続けるカレーなどがメニューに並ぶなか、特に人気は流氷に見立てたバニラアイスがグラスいっぱいにのった「流氷ソーダ」。流氷が浮かぶオホーツク海の冬の海にちなんだメニューです。バスが発車するまでの時間、鮮やかなご当地ソーダをお供に1日を振り返りました。

cafe しゃべりたい

住所北海道北見市常呂町常呂204
電話0152-54-3942
営業時間11:30~18:00(L.O.17:00)
定休日月曜

帰路は、自転車をバスに乗せて。「バス&ライド」なら、初心者でも安心して楽しめる

画像1: 帰路は、自転車をバスに乗せて。「バス&ライド」なら、初心者でも安心して楽しめる

常呂方面の絶景とグルメを堪能した後は「常呂バスターミナル」から自転車とともにバスで出発地点へと戻ります。

画像2: 帰路は、自転車をバスに乗せて。「バス&ライド」なら、初心者でも安心して楽しめる

北海道北見バスでは土・日・祝日は前日までの予約制で、自転車を折りたたまずにそのままバスに積み込むことが可能。自転車を輪行袋に入れる場合は予約不要で、曜日を問わず郊外線を利用できます。

※実証実験として実施。2021年11月30日で今季の実証実験は終了

画像3: 帰路は、自転車をバスに乗せて。「バス&ライド」なら、初心者でも安心して楽しめる

バス乗車口から自転車を積み、運転手さんから借りられる専用のベルトでしっかりと固定。あとは、のんびりバスに揺られながら車窓からの眺めを満喫しました。急な天候の変化や体調に合わせてバスを利用できるのも「バス&ライド」の魅力。無理なく、自転車の旅を楽しむことができます。

画像4: 帰路は、自転車をバスに乗せて。「バス&ライド」なら、初心者でも安心して楽しめる

バスに揺られて「北見サイクルステーション」に到着。

「ワッカ原生花園の遊歩道は、ずっと走っていたいくらい気持ちよかったですね」と西山さん。澤田さんは「景色も新鮮なホタテも最高でした!」と満面の笑みで話してくれました。

自転車ならではの風景とご当地グルメに出会える北見・オホーツクの旅。「北見サイクルステーション」と「バス&ライド」を活用した自転車旅なら、きっと知らない魅力に触れることができるでしょう。

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