僕はフードジャーナリストとして各地の様々なグルメを追求しています。
そんな僕が、JALに乗って全国各地様々な場所へと伺います。
題して・・・JAL×はんつ遠藤 コラボ企画!
今回は千歳編。2泊3日で、北海道の千歳市を回ります。道央に位置し、新千歳空港を有し、まさに北海道の空の玄関口として知られています。人口は約98000人。新千歳空港にはJRも乗り入れていて、札幌との往来も便利な地。キリンビールやカルビーなどの大手の工場も稼働中です。また、新千歳空港駅の隣には南千歳駅があり、アウトレットモールも必見。観光スポットとしては水質日本一の支笏湖や牧場などもあり、グルメ的にも千歳バーガーを始め、様々な美味なる一品が待っています。さて、今回も旅が始まります(^^)


グルメの旅レポーター はんつ遠藤
テレビの番組レポートや雑誌記事の執筆、飲食店プロデュースなどを行うフードジャーナリスト。
日本をはじめ世界20数カ国の料理を研究し、取材軒数は1万軒を超える。

新千歳空港からクルマで約40分の「北海道箱根牧場」
新千歳空港から北東へクルマで走る事、約40分。雄大な自然に囲まれた「北海道箱根牧場」。もともと神奈川の箱根で牧場を始め、縁あって、こちらへ移転してきたそう。ホルスタイン約150頭を始め、ジャージー牛、日本では珍しき地中海水牛もいて、牛乳や乳製品などの酪農がメイン。飼料や農作物なども作成なさっています。また、観光牧場としても有名で、牛や馬などとのふれあい(4月~11月)や搾乳、チーズ作りの体験なども楽しめます。
その広大な敷地の一画に佇む八角形のドーム型の1軒家が「牧場のレストラン」。広々とした天井がとても高い店内で、牧場手作りのハンバーグやモッツアレラチーズなど当牧場の生産品をメインにした食事を提供さなっています。
看板メニューは「箱根牧場牛の手作りハンバーグ」。可愛らしい鉄のフライパンで登場し、蓋をあければ、ふわーーっと湯気と共に美味なる香りが湧き立ちます。工房で作られたハンバーグは、ふわりとした食感と香ばしさが共存し、200gで食べ応えもあり。自家製のかぼちゃなどや、地元農家さんからのにんじんなど野菜も手作り感たっぷり。長沼町の契約農家によるライスやビーフコンソメスープとのセットも(スープ&ライスはセルフサービス)。工房で作る「手作りソフトクリーム」も濃厚な美味しさが♪

「箱根牧場牛の手作りハンバーグ」900円。工房手作りの美味しさが前面に

動物とのふれあいや搾乳体験、工房体験なども楽しい観光牧場としての側面も

日本では珍しい地中海水牛もいて、モッツァレラチーズなどを作成している

広々とした八角形のドーム型レストラン。ミルクジャムなど加工品の販売も

ジューシーな牛100%ハンバーグに、自家製デミグラスソースがぴったり

搾りたての牛乳をふんだんに使用した「手作りソフトクリーム」300円
北海道箱根牧場 (ほっかいどうはこねぼくじょう)
住所 | : | 北海道千歳市東丘1201 |
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電話 | : | 0123-21-3066 |
営業時間 | : | 11:00~15:00(14:30L.O) 10:00~17:00はソフトクリーム・チーズなど販売 |
定休日 | : | 11~3月は火曜日・年末年始。4~10月は無休。 (今期は冬季休業の可能性も・電話が確実) |
価格 | : | 箱根牧場牛の手作りハンバーグ 900円(ライス・スープ付き1290円)(税込) 手作りソフトクリーム 300円(税込) |
創業71年「もりもと千歳本店」で千歳バーガー
全国各地にご当地グルメが存在します。千歳市には「千歳バーガー」。千歳バーガー協議会によると市内10数店舗で提供されています。そこで向かったのが「もりもと 千歳本店」。2020年で創業71年の老舗で全28店舗。洋菓子、和菓子、パンなどを製造・販売なさっています。
昨年にリニューアルされた本店は、曲線状のガラスファザードを使用。店内も「森の中を散歩」するようなイメージで、厨房で作るできたて商品や市内の自社工場直送の商品がずらりと並んでいます。
また本店では「至福のいちご大福 『ゆめ』」「窯出しマドレーヌ」「ななまるシュー」などさまざまな限定商品も。嬉しいのはカフェスペースがある点。購入商品を座って味わえるほか、作り立ての「千歳バーガー」なども味わえるというわけ。
同市は北海道トップクラスの鶏卵生産量ということで鶏卵使用という縛りはありますが、千差万別。「もりもと」では改良に改良を重ねて、現在は北海道産小麦粉で焼き上げた自家製バンズにブランド牛を使用したパテ、目玉焼きの「千歳バーガー~ぎゅうたま~」に。ほかにも「千歳本店 手づくりどら焼き 究(きゅう)」なども評判です。

「十勝若牛」を使用したパテと千歳産の卵をサンドし、もっちり肉厚、ジューシー

JR千歳駅から徒歩約7分。曲線を多く取り入れた、道路に面した素敵な建物

商品は、なんと約300!洋菓子、和菓子のほか、パンも約130種類あり

「北のアトリエカフェ」と名付けられたスペースも、ゆったり

ロングセラー「ハスカップジュエリー」や各種どら焼きなどワクワク商品、満載

穏やかにやさしくお客様をお迎えするスタッフたち。アットホームさも人気の所以
もりもと 千歳本店
住所 | : | 北海道千歳市千代田町4-12-1 |
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電話 | : | 0123-26-0218 |
営業時間 | : | 9:00~19:00 |
定休日 | : | 無休 |
価格 | : | 千歳バーガー~ぎゅうたま~ 590円(税込) (テイクアウトも) ハスカップジュエリー 6個入り1500円(税込) ほか |
確かな食材と丁寧な熟成寿司で定評のある「北の華」
北海道の食材といえば真っ先に思い起こされるのが海産物です。海産物といえば寿司。千歳にも名店と呼ばれる店舗が数多くあります。特に人気なのが「北の華」。地元の千歳出身の林 直司氏が、札幌の有名寿司店で10年修業の後、1996年12月に創業しました。
カウンターと個室の小上がり席のある店内では、5000円、7000円、9000円のコースが主体。例えば7000円のコースでは、前菜、お造り盛り合わせ、一品2~3点、握り7~8寛、汁ものといった構成で、カウンターでは同料金でも握り多めのラインナップになるとか。江戸前スタイルの握りで、シャリには赤酢を用いるのは千歳では珍しいです。
そして驚きなのがマグロなどは日本屈指の有名寿司店がこぞって崇拝する東京・豊洲市場の有名仲買い「やま幸」から仕入れている点。さらに地元の魚も含めて熟成系と呼ばれるスタイル。まさに丁寧に時間をかけて仕事を施す姿勢に、敬服します。ちなみに林氏は2013年に隣に完全予約制の「北の華 はやし」を創業(ミシュラン2つ星)。特に地酒と寿司を追求した12000円コースの料理を提供なさっています。

7000円コースの一部。前菜、お造り盛り合わせ、一品、握り、汁ものという構成

檜の一枚板を用いた、堂々たるカウンター。その他、個室タイプの小上がり席も

林氏に代わって店舗を統括する中山雅晶店長。真っ当な仕事ぶりが映える

「やま幸」仕入れの中トロや赤身、昆布や酢などで締めたサワラ、真ゾイなど熟成系

焼きめがカリッと香ばしい、ふんわりとした蒸し穴子。ツメのまろやかな甘味もいい

通称“カニタワー”。この日は道東から活で仕入れ。湯がいてほぐす
鮨処 北の華 (すしどころ きたのはな)
住所 | : | 北海道千歳市幸町1-1 |
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電話 | : | 0123-23-5126 |
営業時間 | : | 17:30~23:00(22:30L.O) |
定休日 | : | 日曜日 |
価格 | : | 7000円コースほか(税別) |
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