題して・・・JAL×はんつ遠藤 コラボ企画!
今回は北見編。北海道の北見市に2泊3日で伺いました。女満別空港からクルマで約35分。北海道オホーツク総合振興局の管轄で、東西約110キロメートル。北海道で一番広い市町村です。北海道では温和な気候と言われていますが、夏は35度を超え、冬はマイナス35度を下回ることもあるという寒暖差です。今回は6月に伺ったので最高気温が30度を超えてびっくり。かつて明治、大正、昭和とハッカ産業で躍進し、昭和13年頃には世界の生産量の7割を誇ることも。今では焼き肉や塩やきそばなどのグルメでも人気となっています。さて、今回も旅が始まります(^^)


グルメの旅レポーター はんつ遠藤
テレビの番組レポートや雑誌記事の執筆、飲食店プロデュースなどを行うフードジャーナリスト。
日本をはじめ世界20数カ国の料理を研究し、取材軒数は6,500軒を超える。

北見でステーキやパスタなど幅広き「マルシェ」
北見駅と西北見の中間あたり、山下通の西端付近に位置する「カジュアルレストラン マルシェ」。駐車場も25台と広く、ゆったりとした店内では約70名の座席数で、テーブルも広めの作りになっています。オーナーシェフの沢崎正広さんは、毎年イタリアを訪問し、料理の研究をなさっているほどの真剣ぶり。北海道で2人しかいない日本エスコフィエ協会の地区委員のひとりなのです。
メニューを拝見すれば、ステーキ・ハンバーグ・パスタから幕の内弁当まで、本当に幅広きラインナップ。一番人気はシャリアピンステーキですが、今回は「ずわい蟹と菜の花の生パスタ」をいただきました。ほどなくして登場すれば、本ずわい蟹が、ど~んと載っていてびっくり。しかも、ほぐし身もふんだんに合わさっています。
それと、菜の花。こちらは旬の時に仕入れてボイルしてストックしているので通年提供できるのだそう。それらの美味しさもさることながら、麺が生パスタなので、1.6㎜のスパゲッティーニにも関わらず、もっちりとした食感も活きています。ちなみにナポリタンなどはイタリアから輸入した1.9㎜を使用。+100円でスモールサラダがセットになります。

ずわい蟹と菜の花の生パスタ 970円

駐車場も25台と広々とした敷地に佇む、平屋の一戸建て。通し営業なのも嬉しい

ゆったりとした店内に約70席。テーブルも広めで、天井も高く、居心地も良い

地元の北見出身の沢崎正弘さん。日本エスコフィエ協会の地区委員も務める

生パスタは1.6㎜で食べやすく、それでいて、もっちりとした食感

さすが北海道。本ずわい蟹をふんだんに使用。ボイルした菜の花の風味も活きる
カジュアルレストラン マルシェ | ||
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住所 | : | 北海道北見市北進町7-5-12 |
電話 | : | 0157-23-6510 |
営業時間 | : | 11:00~21:00ぐらい(20:00L.O) |
定休日 | : | 水曜日 |
価格 | : | ずわい蟹と菜の花の生パスタ 970円(税込) |
焼肉の街“北見”で、至高の焼肉「ほりぐち」
北見は焼肉の街なのです。昭和25年(1950年)に誕生した「力(りき)」という屋台が最初で、駅至近の家畜処理場からの新鮮なホルモンを主体とした焼肉が大評判となり、数々の焼肉店がオープン。今では70軒以上が存在し、人口当たりの焼肉店数が北海道一となりました。なかでも「ほりぐち」は通も唸る評判ぶりです。
というのもご主人の堀口久男さんは、親の代から畜産業に携わる、いわば“肉のプロ”。しかも仕込みの丁寧ぶりが半端ないです。「豚丸ホルモン」(豚の直腸)の下処理は、まさに気の遠くなるほど、しっかりとゴミを取り除き、洗い、くるりと反転。卓上の七輪&炭火で焼いていただけば、新鮮さと、クニュクニュプルプルっとした食感がたまりません!
次は「和牛サガリ(道内産)」。サガリとは横隔膜の一部で、適度な脂が入り、焼けばしっとりとした食感と爽やかな旨みが楽しめます。そして置戸の田中牧場のテクセル種、フォゲット(15カ月)の「メン羊(地物ジンギスカン)」。この羊肉の概念を覆す、柔らかさと脂の旨み!もう、驚愕という言葉しか出ません。他にも「メン羊 内モモの刺身」や「ザブトン」なども震えるくらい美味。素晴らしき北見の夜を満喫です。

豚丸ホルモン。もちろん生。まずはブレンドした塩コショウ、次に甘めの生ダレで

外観のPOPな感じも親近感溢れる。北見駅から北東方向に約1.6㎞

親の代から畜産業に携わる堀口久男さん。まさに肉を知り尽くした“肉のプロ”だ

豚丸ホルモンを焼くときは、一度に広げず、山のように積んで蒸し焼きにし、後から広げる

和牛サガリ(道内産)。しっとりとした食感と爽やかな旨みが楽しめる

メン羊(地物ジンギスカン)。上質な脂の美味しさで、何枚でも食べられる!
焼肉 ほりぐち | ||
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住所 | : | 北海道北見市高砂町6-1 |
電話 | : | 0157-23-9444 |
営業時間 | : | 17:00~21:00 |
定休日 | : | 月曜日 |
価格 | : | 豚丸ホルモン 650円(税込) 和牛サガリ(道内産) 2000円(税込) メン羊(地物ジンギスカン) 1500円(税込) |
新鮮&旬の食材にこだわる「ななしぐれ」
人口約11万5000人の北見市ですが、かつてはハーブの生産量が世界の7割を占め、大盛況だった地。駅前から続く繁華街は、そんな栄光も垣間見れます。そんな繁華街の一画に2010年6月にオープンし、今やラーメン店なども含めて数店舗を運営するのが「ななしぐれ」。広い店内にはカウンター、堀ごたつ、座敷、個室などがあり、さまざまなシチュエーションに対応できます。
店内は活気にあふれ、お客様とスタッフの笑顔が楽しい居酒屋さん。「自分が食べたい!美味しく新鮮な料理を提供する」というのがモットーというだけあって、仕入れの徹底管理と真心こもった料理が味わえます。なかでもイチオシなのが「お刺身いいとこ盛り」。新鮮で旬の食材を用いたお刺身セットで、内容は都度変わりますが、マグロやサーモン、カンパチなど7点盛り。それと「玉ねぎ餃子」。北見は玉ねぎの産地としても有名なのもあり、挽肉と玉ねぎを用いた餃子で、皮ももちもち!
そして「玉ねぎコロッケ」。全国的なコロッケのイベントでも何度も優勝している作品だそう。他にも各種料理がめじろおし。系列店の「ラーメン」もオーダー可能。飲み放題2時間1800円もあるので、ガッツリしっかりイケちゃいます!

ホタテや生いわしなど、旬の食材も活きる「お刺身いいとこ盛り」

「ななしぐれ」本店のほか、別邸など各店舗も数十mの範囲内に

本店はカウンターのほか堀ごたつ、座敷、個室などもあり、各種対応

「お刺身いいとこ盛り」。その他、お刺身1000円盛りなどもある

「玉ねぎ餃子」。さすが玉ねぎの街、北見。挽肉と玉ねぎが構成要素だ

「玉ねぎコロッケ」。玉ねぎのほか、シーチキンやニンジンも用いたコロッケ
ななしぐれ 本店 | ||
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住所 | : | 北海道北見市北4条西2丁目11-5 |
電話 | : | 0157-57-7490 |
営業時間 | : | 17:00~24:00(23:00 FOOD L.O、23:30 DRINK L.O) |
定休日 | : | 無休(12/31のみ休業) |
価格 | : | お通し 420円 お刺身いいとこ盛り 1680円 玉ねぎ餃子 600円 玉ねぎコロッケ(2コ) 420円 (いずれも税込) |
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