
グルメの旅レポーター はんつ遠藤
テレビの番組レポートや雑誌記事の執筆、飲食店プロデュースなどを行うフードジャーナリスト。
日本をはじめ世界20数カ国の料理を研究し、取材軒数は6,500軒を超える。
ランチ利用がおすすめ。網走の新鮮な海鮮を楽しめる寿司 鮨かっぽう 花のれん
網走市内に一際目立つ3階建て。家紋と「花のれん」の文字が映える、寿司割烹店です。ご主人の堀口敏幸さんは、お父様が教師だった関係で、北見や紋別などに住み、中学3年の時に網走へ越してきたそう。「でも、歴史に興味があったので、京都の大学へ進学したんです」と堀口さん。ちょうど時代が学生闘争の頃だったので、1年で帰ってきて、飲食店の道へ入ったとか。ランチタイムは特にお得なメニューがたくさん。天ぷらとお刺身、蕎麦のセットをいただきました。まぐろやホタテ、えび、いくらなどの海産物に北海道の良さを感じますね。甘えびは、南蛮海老という種類で、もちろん地元で採れたもの。ホタテなどももちろん地元だそう。ちなみに堀口さんは2011年の東日本大震災の時に、日常の大切さ、ありがたみを身に染みて、市長に掛け合って30人ほどで炊き出しに伺ったそう。「地元の方も、旅行の方も大切なお客様です」と、照れ笑いする堀口さん。
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網走市内に一際目立つ3階建て。家紋と「花のれん」の文字が映える、寿司割烹店です。
ご主人の堀口敏幸さん。店内は1階にカウンターと小上がり、テーブル席など。2、3階には、大小様々なお座敷があります。
ランチタイムは特にお得なメニューがたくさん。天ぷらとお刺身、蕎麦のセットをいただきました。
えびや野菜の天ぷらも、王道の味わい。サクサクとした衣も素敵です。
蕎麦は斜里町の蕎麦粉を使用したものだそう。風味がよくてしっかりとした味わい。
鮨かっぽう 花のれん | ||
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住所 | : | 北海道網走市南5条東2丁目 |
電話 | : | 0152-44-7576 |
営業 | : | 11:00~14:30(14:00L.O.)、17:00~21:00(20:30L.O.) |
定休日 | : | 無休(正月3が日のみ休み) |
料金 | : | 天ぷらと刺身、そばのセット1,080円 |
地元食材の創作料理が味わえる人気店 SaWa
網走の夜の街に、ハワイを彷彿とさせるような外観が輝いています。店内に入れば、トロピカルな雰囲気と和が一体化したようなカウンターやテーブル席が。こじんまりとしているのかな、と思いきや、「隣もあるんですよ」と案内してくださいました。おお、なんだか、ムーディーな個室あり。さらに「2階も見ますか?」と仰るので、見に行けば、まるで金沢のような朱を基調とした和室が。凄いです。ここまで違う顔を持った1軒は、なかなかありませんね。四季折々の旬の海産物を使い、素材の味を損なわない手法で提供なさっています。特に創作一品料理が得意なんだとか。オホーツクの海産物の良さが前面に出ています。お刺身も各種あり。その時により旬の海産物を提供なさっているので、内容は変わります。今回は銀ガレイ、サンマ、ボラ、天然のわらさ、北寄貝、サーモンなど。わさびの他に山わさびを醤油で味付けしたものもあり、貝にぴったりなんだとか。
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網走の夜の街に、ハワイを彷彿とさせるような外観が輝いています。
こじんまりとしているのかな、と思いきや、「隣もあるんですよ」と案内してくださいました。おお、なんだかムーディーな個室あり。
天麩羅も種類豊富です。例えば海老、アスパラ、なすなど。アルコールもワインあり、日本酒あり、と幅広し。
お刺身も各種あり。その時により旬の海産物を提供。今回は銀ガレイ、サンマ、ボラ、天然のわらさ、北寄貝、サーモンなど。
魚介中心のラインナップですが、“和”のみでは、ありません。たとえば時期限定ですが、サンマのアクアパッツァ。
SaWa (さわ) | ||
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住所 | : | 北海道網走市南3条東1丁目 |
電話 | : | 0152-43-2645 |
営業 | : | 17:30~翌1:00 |
定休日 | : | 日曜日 |
料金 | : | アスティカ カルベネソーヴィニヨン グラス390円・ボトル2200円、真澄 ハーフ350円・一合700円、お刺身 銀がれい880円、ぼら580円、天然のわらさ780円など(時期により価格変動あり)、天麩羅 海老270円、アスパラ330円、なす330円など |
ビブグルマン獲得の人気居酒屋 酒菜亭 喜八
網走には炉端焼きのような焼き物を提供する店舗もあります。こちら『喜八』も、その1軒。2012年発行のミシュランガイド北海道でビブグルマンを獲得した店舗で、店内は照明を落とした大人の雰囲気。網走には『THE EARTH(ジアス)』という有名なオーセンティックバーがあります。こちらは、その系列店。そんな真面目さが日本酒にも表れていますね。網走の日本酒である君が袖や、増毛町の国稀鬼ころしなどのほか、出羽桜も各種揃っています。ふとメニューを拝見すると鯨料理も名物。刺身だけではなく、串カツも味わえます!鯨の串カツは、今はお目にかかることが少なくなりました。貴重です。もうひとつのオススメは、炉端焼き。ほっけの開きとか、青つぶ焼きとか。暫し拝見していると、そのうち香ばしき匂いと共に、煙が立ち上ります。さすが北海道の良さが前面に出たような、ほっけの開きでした。
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カウンター前の鮮魚のショーケースが見事です。その日に届いた新鮮な魚たちがずらりと並んでいます。
網走の日本酒である君が袖や、増毛町の国稀鬼ころしなどのほか、網走の友好都市・山形県天童市の出羽桜も各種揃っています。
「くじらづくし」赤身、うね須(脂身)、はつ、鹿の子(あご)、さえずり(舌)といった部位のお刺身が味わえます。
鯨料理は刺身だけではありません。 串カツも! なかなか鯨の串カツは、今はお目にかかることが少なくなりました。貴重です。
さすが北海道の良さが前面に出たような、ほっけの開き。網走の能取湖産の青つぶ焼きもオススメです。
酒菜亭 喜八 (きはち) | ||
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住所 | : | 北海道網走市 南4条西3丁目7-1 |
電話 | : | 0152-43-8108 |
営業 | : | 17:00~23:00(22:30L.O.) |
定休日 | : | 不定休 |
料金 | : | 君が袖620円、国稀鬼ころし620円、くじらづくし2,200円、鯨串カツ(2本)780円、ほっけ開き1,280円、青つぶ焼き780円 |
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https://www.jal.co.jp/jp/ja/info/2020/other/200228/
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