日本におけるイルミネーションの先駆けであり、国内有数のスケールを誇る「さっぽろホワイトイルミネーション」。市街中心部の5会場で開催され、83万個もの電球が使われます。市街中心部の至るところで電飾が輝き、北国ならではの雪景色に幻想的な雰囲気が加わります。
なかでもメインの「大通会場」は、会場内でも複数のエリアに分かれてテーマが設定され、大小さまざまな“光の芸術”たちがきらめきを放ちます。そんな札幌の冬の風物詩をもっと楽しむために、さっぽろホワイトイルミネーション事務局の佐藤夢真さんに、見どころや楽しみ方を解説してもらいました。

恋人との思い出づくりに!「ラブ・ツリー」大通1丁目会場

〜さっぽろホワイトイルミネーションの見どころ1〜

画像1: 写真提供:さっぽろホワイトイルミネーション実行委員会

写真提供:さっぽろホワイトイルミネーション実行委員会

会場テーマは「LOVE」。会場中央にある大きな赤エゾ松の木を、ハートをモチーフにした電飾で彩る「ラブ・ツリー」や、ハート型のフォトスポットも設置。普段とは違う特別なライトアップ仕様の「さっぽろテレビ塔」にも注目です。大切な人との最高の思い出になるでしょう。

「イルミネーションとテレビ塔とのコラボレーションが目を引きます。ハート型のフォトスポットで、テレビ塔をバックに撮影するのがオススメですよ」(佐藤夢真さん、以下同)

ドイツの雰囲気が漂う「ミュンヘン・クリスマス市」大通2丁目会場

〜さっぽろホワイトイルミネーションの見どころ2〜

画像2: 写真提供:さっぽろホワイトイルミネーション実行委員会

写真提供:さっぽろホワイトイルミネーション実行委員会

ドイツ・ミュンヘンとの姉妹都市提携をきっかけに2002年より開催されている「ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo」との共催企画。ホットワインやドイツ料理、クリスマス雑貨などの屋台がずらりと並びます。会場中央には、ドイツの伝統的なクリスマスオブジェ「クリスマスピラミッド」をモチーフにした大型オブジェ「Gift of Snow」を設置。クリスマスを厳かに彩ります。

「札幌にいながら、本場ドイツのクリスマス市の雰囲気を味わえるのが魅力。昨年から新たに設置された大型オブジェにも注目です」

ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo(大通公園2丁目)
開催期間2019年11月22日(金)~12月25日(水)2019年11月22日(金)~12月25日(水) 2019年11月22日(金)~12月25日(水)
開催時間11:00~21:00(L.O. 20:45)
webhttps://white-illumination.jp/munich/

ライラックの花咲く「ブルーミング・ファウンテン」大通3丁目会場

〜さっぽろホワイトイルミネーションの見どころ3〜

画像3: 写真提供:さっぽろホワイトイルミネーション実行委員会

写真提供:さっぽろホワイトイルミネーション実行委員会

会場中央にある噴水を、札幌市の木であるライラックの花をモチーフにした大型オブジェで装飾。花と季節の移ろいを、光や音などの演出で表現しています。やさしく輝くイルミネーションは眺めているだけで幸せな気持ちに。またライラックをモチーフとしたフォトスポットもあります。

「昨年から新たに登場した、ライラックをモチーフにしたイルミネーションは、札幌“らしさ”を表しています。光の色合いが変化するなど動的な演出は、時間を忘れて眺めてしまうことでしょう」

きらびやかで写真映え抜群の「ジュエリー・パレス」大通4丁目会場

〜さっぽろホワイトイルミネーションの見どころ4〜

画像4: 写真提供:さっぽろホワイトイルミネーション実行委員会

写真提供:さっぽろホワイトイルミネーション実行委員会

中央の噴水を彩るイルミネーションを中心に、ダイヤモンドをモチーフにした光の宮殿「ジュエリーパレス」が囲みます。光のトンネルをまばゆいイルミネーションで迎えてくれるほか、その途中には「さっぽろテレビ塔」を背景に撮影できるフォトスポットもあります。きらびやかな光に包まれて、素敵なひと時をお過ごし下さい。

「会場の中でも特に華やかで、写真映えのする会場です。今年は地面に光を投影する“ゴボ照明”という演出も行う予定です」

ひと休みしながら鑑賞できる「トゥインクル・ガーデン」大通5丁目会場

〜さっぽろホワイトイルミネーションの見どころ5〜

画像5: 写真提供:さっぽろホワイトイルミネーション実行委員会

写真提供:さっぽろホワイトイルミネーション実行委員会

シンボルツリーや大型オブジェを設置するほか、ガーデン風のフォトスポットも人気のエリア。また温かいドリンクや軽食を楽しめる休憩スペースがあり、イルミネーションを眺めながらひと休みできます。

「ホットワインやチョコレートドリンクなどが購入可能です。夜間の散策は冷え込むため、適度に休憩を取ってお楽しみ下さい」

子どもと一緒に楽しめる「フォレストサークル」大通6丁目会場

〜さっぽろホワイトイルミネーションの見どころ6〜

画像6: 写真提供:さっぽろホワイトイルミネーション実行委員会

写真提供:さっぽろホワイトイルミネーション実行委員会

大きな樹木が立ち並ぶ会場にある光の迷路は、まるで光によって浮かび上がった森のよう。ちょっぴり不思議な世界観ながら、落ち着いた雰囲気を漂わせるエリアです。

「光の迷路はイルミネーションとアトラクションがセットで楽しめる人気スポット。友人同士はもちろん、ご家族やお子様とご一緒にいかがですか?」

大通会場 大通西1~6丁目
点灯期間2019年11月22日(金)~12月25日(水)

ほかにもこんなに。市街中心部にきらめくイルミネーションの数々

〜さっぽろホワイトイルミネーションの見どころ7〜

画像7: 写真提供:さっぽろホワイトイルミネーション実行委員会

写真提供:さっぽろホワイトイルミネーション実行委員会

画像8: 写真提供:さっぽろホワイトイルミネーション実行委員会

写真提供:さっぽろホワイトイルミネーション実行委員会

JR「札幌」駅前から「すすきの」駅まで、中央分離帯の立ち木を電飾した「駅前通会場」は札幌の冬を彩るメインストリートです。また札幌中心部にある南一条通りの南北歩道両脇に立ち並ぶ街路樹を電飾した「南一条通会場」は、デパートやファッションビルの灯りと相まって、街並みに華やかさを添えます。

「『駅前通会場』は地下歩行空間の工事によって装飾できていなかったエリアでしたが、2018年に装飾し、一本の長いイルミネーションストリートがつながりました。これは実に12年ぶりのことです。また『南一条通会場』は南一条地区開発事業推進協議会の協力によって開催されていて、大通エリアでは開催期間が最も長いんですよ」

画像9: 写真提供:さっぽろホワイトイルミネーション実行委員会

写真提供:さっぽろホワイトイルミネーション実行委員会

画像10: 写真提供:さっぽろホワイトイルミネーション実行委員会

写真提供:さっぽろホワイトイルミネーション実行委員会

「札幌市北3条広場(アカプラ)会場」には、現存する北海道最古のイチョウ並木があります。色が変化するイルミネーションやスポットライトなどで街路樹を彩り、「北海道庁旧本庁舎」(赤れんが庁舎)を望む景観をいっそう鮮やかに照らします。また「札幌駅南口駅前広場会場」は、JRタワー外壁に面したプラットフォームを電飾し、高さ10mのデザインツリーを設置するなど札幌の玄関口を華やかに照らし、訪れる人を魅了します。

「どちらも2017年から登場した会場です。『札幌市北3条広場(アカプラ)会場』は、札幌を象徴する美しい景観をさらに鮮やかに演出。『札幌駅南口駅前広場会場』は、アクセスのよさも魅力です」

点灯期間
駅前通会場2019年11月22日(金)~2020年2月11日(火・祝)
南一条通会場2019年11月22日(金)~2020年3月15日(日)
札幌市北3条広場2019年11月22日(金)~2020年3月15日(日)
札幌駅南口駅前広場会場2019年11月22日(金)~2020年3月15日(日)

約40年にわたって愛される、「さっぽろホワイトイルミネーション」の歴史

画像11: 写真提供:さっぽろホワイトイルミネーション実行委員会

写真提供:さっぽろホワイトイルミネーション実行委員会

「さっぽろホワイトイルミネーション」は、1981(昭和56)年、1048個の電球を取り付けた1本のイルミネーションから始まりました。以降回を重ねるごとにスケールアップし、多彩なオブジェも加わっていきます。

「日本における大規模イルミネーションの元祖と言われています。第35回(2015年)から規模をさらに拡大し、3年をかけて大規模なリニューアルを敢行。会場も電球が大幅に増え、さらに見ごたえのあるものになりました」

夜景観光コンベンション・ビューローから「日本三大イルミネーション」に認定された冬の一大イベントは、2018年には市内5会場に拡大。使われる電球数は83万個にも及ぶ規模に成長しました。

時間は? 見方は? イルミネーションをとことん楽しむコツ

今や「さっぽろ雪まつり」につながる初冬のイベントとしてすっかり定着したイルミネーションは、どのように楽しんだらいいのでしょうか。

「どの会場も写真映えする演出をしていて、フォトスポットが設置されていますので、ぜひ記念撮影を楽しんでいただきたいですね。またクリスマス時期はデートスポットとしても人気。点灯時間を24時まで延長するので、ゆっくりご覧いただけます」

画像12: 写真提供:さっぽろホワイトイルミネーション実行委員会

写真提供:さっぽろホワイトイルミネーション実行委員会

さらに年ごとにテーマカラーや構成が変わるため、毎年訪れても新鮮な気持ちで楽しめるのだとか。ちなみに開催期間中の土・日・祝日のイルミネーションを点灯する人を募集していて、当選者はライトアップのスイッチを押す権利が与えられます。せっかく訪れるなら、チャレンジしてみるのもいいかもしれません。

「ご自身でイルミネーションを点灯できる機会は滅多にありませんので、きっと素敵な思い出になると思います。詳細は公式ホームページなどをご覧ください」

さて、各会場を歩いて鑑賞する以外にも、イルミネーションを楽しむ穴場は多いといいます。

「イルミネーションは近くからでも、遠くからでも楽しめるのが魅力の一つです。『さっぽろテレビ塔』から見渡す会場はとてもきれいですよ。また周辺施設では景色を眺めながら飲食できるところもあります。違った目線で楽しめるのと同時に、会場のスケールも体感していただけると思います」

画像13: 写真提供:さっぽろホワイトイルミネーション実行委員会

写真提供:さっぽろホワイトイルミネーション実行委員会

混雑はさほど心配なし。手軽に楽しめる一大イベントで、思い出作りを

「さっぽろホワイトイルミネーション」は初冬に開催され、「さっぽろ雪まつり」にたすきをつなぐ冬の風物詩となりました。雪景色とイルミネーションが織りなすロマンチックな景色は一見の価値があります。会場それぞれに違った特徴を持ち、SNSにアップしたくなるスポットがたくさんあるのも魅力。さらにすべての会場が無料で鑑賞できるのもうれしいですよね。

「ちなみに混雑の心配はさほどなく、撮影スポットの待ち時間は週末に混雑しても10分程度です」

大規模なイベントながら、気軽に訪れることができるのも高ポイントです。札幌を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてください。冬の北海道の思い出が、きっと鮮やかなものになるはずです。

第39回さっぽろホワイトイルミネーション
住所大通会場 大通西1~6丁目
駅前通会場(北4条~南4条)
南一条通会場(南1条西1~3丁目)
札幌市北3条広場(アカプラ)会場(北2条西4丁目及び北3条西4丁目)札幌駅南口駅前広場会場(北5条西3丁目)
電話011-281-6400(さっぽろホワイトイルミネーション実行委員会)
webhttps://white-illumination.jp/

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