2010年から始まった「瀬戸内国際芸術祭」をきっかけに、多彩なアートにあふれ世界中から注目を集める香川県。瀬戸内海に面したこの地には、アートに留まらず、日本のウユニ塩湖と称される「父母ヶ浜」や天空の鳥居で有名な「高屋神社」など、絶景スポットもたくさんあります。

そんな、自然と文化が融合した美しい土地・香川の魅力を堪能できる、1泊2日のモデルプランをご紹介。絶好のフォトスポットからグルメ、お土産にいたるまで、香川の美しさを体全体で感じることができる旅を、お楽しみください。

※新型コロナウィルスの感染状況によっては、各施設とも掲載内容(通常営業)と異なる場合があります。最新情報は直接お問い合わせください。

四国ならではの水族館で、四国の水景美と生命の神秘に触れる

画像1: 四国ならではの水族館で、四国の水景美と生命の神秘に触れる

高松空港から車で約40分。2020年の春、瀬戸内海を間近に望む場所に開館した四国水族館は、「四国水景」をテーマにした次世代型水族館です。この場所をきっかけとして、実際の風景を見に四国を旅してもらいたいという想いから、四国のあらゆる水景が再現されています。瀬戸内海や太平洋だけでなく、清流や湖沼で暮らす生きものなど約400種類を展示。また水槽を絵画の額縁に見立て、美術館のような仕掛けを施しているのも特徴で、独自の演出に心躍らされます。

画像1: 提供:四国水族館

提供:四国水族館

70の水景のうち、太平洋を表現した館内最大の水槽「綿津見の景」では、アジの仲間や回遊魚のスマなど愛嬌ある魚が楽しめ、まるで海中を訪れたような気分に浸れます。

画像2: 四国ならではの水族館で、四国の水景美と生命の神秘に触れる

その他、「ハンマーヘッドシャーク」と呼ばれるアカシュモクザメを下から見上げて鑑賞できる「神無月の景」、SNS映えすると人気のスポット「渦潮の景」など神秘的な世界に引き込まれます。

画像2: 提供:四国水族館

提供:四国水族館

画像3: 四国ならではの水族館で、四国の水景美と生命の神秘に触れる

また、四国水族館を訪れたら見逃せないのが、イルカのプログラムです。夕日に染まる瀬戸内海を背景にジャンプするイルカのシルエットが美しく、「まるでラッセンの世界」と絶賛されるほどで、多くの人がその光景をカメラに収めようと撮影に余念がありません。あわせてイルカの普段見られないしぐさや、飼育員と戯れる表情などが間近で楽しめ、生きもの自体の能力や生態に興味が湧きます。

画像3: 提供:四国水族館

提供:四国水族館

画像4: 提供:四国水族館

提供:四国水族館

ミュージアムショップでは、飼育員が監修したぬいぐるみや菓子類などオリジナル商品も多数販売。一度足を運べば、水族館の概念が変わるかもしれません。

画像4: 四国ならではの水族館で、四国の水景美と生命の神秘に触れる

四国水族館

住所香川県綾歌郡宇多津町浜一番丁4(宇多津臨海公園内)
電話0877-49-4590
営業時間9:00~18:00(3/20~9/30 ※GW、夏休みは21:00まで)、10:00~18:00(10/1~3/19)
定休日年中無休 ※冬季はメンテナンス休館あり
Webhttps://shikoku-aquarium.jp/

稲積(いなづみ)山の山頂に鎮座する「高屋神社」で開運祈願

画像1: 稲積(いなづみ)山の山頂に鎮座する「高屋神社」で開運祈願

四国水族館から、海沿いにさぬき浜街道を西へ車を走らせること約50分。次なる絶景スポットは、観音寺市北端にある標高404mの稲積山。七宝山系の一つで、山頂には「天空の鳥居」で一躍有名になった高屋神社が鎮座し、古来よりこの辺りの産土神(うぶすながみ)として信仰を集めてきました。

画像2: 稲積(いなづみ)山の山頂に鎮座する「高屋神社」で開運祈願

頂上へは林道を通る車道もありますが、今回は麓にある高屋神社の下宮から歩いて約1.5km先にある本宮を目指します。登山道の所々にある丁石が、頂上までの目印。氏子さんらによって手入れがされており、野鳥の声や四季折々の山の景色に触れながら登るのも一興です。

画像3: 稲積(いなづみ)山の山頂に鎮座する「高屋神社」で開運祈願

最後の力を振り絞り、270段の石段を登りきること1時間。社殿を背に息を整えて振り返れば、なんと眺めの素晴らしいこと!それまでの苦労が一気に吹き飛ぶ絶景が広がり言葉もでません。眼下には観音寺市街、有明浜、遠くは燧灘(ひうちなだ)を隔て愛媛方面まで見渡せ、まさに空と海が一体と化した天空の世界が広がります。

画像4: 稲積(いなづみ)山の山頂に鎮座する「高屋神社」で開運祈願

本宮で参拝した後は、頂上北東部にある高屋遺跡巨石群がある磐座(いわくら)へ。巨石の上から見える父母ヶ浜(ちちぶがはま)、蔦島(つたじま)などを眺めていると次々と観光客が訪れ、「絶景を目指して来た」という若者でいっぱいになりました。

画像: 高屋遺跡巨石群からの景色

高屋遺跡巨石群からの景色

※石段は足元に気を付けてお上がりください

高屋神社

住所香川県観音寺市高屋町2800
電話0875-24-2150(観音寺市観光協会)
Webhttp://kanonji-kankou.jp/
※10月1日~2021年3月31日の土曜、日曜、祝日(9時~17時)は、 すべての車両等の通行が禁止され、シャトルバス(往復1,000円)が運行。
※発着点は、同市内の琴弾公園内にある有明グラウンド前駐車場。
※シャトルバスの運行時間、規制時間は時期により変更する場合あり。

讃岐うどん文化を楽しく学ぶ、体験型宿泊施設

画像1: 讃岐うどん文化を楽しく学ぶ、体験型宿泊施設

絶景スポットの近くには、香川県ならではのこんな施設もあります。
JR予讃線本山駅から徒歩30秒という好立地に2018年10月に開業した「UDON HOUSE」。空き家だった古民家を活用した、素泊まりは受け付けない、うどん作りと畑での収穫体験がセットになった体験型宿泊施設です。「うどん作りを体験するだけじゃなく、さぬきうどんの文化を伝え、ここにしかない新しい価値を創造したい」と、東京から移住したオーナーの原田佳南子さんは話します。

画像2: 讃岐うどん文化を楽しく学ぶ、体験型宿泊施設

まずはうどんの生地作りからスタート。原料の中力粉を塩水とともに捏ね、生地を足踏み。そうして半日以上かけて、うどん作りを学びながら作ります。地元の農家と一緒に野菜などの収穫体験を行い、うどんを食べるまでがツアーです。

今はwithコロナ時代に備え、1日1組限定の1棟貸しで、安心してご利用いただけます。さらに新たな取り組みとして、打ちたての讃岐うどんを直送するサービス「うどんのおうち」もスタートしました。自宅に届いたときに一番美味しい状態になるように、日々、試行錯誤が繰り返されています。

画像3: 讃岐うどん文化を楽しく学ぶ、体験型宿泊施設

讃岐うどん作り体験を基に、地域の人々との交流をはかり、その風土や歴史、文化を知ることも大切な学びの時間であり、旅の醍醐味といえるでしょう。

UDON HOUSE

住所香川県三豊市豊中町岡本1651-3
電話0875-89-1362
定休日不定休
Webhttps://udonhouse.jp/

「日本のウユニ塩湖」父母ヶ浜で、砂紋が描く干潟美と天空を映す鏡に感動

画像1: 「日本のウユニ塩湖」父母ヶ浜で、砂紋が描く干潟美と天空を映す鏡に感動

高屋遺跡巨石群がある磐座(いわくら)からの眺めも最高でしたが、やはり間近に見る燧灘(ひうちなだ)の眺めは圧巻です。

ここ燧灘が一望できる「父母ヶ浜(ちちぶがはま)」は近年、鏡のようになった水面に夕日や人物が映り込む様子が、まるで南米・ボリビアのウユニ塩湖のようだと注目を集めています。干潮時間に現れる鏡面を撮影しに多くの観光客が訪れる、人気の絶景スポットです。

画像1: 提供:三豊市観光交流局

提供:三豊市観光交流局

柔らかく白い砂浜は、南北約1㎞に及ぶ長い海岸沿いに続き、潮が引くと約400mの沖合まで砂地が広がります。

父母ヶ浜が特に美しいのは、よく晴れた日の夕暮れ時。「日本の夕陽百選」にも選ばれた美しい夕日の名所でもあります。風が止まりやすい夕凪の時間帯は、茜色に染まる空と水面が一体となり、天空を映し出す鏡に変身。その時がシャッターチャンスです。絶景の見ごろは、三豊市観光交流局のwebサイトでぜひチェックしてください。

画像2: 提供:三豊市観光交流局

提供:三豊市観光交流局

周辺にはカフェなどが建ち、浜の美しさを楽しみながらゆっくり滞在できる場所がたくさんあります。まばゆく輝く晴れの日も、夕日が沈むロマンティックな黄昏時も、いつまでも浸っていたい、そんな場所です。

画像2: 「日本のウユニ塩湖」父母ヶ浜で、砂紋が描く干潟美と天空を映す鏡に感動

父母ヶ浜(ちちぶがはま)

住所香川県三豊市仁尾町仁尾乙203-3
電話0875-56-5880(三豊市観光交流局)
Webhttps://www.mitoyo-kanko.com/

熟練の技に新感覚のエッセンスを追加。日本料理の粋を味わう

画像1: 熟練の技に新感覚のエッセンスを追加。日本料理の粋を味わう

旅の拠点となる高松市方面へ戻ること、車で1時間30分ほど。ディナーで訪れたのは、県内はもとより、遠方からも食通の常連客が絶えない名店、「日本料理 新(あらた)」です。日本料理の伝統技術を守りつつ、独創的な季節ごとの景色を表現した、オリジナル創作料理を提供しています。

画像2: 熟練の技に新感覚のエッセンスを追加。日本料理の粋を味わう

店主の松久眞さんは、一般社団法人 香川県調理師会 最高顧問、香川県日本調理技能士会 会長など10以上の肩書の持ち主。現在は2代目の真大さんと共に板場に立ちます。創業以来40年、初心忘るべからずの気構えで一日一日を新たな思いで料理に挑戦。円熟の域に達した確かな目利きで良質な食材を選び抜き、原点である「土産土法」で、瀬戸内の旬の幸を京風懐石料理で楽しませてくれます。

画像3: 熟練の技に新感覚のエッセンスを追加。日本料理の粋を味わう

しかし、熟練の技に新たな感覚で一工夫を加えるのが「新」流です。郷土の食材にこだわった「季節の瀬戸内魚菜 ちらし寿し」は、健康に配慮し黒酢を利かせた酢飯に、地の車エビやオリーブサーモン、讃岐産ぼっちゃん南瓜など、彩香に満ち旬を詰め込んだまるで宝箱のような一品。

画像: 季節の瀬戸内魚菜 ちらし寿し

季節の瀬戸内魚菜 ちらし寿し

さらに、口どけが良く脂質があっさりとした味わいの県産オリーブ牛を使った「讃岐オリーブ牛ステーキ」や、県産小麦粉「さぬきの夢」を使用した皮に、季節の魚介と旬菜7種の食材を詰め込み、特製梅肉だれとポン酢が添えられた「和風七宝水餃子」など、和食の域にとどまらない逸品も。

画像: 讃岐オリーブ牛ステーキ

讃岐オリーブ牛ステーキ

画像: 水餃子は、2021年2月12日までの期間限定

水餃子は、2021年2月12日までの期間限定

また、店主自ら趣味で作陶した器に料理が盛り付けられ、作品として一体となった姿も、季節が感じられる味わいの一つ。料理をひき立てる日本酒や焼酎などの銘酒とあわせて、お楽しみください。

日本料理 新(あらた)

住所香川県高松市古馬場町1-1
電話050-3490-9077
営業時間12:00~13:30(L.O.13:30、ドリンクL.O.13:30)、
17:30~22:30(L.O.22:00、ドリンクL.O.22:00)
定休日:日曜、祝日 ※日曜日は予約のみ
Webhttps://s511200.gorp.jp/

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