
グルメの旅レポーター はんつ遠藤
テレビの番組レポートや雑誌記事の執筆、飲食店プロデュースなどを行うフードジャーナリスト。
日本をはじめ世界20数カ国の料理を研究し、取材軒数は6,500軒を超える。
岡山ドミカツ丼の元祖、『野村』
各地にご当地グルメが存在します。それは岡山も、しかり。岡山のご当地グルメの筆頭とも言えるのがカツ丼です。今ではラーメン店にもカツ丼がメニューにあったりすることも。でも、元祖があるんです。それが『野村』。今回の岡山2泊3日グルメの旅は、こちらからスタートです!『野村』は昭和6年の創業。初代は野村佐一郎氏で、東京の帝国ホテルの料理人さんに教えて貰ったのだとか。ちなみに、101歳まで長生きなさった奥様のタケさんも料理上手で、そのために二人で食堂をやろうということになったそう。元祖といわれる『野村』のカツ丼は、いわゆるドミグラスソースのようなものがかかったドミカツ丼(いわゆるデミカツ丼)です。ロースとヒレがあり、大きさも普通サイズと子、孫といった小さいタイプもあります。一般的な玉子とじのタイプもあり、これまたサイズが。しかも、両方食べたいという方にセットまで。もう、至れり尽くせりです。
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地元のMD設計が「土の匂いがする」をコンセプトに古民家の柱などを利用して作成。なので落ち着いた、ゆったりとした雰囲気。
ドミカツ丼はもちろん、一般的な玉子とじタイプも。肉やサイズも選択肢があります。両方とも味わえる「孫膳(ヒレ)」をいただくことに。
運ばれてくるまでワクワクしますね!そして登場。おお、当たり前ですが2種類のカツ丼が、1つのお膳に!
まずはドミカツ丼から。ドミグラスソースの深い味わい。ちょっと大人なドミカツ丼って感じです。ソースとごはんの相性もいいです。
玉子とじのタイプです。こちらは定番の良さというか、玉子の甘味も活きています。玉ネギや長ネギ、海苔も良い箸休め的な役割も。
味司 野村(のむら) | ||
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住所 | : | 岡山県岡山市北区平和町1-10 野村ビル 1F |
電話 | : | 086-222-2234 |
営業 | : | 11:00~21:00 |
定休日 | : | 無休(年末年始のみ休業) |
料金 | : | 孫膳(ヒレ)1,100円 |
岡山の海の幸、山の幸が揃っている!
都会なのに、少し離れたら自然もあり、江戸時代からの後楽園もあり、の、岡山。市内には明治43年創業の路面電車が今も走り、情緒溢れる雰囲気も。そんな路面電車が通る道沿い、岡山駅東口から徒歩約10分の地に『和風居酒屋 あかり』があります。地元漁師直送の新鮮美味な地の魚をはじめ、岡山県産食材を中心に肉や野菜もふんだんに使用。また、従来から岡山地酒の仕入れに力を注いできた結果、なかなか飲めない日本酒も豊富に扱っているみたい。
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玄関で靴を脱いで上がるスタイルで、掘りごたつ席や、円卓型の個室、ソファー席の個室のほか、花の間と呼ばれるカウンター席も。
鰆(さわら)岡山の鮮魚の定番。柔らかな食感は、口の中でとろけます。下津井蛸(しもついたこ)岡山と言えば倉敷は下津井港の蛸。
限定ブランド牛 千屋牛のステーキ。一定期間しっかりとした管理の下に熟成をさせて、旨みを凝縮させた自慢の逸品。
自家製たこわさびオリジナルの大人気酒肴。下津井港で採れたたこを葉わさびと出汁醤油で和えた一品。日本酒と良く合います。
焼きママカリの酢漬け岡山県ではお馴染みの郷土料理。こんがり丸ごと焼いて、すぐに酢醤油に漬けているそう。
和風居酒屋 あかり | ||
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住所 | : | 岡山県岡山市北区野田屋町1-6-22 グロップ岡山駅前ビル 1F |
電話 | : | 086-803-5580 |
営業 | : | 18:00~24:00(23:00FOOD L.O.、23:30DRINK L.O.)、金土17:00~24:00(23:00FOOD L.O.、23:30DRINK L.O.)、日祝17:00~23:00(22:00FOOD L.O.、22:30DRINK L.O.) |
定休日 | : | 無休(年末年始を除く) |
料金 | : | 鰆(さわら)1,100円(単品)、下津井蛸(しもついたこ)1,000円(単品)、限定ブランド牛 千屋牛のステーキ1,800円、天ぷらの盛り合わせ(二人前)1,550円、鱧(はも)の酢漬け1,200円、自家製たこわさび450円、焼きママカリの酢漬け620円、鰆の玉子焼き720円 |
隠れ家のような日本料理店で癒される
岡山市北区磨屋町。ここに1軒の日本料理店があります。それが『ごう原』。外観からは敷居の高い割烹料理店にも見えますが、案外と若いお客さまも多いそう。地元の方から出張で訪れた県外のお一人様などもよく利用なさっているみたい。ご主人の河原(ごうはら)昇さんは、島根県の出身で、広島や名古屋、岡山などの日本料理店で修業を積み、岡山で自分の店を構えました。食材は鮮魚や精肉店、青果店などが連なる「岡ビル市場」から。昭和26年にオープンした、「岡山の台所」と呼ばれる市場。「自分で足を運んで買ってくるんです」と河原さんが笑います。「自分で見る」ことが大切だそう。
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店内も和の雰囲気が活きています。L字型のカウンターのほか、奥には小上がりも。
ご主人の河原(ごうはら)昇さんは、島根県の出身で、広島や名古屋、岡山などの日本料理店で修業を積み、岡山で自分の店を構えました。
こだわりの日本酒も揃っています。「花陽浴」純米吟醸、埼玉。初めて聞きました!日本酒は、まだまだ奥が深いなぁ
鮑のり梅煮。鮑の食感と海苔の風味、そして梅の清涼感が味わえます。日本料理の奥深さを感じますね。
あこうの薄造り。他の地域では“きじはた”といったほうが分かりやすいかも。西日本では夏の風物詩としても知られる高級魚です。
ごう原(ごうはら) | ||
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住所 | : | 岡山県岡山市北区磨屋町7-14 |
電話 | : | 086-223-2629(週末は要予約) |
営業 | : | 17:30~22:00入店まで |
定休日 | : | 日曜日 |
料金 | : | 花陽浴530円、和心500円、飛露喜780円、鮑のり梅煮1,920円、あこうの薄造り1,880円(値段変動あり)、まながつおの照り焼き1,600円 |
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https://www.jal.co.jp/jp/ja/info/2020/other/200228/
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