美しい灯籠が風景を彩る冬は、台湾の旅のベストシーズンのひとつ。台湾各地では、元宵節(げんしょうせつ)を祝う鮮やかな灯籠が掲げられ、美しいランタンが宙を舞う「天燈上げ」などの祝祭も行われます。本特集では、台北を起点に冬の台湾を楽しむロマンティックな旅の魅力をご紹介します!

色とりどりの灯籠が街を彩る元宵節。

画像: 色とりどりの灯籠が街を彩る元宵節。

食や文化、自然など、さまざまな旅の魅力が待ち受ける台湾。冬にこの国を旅するなら、ぜひ見ておきたいロマンティックな風景があります。それが、春節(旧正月)から数えて15日目の満月の日に行われる元宵節(げんしょうせつ)です。歴代の中国王朝において重要な祝祭として祝われてきた元宵節ですが、台湾には、色鮮やかな灯籠(ランタン)を用いたさまざまな伝統行事が根付いています。特に1990年に「台北ランタンフェスティバル」が開催されて以降、元宵節を祝う多彩なイベントが台湾各地で開催されるようになっています。数千ものランタンが飾られる華やかなパレードから、真っ暗な夜空に天燈(ランタン)を飛ばすロマンティックな行事まで、その個性は実にさまざま。2018年の元宵節は3月2日。この時期に台湾を旅するなら、ぜひ数多くのランタンに彩られた幻想的な風景を楽しんでください!

台北を拠点に楽しむ幻想的な旅。

画像1: 台北を拠点に楽しむ幻想的な旅。

1年のなかでもひときわ幻想的な風景を楽しめる元宵節の台湾。台湾の玄関口となる台北を拠点にその魅力を楽しむなら、ゆっくりと街の魅力にふれ、とびきり美しい元宵節のイベントに参加するのがおすすめです。

画像2: 台北を拠点に楽しむ幻想的な旅。

例えば旅の初日には台北市内を歩き回り、夜には「士林夜市」や「饒河街夜市」などのナイトマーケットへ。これらの場所には、台湾ならではの屋台グルメからアクセサリーやお土産を扱うショップまでがずらりと並びます。夜市全体を覆うエネルギッシュな雰囲気を味わえば「台湾を旅している!」という喜びが、ひしひしとこみ上げるのではないでしょうか。そして旅の二日目は、台北からバスやタクシーに乗って1時間〜1時間30分ほどの歴史地区「九份」へ。かつて金鉱発掘の拠点として栄えたこの街は、細い路地や石段が織りなすノスタルジックな街並みが魅力。特に街のあちこちに掲げられた灯籠が輝く夕暮れ以降は、ひときわロマンティック風景を楽しめます。

そして、3日目はいよいよ旅のハイライト! 真っ暗な夜空に数え切れないほどのランタンが舞う「新北市平渓天燈節」に参加しましょう。台北市の東に位置する新北市平渓へは、市内からのシャトルバスでアクセスするのが一般的。会場では、元宵節に合わせて天燈(ランタン)の打ち上げが行われており、そのロマンティックな風景を一目見ようと世界中から多くの旅人が訪れています。1回あたり200基ほどの天燈が数回にわたって打ち上げられる様子は、まさに圧巻。夜空をゆらゆらと舞い上がる天燈を眺めていると、おとぎの国に迷い込んだような不思議な感覚を覚えるはずです。2018年の「新北市平渓天燈節」は3月2日の開催。世界が憧れる幻想的な夜祭りの魅力を、ぜひその目で確かめてみてください!

まだある!元宵節を祝うビッグイベント

おすすめの元宵節イベントは、もちろん「新北市平渓天燈節」だけではありません。例えば、台湾を代表するビッグイベントとして知られているのが「台湾ランタンフェスティバル」です。

画像: まだある!元宵節を祝うビッグイベント

1990年に第1回が開催されて以降、台湾各地で開催されてきたこのイベントでは、その年の干支をモチーフとした巨大なメインランタンをはじめ、色とりどりのランタンが会場を彩ります。また、幻想的な光に包まれる会場では、音楽やダンスのライブパフォーマンスから郷土グルメの屋台までさまざまな催しが行われ、訪れる人々を楽しませています。今年の「台湾ランタンフェスティバル」の会場となるのは、台湾中南部の都市・嘉義。台北からは新幹線でのアクセスが便利なので、日程に余裕があればぜひ足をのばしてみてください。カラフルでエネルギッシュな元宵節の魅力を、より深く楽しめるはずです!

ひとことコメント

沖縄よりもさらに南に位置する台湾には、南国のイメージがあります。しかし、元宵節が開催される冬は、1年で最も寒さの厳しい時期。日中の気温が20℃を下回ることもあり、早朝や夜間の最低気温は4℃〜5℃程度になることもあります。ランタンに彩られた幻想的な風景を思う存分眺めるなら、温かいジャケットやマフラーなどの防寒具を用意しておくのがおすすめです!

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