定番土産からハイセンスな最新ギフトまで。2019年に人気を集めた台湾土産を現地レポート
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定番土産からハイセンスな最新ギフトまで。2019年に人気を集めた台湾土産を現地レポート

2019.09.11

台湾観光の楽しみであると同時に頭を悩ませるのがお土産・ギフト選び。ありきたりなものじゃなく、高すぎない、でもセンスの良いものを選びたい! そんな時におすすめなものを、現地ライターの青木由香さんに教えてもらいました。お土産選びの参考になりそうですね。

文・写真:青木由香 編集:稲垣美緒(OnTrip JAL編集部)

味よし見た目よしサイズよし。縁起物をギフトに「平安亀」

平安亀(ピンアングエ)は、可愛い亀の形をしたピーナッツとゴマの香りが美味しいお菓子です。ピーナッツとゴマ以外に麦芽と糖、海塩とシンプルな材料で作られています。麦芽と練られた少しモチっとした食感のピーナッツの中にはすりゴマのサクサク感。

日本人に馴染みのある食材で、誰にでも受け入れられやすい味です。4つ入りの小サイズは日本円で約500円。安価なのにしっかりした箱入りのパッケージなので、少量でも気の利いたお土産になります。

この平安亀を製造販売している李亭香(リーティンシャン)は、120年以上の歴史を持つ老舗のお菓子屋さん。現在は迪化街(ディーホアジェ)に本店がありますが、創業当初は台北の外れ、蘆洲(ルーヂョウ)の湧蓮寺(ヨンリェンスー)というお寺の前に店を構えていました。当時は、参拝者のお供物用のお菓子を作っていたそうです。そんな背景を持つ菓子店ですが、伝統菓子を今の時代に合うようアレンジして現代に伝えています。

平安亀は、亀の形をした紅亀粿(アンクークエ)という伝統の餅菓子からインスピレーションを得て作られたものです。亀は台湾も日本同様、縁起物。長寿の象徴で金運アップのアイテムなので、ギフトには最適ですね。

本店では、店先にお菓子の木型(お菓子の表面に刻印されている柄の型)と紙が置いてあって、自由に版画が楽しめるようになっています。版画などなかなかやる機会がないと思うので、童心に返ったように楽しめますよ。不定期でお菓子作り体験のワークショップも開催され、お菓子作りや伝統の普及活動にも熱心なのでHPでチェックしてみてください。

支店は、MRT中山駅近くの三越(百貨店)と信義エリアの微風(ウェイフォン)デパート。観光客が見つけやすい場所にあります。味、見栄え、価格と嬉しいお土産の条件がしっかり揃った平安亀。賞味期限も20日間。自分の分も忘れずに買ってほしいお菓子です。

DATA

李亭香(リーティンシャン)本店

住所 台北市迪化街1段309號
電話 (02)7746-2200 内線200
営業時間 月~土 9:00~20:00 日 9:00~19:00
価格 平安亀(ピンアングエ)4個入り160元
10個入り320元

公式HP

台湾茶じゃ物足りない? コーヒーとのハイブリッド「TAI CHI COFFEE」で新しい台湾を感じる

TAI CHI COFFEE(タイジーコーヒー)は、ちょっと変わったドリップバッグ。どこが変わっているのかというと、コーヒーとお茶がブレンドされた、コーヒーでもお茶でもない、それを一つにした飲み物なのです。中国語名は、太極茶咖啡(タイチーチャーカーフェー)。奇をてらって作られたのではなく、お茶とコーヒーに深く精通しているからこそ生み出せる黄金比でブレンドされ、製品化までに4年の歳月を費やしたこだわりのドリップバッグです。

飲み口はというと、初めはコーヒーを強く感じ、飲み進めていくとお茶が前に出てきます。飲み終わる頃、気付くと口の中にはお茶の香りが広がっているという不思議な感覚。言うなれば、爽やかなお茶の香りを併せ持ったスッキリしたコーヒーです。いい台湾茶とは、その香りがいつまでも口の中に残るもの。その特性を使ってブレンドされているので、台湾茶の素晴らしさをこのTAI CHI COFFEEで感じることができます。

TAI CHI COFFEEの生みの親は、製造販売をするTe’ Zao Ka(デェ ザオ カ)のオーナー李さん。お茶とコーヒーの産地へ10年通い詰めて、他にはないものを作りたいという思いからこのTAI CHI COFFEEが生まれました。このシリーズは、台湾の紅玉という紅茶に近い発酵のお茶とニカラグア産のコーヒー、蜜の香りのする烏龍茶にエチオピア産のコーヒーなど、それぞれ台湾の特徴的なお茶とこだわりローストのコーヒーを合わせた5つのテイストのドリップバッグセット「TAI CHI COFFEE賞鮮組合(シャンシェンズーハー)」と、台湾の阿里山(アーリーシャン)コーヒーに台湾の包種茶を組み合わせた「FLORENCE-ALL COFFEE」1種5個入りがあります。

「FLORENCE-ALL COFFEE」に使われている阿里山コーヒーは、青心烏龍茶(チンシャンウーロン)を20年育てていた畑で作られた豆なので、烏龍茶のようなスペシャルな香りがあり、お茶ととても合うんだそうです。

香りと質の良い台湾茶は世界的に有名ですが、その繊細な技術を使った高品質な国産コーヒーも昨今注目されています。台湾だからこそ作れる、質の良い“茶コーヒー”。他にはないものをお土産にと思っている方に、とっておきの台湾土産です。

DATA

Te’ Zao Ka(デェ ザオ カ)

住所 台北市大同區涼州街41號
電話 (02)2552-0616
営業時間 10:00~18:00
定休日 月曜
価格 太極茶咖啡(タイチーチャーカーフェー)
TAI CHI COFFEE賞鮮組合 5パック入り 420元
FLORENCE-ALL COFFEE 5パック入り 600元

好みの一足を宝の山から探し出す。「手工繍花鞋」で女性へのギフトを見つけよう

以前より日本のガイドブックで紹介され続けているチャイナシューズ。少し前まではそれほど人気でもなかったものが、ここ最近ちょっとしたブームになってきています。

台湾中にチャイナシューズを扱う店はたくさんあるのですが、どこも昔ながらの市場の近くなど、おばさん御用達の靴屋で売られています。良いも悪いも一緒くたに、商品は2段重ねで形も潰れるほど山積みにされている、そんなお店なのです。

チャイナシューズは台湾では手工繍花鞋(ショウゴンショウホァーシエ)といわれています。文字に「手工」とあるように、刺繍以外は今でも手作り。光沢のあるサテン生地に刺繍の華やかなチャイナシューズが、見逃され続ける理由はありません。日本でもここ数年、一部の人たちが愛用し始め、徐々に靴の山から自分だけの宝を掘り出す楽しさに気付きだしたのです。

履き心地は、布製なので軽くて柔らか。靴底の薄さが気になる人もいますが、軽さのせいか意外と長時間履けてしまうのです。ミュールのようにパンツにもスカートにも合わせられ、生地に光沢があるので、きれいめなスタイルに合わせて結婚式などにも使えます。ストラップのあるタイプや室内用スリッパ、グレーや茶色といった渋めの色もあり、女性ならついつい時間を忘れて靴選びに没頭してしまいます。

価格帯もお手頃。スリッパタイプは300元、シューズタイプで350元。いくつも気軽に買って帰れる価格帯なので、旅の前にあらかじめお友達のサイズを聞いておいて、お土産にすると喜ばれますよ。

DATA

鼎隆百貨(ディンロンバイホウ)

住所 台北市武昌街一段42号
電話番号 (02)2331-1195
営業時間 10:30~20:00
定休日 無休
価格 手工繍花鞋(ショウゴンショウホァーシエ) 350元
手工繍花拖鞋(ショウゴンショウホァートーシエ) 300元

喜ばれるのは誰もが使う「日用品」。ハイセンスな歯ブラシ「元氣竹牙刷」

台湾は竹が多く種類も豊富なため、昔から色々な生活雑貨を竹で作ってきました。プラスチックが普及する前は、家の中は竹製品だらけだったそうで、今でも台湾の民芸に竹製品はなくてはならないものの一つ。カゴ、ザル、スプーン、箸、食卓カバーである蠅帳、椅子、竹のシーツ、電気の傘、茶道具と、生活雑器から工芸品までたくさんのものが竹で作られています。

元泰竹藝社は、親子代々、竹の雑貨を作ってきた三代目が立ち上げた竹ブランド。今回おすすめするのは元氣竹牙刷(ユェンチィヂューヤーシュアー)と呼ばれる歯ブラシ。この竹の歯ブラシは、一本一本手作業で作っているので、日本円で約500円近くするちょっと高級な歯ブラシです。

ブラシには馬や豚の天然の毛を使い、竹の柄の部分は仕上げに亜麻仁油と蜜蝋を使用しています。安心して使える上に、動物毛の歯ブラシはコシがあるため、ナイロン製の毛のように癖がついて反ってしまうことはありません。毛の断面も大きくて、汚れをしっかり落とすとリピーターも多く、2回目には何十本も買っていく人がいるほどです。使用後は、しっかり水を切っておけば長く使えるので、高いものではないのです。

歯ブラシは、誰もが日々使うもの。軽くて小さいのでたくさん買っても荷物にもならず、その上、台湾らしい素材。普通サイズ以外に細毛タイプや頭も柄も小さく短い子供用や、白毛や黒毛などバリエーションが豊富です。旅行中の持ち運びに便利なので、わざわざ子供用を買って使う人もいます。見た目もかっこいいので、男女問わず、センスの良い贈り物になりますね。

DATA

販売店 你好我好(ニーハオウォーハオ)

住所 台北市大同區涼州街45號
営業時間 10:00~18:00
定休日 水曜
価格 元氣竹牙刷 花馬毛(ホァーマーマオ) 150元
白馬毛(バイマーマオ)(子供用) 120元

空港やお土産店でまとめて買うのもいいですが、他の人と被らないようなものを探すのもお土産選びの醍醐味ですよね。自分らしくセンスのいいお土産を選んで、大切な人に渡すまでが旅の楽しみと言えそうです。ぜひ参考にしてください。

青木 由香

1972年神奈川県生まれ。台湾在住。エッセイスト、コーディネイターの仕事を通して日本に台湾を紹介している。日本での著書は『最好的台湾』『台湾のいいものを持ち帰る』ほか。台湾の出版社から出版した『奇怪ねー台湾』がベストセラーに。2013年に台湾観光貢献賞を受賞。台北のショップ&ギャラリー『你好我好』オーナー。ほぼ日『台湾のまど』連載。

青木 由香

掲載の内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。

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