生産地で格別なワインを。本場で味わう「ワイン旅」の醍醐味

INTERVIEW

岡本 ジュン

Jun OKamoto

  • 海外

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ワイン通のライター・岡本ジュンが語る

生産地で格別なワインを。本場で味わう「ワイン旅」の醍醐味

2018.09.19

さまざまな雑誌やウェブメディアで活躍するライターの岡本ジュンさん。とりわけワインに関する記事を多く書かれています。ワインを愛する余り、プライベートでも、「生産地でワインを飲む」ことを目的とした「ワイン旅」に行かれるほどのワイン愛好家。国内外を問わず、各地のワイナリーを巡る岡本さんが、そこまでワインにハマった理由とは? そして、「ワイン旅」ではどのような楽しみ方をしているのでしょうか。岡本さん流の「ワイン旅」の醍醐味と、知られざるワインの魅力についてお話を聞きました。

取材・文:麦倉正樹 撮影:有坂政晴(STUH)

「ワインを選べる人になりたかった」。大好きなワインを仕事に

 
 
OnTrip JAL編集部(以下、JAL):まずは、岡本さんの普段のお仕事について教えてください。

岡本ジュン(以下、岡本):基本的には雑誌のライターです。主に飲食店や生産者の方に取材をしたり、あるいはシェフが監修したレシピ本を編集したりなど、食に関する記事を書いています。そのなかでも、お酒に関する記事、とりわけワインに関するものが多いですね。

岡本ジュンさん

岡本ジュンさん

 
 
JAL:プライベートでも、ワインをよく飲まれるそうですが、ワインにハマるきっかけはなにかあったのですか?

岡本:もともとワインに興味があり、いろんなワインバーに行っていました。でも、お店でおすすめのワインを出してもらっても、自分のなかでピンとくるものになかなか出会わなかったんですよね。だから、「自分で好きなワインを選べる人」になりたいなと思ったんです。

その頃、ちょうどワイン学校で先生をやっているお友だちがいたので、私もそこに通ってみることにしました。そこでワインに関する基礎知識を一通り学びました。ただ、それでワインを選べるようになったかというと……そんなこともないんですが。


JAL:あ、そうなんですね(笑)。

岡本:はい(笑)。ただ、それぞれのワインが持つ特徴の「違い」は、一応わかるようになりました。それは、ワイン学校で学んだというよりも、そこで多くのワイン仲間と出会えたことが、大きな要因だと思います。ワイン仲間と集まって、「あのワインが美味しい」「じゃあ、今度それを飲みに行こう」とか、「そのワインが好きなら、こっちも気に入るはず」など、いろいろ情報交換をするようになったんです。そうしているうちに、どんどんワインにハマっていきました。

 
 
JAL:プライベートで好きになったワインが、お仕事にもつながっていったきっかけはなんですか?

岡本:もともとライターの仕事はしていたのですが、編集者の方に、美味しいワインと料理が食べられるお店を聞かれて、いろいろ教えているうちに、だんだんそれがお仕事につながって、気づいたら「ワインに詳しいライター」みたいな感じになっていました(笑)。

本物の美味しさに初めて出会う。生産地でワインを飲む理由

 
 
JAL:仕事柄、ワインの旅行取材も多いですか?

岡本:そうですね。旅行雑誌などで、泊まりがけで現地のお店やワイナリーを取材することもあります。ただ、私の場合、もともと「旅」と「ワイン」が大好きなので、プライベートでも趣味でワイナリーを見に「ワイン旅」によく行きます。

JAL:「ワイン旅」を始めたきっかけはなんですか?

岡本:私の場合、とにかく現地に行って確かめたくなっちゃうんですよね。日程さえ確保できれば、どこにでも行ってしまうタイプなんです。いま思えば、最初にプライベートでワインの産地に行ったときも、かなり突発的でした。ある雑誌で、カリフォルニア州のナパ・バレーの特集を見て、衝動的に「行ってみたい!」と思って、周りの友だちに声をかけてみたんです。そしたら、行きたいという人が結構いたので、「よしっ、行っちゃえ!」って(笑)。

JAL:すごい行動力ですね(笑)。ナパ・バレーは、世界的にワインの産地として有名ですよね。実際に行ってみて、いかがでしたか?

岡本:実際のナパ・バレーは、街としてエンターテイメント性のある雰囲気が漂っていて、観光客が行ってもすごく楽しめる場所でした。もちろん、旅のいちばんの目的だったワイナリーも訪ねました。そしたら、やっぱり、ものすごくワインが美味しかったんです。

広大なぶどう畑や大小のワイナリーが存在するナパ・バレー 写真提供:Shutter Stock

広大なぶどう畑や大小のワイナリーが存在するナパ・バレー 写真提供:Shutter Stock

 
 
JAL:やはり日本で飲むものとは、味わいが違うんでしょうか。

岡本:やっぱり、違いますね。ワイナリーのセラーに保存してあるワインは、移動をしていないので保存状態が良く、美味しいんですよ。そのときに「生産地で、そのワインを飲む」楽しさを知ったんです。ワインに限らず、日本酒とかも、生産されている場所で飲むのが、いちばん美味しいってよく聞くじゃないですか? 実際に体感してみて、やっぱり、それは本当だなと実感しました。

「ワイン × 意外な料理」。ワイン旅で知る予想外な組み合わせ

 
 
JAL:現地のワイナリーに行くこと以外でも「ワイン旅」ならではの魅力があれば教えてください。

岡本:現地ならではの飲み方や、料理との合わせ方を知れるのも、「ワイン旅」の魅力です。でも、たとえばストレートに、生産者の人に、「このワインは、なにと合わせるのがいいですか?」と聞いても、多分一般的な答えしか返ってきません。それだとあまり面白くないので、私の場合、「家ではこのワインと一緒になにを食べているんですか?」と聞くんです。そうすると、そのワインのセオリー通りではない、意外な料理との組み合わせが聞けたりするので、すごく面白いんですよね。

JAL:特に驚いた組み合わせはありますか?

岡本:たくさんありますね。たとえば、ナパ・バレーで栽培されるぶどう品種のなかでも、代表的なジンファンデルの赤ワイン。わりとスパイシーな味わいなので、私はしっかりした中華料理と合わせて飲むのが好きだったんです。でも、実際にナパ・バレーに行ってみたら、メキシコ料理と合わせている現地の人が多かったんですよ。ワイナリーのスタッフにメキシコ系の人が多いというのも、関係しているようでした。実際に私も合わせて飲んでみたら、これが意外とピッタリ。まさに、現地で知った新しい発見でしたね。

ジンファンデル種でつくられたワインとメキシコ料理は相性抜群 写真提供:Shutter Stock

ジンファンデル種でつくられたワインとメキシコ料理は相性抜群 写真提供:Shutter Stock

 
 
JAL:それは現地に行かないとわからなかった発見ですね。

岡本:あと、スペインに行ったときに、じつはロゼワインとお米が合うことを教えてもらったこともあります。スペインでは、パエリアとロゼワインを合わせる人が多いんですよ。私はピラフで試してみたんですが、やっぱりロゼワインと合うんですよね。そういう発見は、実際に現地に訪れてみないとわかりません。ワインの新たな楽しみ方を発見できるのが、「ワイン旅」の醍醐味だと思います。

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