旅をおもしろくするのは散歩。旅する編集者・岡本仁が語る魅力

INTERVIEW

岡本 仁

Hitoshi Okamoto

  • 国内

15

有名雑誌を手がける旅のプロが語るノウハウ

旅をおもしろくするのは散歩。旅する編集者・岡本仁が語る魅力

2017.06.01

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編集者・岡本仁。彼の名前を知らなくても、『ELLE JAPON』『BRUTUS』『ku:nel』『relax』『Tarzan』(いずれもマガジンハウス)などのファッション、カルチャー雑誌をとおして、その仕事に触れたことのある人は多いだろう。最近は、独自の視点で街を紹介するガイド本『BE A GOOD NEIGHBOR』シリーズ(ランドスケーププロダクツ)や『東京ひとり歩き ぼくの東京地図。』(京阪エルマガジン)などの取材、編集を行なう岡本さんに、旅のスタイル、そして街歩きの楽しみ方をうかがった。

旅先で気になったことを振り返る時間がないと、せっかくの旅がいいものにならない。

OnTrip JAL編集部(以下、JAL):岡本さんのInstagram(@manincafe)を見ていると、常に旅をされている印象があります。仕事だけでなく、プライベートでも旅に出られることが多いですか?

 

岡本仁(以下、岡本):そうですね。その月によって違いますが、10日から20日くらいは出張や旅に出ているかもしれません。あまり東京にいないことが増えてきたので、最近は意識的に家にいようと思っているくらいで。

岡本仁氏

岡本仁氏

 

JAL:それはなぜでしょう?

 

岡本:ずっと旅に出てばかりだと、その時間を振り返ることができなくなるんですよ。生活のベースがある東京で、旅先で気になったことを本で調べたり、考えたり、腰を据えてかみ砕く時間がないとせっかくの旅がいいものにならない。それはすごく大事だなと思っています。

 

JAL:多くの旅をされてきたからこそ、あらためて振り返ることの大事さにも気づかれたんですね。ちなみに旅に慣れた方は、荷物を少なくまとめる人も多いですが、岡本さんはいかがでしょうか?

 

岡本:国内を電車で旅するくらいなら、リュック1つで行くことも多いです。10日間の取材であれば、着替えは3日分しか持っていかない。事前にコインランドリーの場所を調べておくんです。移動用の小さなポーチをリュックに入れておいて、現地に着いたらホテルやロッカーにリュックを預け、身軽になって街へ出る。そんな感じです。

旅先で使う小さなバッグの中身は、普段の散歩に持ち歩くものと変わらないそう

旅先で使う小さなバッグの中身は、普段の散歩に持ち歩くものと変わらないそう

「旅先で本を1冊買う習慣がある」という岡本さん。最近訪れた北海道で購入したのは『W・S・クラーク その栄光と挫折』(北海道大学出版会)

「旅先で本を1冊買う習慣がある」という岡本さん。最近訪れた北海道で購入したのは『W・S・クラーク その栄光と挫折』(北海道大学出版会)

旅先のことはものすごく調べたうえで、その場の雰囲気でどんどんルートを変えていくのが楽しい。

JAL:旅の準備や下調べについてはいかがですか?

 

岡本:ぼくは心配性なので、ものすごく調べます(笑)。行くことが決まったら、まずその旅先に詳しい人を探しておすすめを聞く。聞いた場所はもちろん自分で調べておく。下調べが好きというより、編集者としてのクセなんですよね。取材中に何か想定外のことが起きたとしても責任を取るのは編集者。だから、起き得るリスクはできるだけ事前に知っておきたいんです。

 

JAL:では、計画したルートを回ることが多いのでしょうか?

 

岡本:あくまでも計画は計画。ルートどおりのツアーは全然おもしろくないので、その場の雰囲気でどんどん変えていきます(笑)。エリアごとのポイントや周辺に何があるのかは事前に調べてあるので、臨機応変に対応できるんです。

 

JAL:無駄のない、理想的な旅の進め方ですね!

 

岡本:あと、できれば今日はここを回りたいというポイントが10個あったとしても、欲張らずに7個くらいでやめておくこともありますね。きれいな景色にしても、美味しい料理にしても、あんまり一度にたくさん体験しすぎると、記憶が上書きされて最初の感動が薄れていってしまう。

 

JAL:旅について振り返る時間が大事というお話にもつながりそうですね。

 

岡本:そうなんです。旅先ではあえてビジネスホテルに泊まることが多いのですが、部屋に帰ったら、その日の体験について考えるようにしています。もちろん自分の家がいちばんいいんですけど、旅先でもホテルという仮の家に戻って記憶を定着させる。そういう意味で、ビジネスホテルの部屋はどこもつくりが似ていて、すごく落ち着ける場所なんです。

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