初心者もOK。プロ写真家直伝「旅が楽しくなる」撮影のコツ10
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初心者もOK。プロ写真家直伝「旅が楽しくなる」撮影のコツ10

2017.07.25

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夏休み、楽しい旅行の思い出を残そうと、写真をたくさん撮影される人も多いことでしょう。しかし、デジタルカメラを買ったもののオート機能で撮影するばかりで、自分好みの写真が撮れないという方や、携帯電話のカメラを使っているけれど、いまいちカッコよく決まらないとお悩みの方も多いのではないでしょうか。美しい街並みや大自然の風景、おいしい食べ物……旅先で感動した気持ちをそのまま残しておけるような写真は、どうしたら撮れるのでしょうか? じつはカメラ初心者でも、ちょっとしたコツや工夫次第で、旅行先での撮影をもっと楽しめます。写真家の斎藤勝則さんに教えていただきました。

Q:夜景や夕焼け空を、目で見た印象のままに美しく撮影するコツはありますか?

A:夜景や夕焼け空の撮影では、「ホワイトバランス」の設定がポイントになります。ホワイトバランスを「オート」に設定すると、白い光を放つオフィスビル群の夜景はきれいに撮影できますが、赤みのある光は補正されてしまうのです。ムードのある夜景を撮影したい場合は、ホワイトバランスを「晴天」に設定すれば、暖かみのある光の色を再現できます。

左がホワイトバランス「オート」、右が「晴天」に設定した場合

左がホワイトバランス「オート」、右が「晴天」に設定した場合

夕焼け空を撮影する場合は、「晴天」「曇天」「 晴天日陰」の順で赤みのある光が強く出るので、撮影した写真が実際の空の色に近くなるホワイトバランス設定を選びましょう。下の例では、「晴天日陰」に設定しました。なお、「晴天」「曇天」「晴天日陰」などの名称はメーカーや機種によって異なりますので、取扱説明書をチェックしてみましょう。

左がホワイトバランス「オート」、右が「晴天日陰」に設定した場合

左がホワイトバランス「オート」、右が「晴天日陰」に設定した場合

Q:曇りの日の写真は、暗くて見栄えが悪くなってしまいます。解決策はありますか?

A:曇りの日に撮影をするときは、まず、空の部分をあまり画面に入れないようにすること。また、画像の明るさを調節できる「露出補正」をうまく使えば、明るく撮影することができます。どのようなカメラにも露出補正の機能がありますので、カメラの取扱説明書をチェックしてみましょう。

左は曇りの日、そのまま撮影したもの。右は露出補正を+の方向に調節し、明るく撮影した

左は曇りの日、そのまま撮影したもの。右は露出補正を+の方向に調節し、明るく撮影した

Q:広々とした風景に感動しても、写真に撮ると迫力に欠けます。解決策はありますか?

A:写真を撮影するときに重要なことは、どこを見て感動したのか、すなわちどこを撮って見せたいのかを考えてから撮ることです。風景の場合、必ずアクセントになるポイントがありますので、その部分をズームで切り取ってみましょう。下の例は、タヒチのボラボラ島で撮影した風景です。山を背景に大きく取り入れることで、写真に力強さが出てきます。さらにその他の要素(この場合なら水上コテージ)をバランスよく配置できるよう、移動しながらベストな撮影ポイントを探してみましょう。

左の写真は、南の島の青い空と海が美しいものの、漠然とした印象。右は山を背景に大きく取り入れたことでインパクトのある写真になった

左の写真は、南の島の青い空と海が美しいものの、漠然とした印象。右は山を背景に大きく取り入れたことでインパクトのある写真になった

Q:街の風景や建築物の内部を撮りたいとき、構図を決めるコツはありますか?

A:街の風景や建物内の撮影でも、どこを見て感動したのかを考え、その場所にポイントを持ってくることが大切です。

これは洋館のサンルーム内を撮影した写真です。建物内を撮るときは、一例ですが、このようにシンメトリーの構図にすると安定感が出ます。また、このときは広角レンズを使ったので、窓に写し出される風景を画面いっぱいに写すことができました。

Q:食べものをシズル感たっぷりに、おいしそうに撮るコツを教えてください。

A:食べものを撮影するときには、光の当て方が重要なポイントになります。シズル感を出すためには、お皿を窓際に置いて逆光気味のライティングにすること。すると背景が明るくなり、照りもはっきり出てきます。ただし、このまま撮ると手前が暗く、重い雰囲気になってしまうので、小さなレフ板(A4コピー用紙2つ折ぐらいの大きさ)を使ってみましょう。レフ板を手前に置き、窓からの光を反射させて影になっている部分に当てて撮影するのです。すると、上のケーキのような美味しそうな写真が撮れます。レフ板はスチレンボードやアルミホイルを使って自作したり、コピー用紙で代用したりすることもできますよ。

Q:飛行機の離着陸シーンをダイナミックに撮るコツを教えてください。

A:空港の展望デッキで離着陸する飛行機を撮影するには、いろいろと準備が必要なので、少し上級者向きかもしれません。カメラはどのようなものでもかまいませんが、レンズは焦点距離が300~600mmぐらいある望遠レンズや、望遠ズームレンズが必要です。そして、動くものをブレないように撮影するために、ピントの合わせ方と露出の設定を最適にしておくことがポイントになります。
 
まずはピントの設定です。「オートフォーカス」は、動く被写体に対して常にピントを合わせ続けてくれる「AF-C(コンティニュアス)」に、「フォーカスエリア」は、被写体がフォーカスポイントから外れても、いくつかある周りのフォーカスポイントにピントを合わせてくれる、「動体追尾」ができる設定にします。ニコンの場合はこの機能を「ダイナミックAFモード」と言いますが、メーカーによって呼び方が変わりますので、取扱説明書で確認してみてください。
 
次に露出の設定です。快晴の天候なら、「ISO感度」を100~200、「絞り値」をF8に設定し、「シャッタースピード」は1/1000秒くらいの速さがあれば、離着陸する飛行機をしっかり写すことができます。さらに、連写機能があればタイミングを逃すことなく撮影することができるでしょう。あとはファインダーを覗いてしっかり飛行機を追い続けながら、自分好みの画像になるようにタイミングよくシャッターを切ってください。

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