自然遺産・屋久島
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自然遺産・屋久島

2017.05.11

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1993年に世界遺産(自然遺産)に登録された「屋久島」。海岸部から標高1,900mを超える山岳部まで、起伏に富んだ地形が広がるこの島は、総面積の90%ほどを森林に囲まれています。豊かな森が独自の生態系を育む美しき自然遺産の魅力をご紹介します。

屋久島
登録年:1993年
世界遺産の種類:自然遺産
登録基準:●類例を見ない自然美および美的要素をもつ優れた自然現象、あるいは地域を含むこと。
●陸上、淡水域、沿岸および海洋の生態系、動植物群集の進化や発展において、進行しつつある重要な生態学的・生物学的過程を代表する顕著な例であること。

アクセス/屋久島空港から屋久島世界遺産センターまで約12km、車で約21分

日本初の自然遺産。美しき“洋上のアルプス”へ

日本初の自然遺産。美しき“洋上のアルプス”へ

九州の最南端・佐多岬から南南西におよそ60kmに浮かび、周囲約130kmの島の大部分を森に覆われた「屋久島」。1993年に「法隆寺地域の仏教建造物」(奈良県)、「姫路城」(兵庫県)、「白神山地」(青森県・秋田県)とともに日本で初めての世界遺産に登録されたこの島は、変化に富んだ地形が育んだ美しい風景と多彩な自然で知られる自然遺産です。島の中央にそびえ立つ九州最高峰・宮之浦岳(1,936m)をはじめ、標高1,800mを超える高峰が居並ぶこの島は、その独特の地形から“洋上のアルプス”と称される場所。これらの山々にぶつかった水蒸気が多くの雨を降らせることから、屋久島では長い年月をかけて豊かな森が形成されてきました。
世界遺産「屋久島」の魅力は、なんといっても変化に富んだ自然にあります。標高差のある地形が生み出す気候は、亜熱帯から亜寒帯までと幅広く、「九州から北海道までの気候がひとつの島で楽しめる場所」ともいわれています。島には日本の植物種の70%以上が息づき、その種類はなんと1,500種。およそ40種の固有種も含まれています。また、杉の南限としても知られ、標高500mを超える山地には、樹齢1000年以上の屋久杉も点在。豊かな森には、ヤクシカやヤクシマザルをはじめとする多くの動物も生息しています。

屋久杉が待つ場所へ。世界遺産の森を歩く

屋久杉が待つ場所へ。世界遺産の森を歩く

「屋久島」の豊かな自然を感じるなら、やっぱりトレッキングがおすすめです。島には美しい森を舞台にした、多彩なトレイルが点在。初心者から上級者まで、それぞれのペースで世界遺産の森と向き合えます。
「屋久島」でトレッキングといえば、まず挙げられるのが、「縄文杉」を目指すルート。島の東部に位置する荒川登山口から縄文杉を往復するルートは、およそ20kmの道のり。標高差約700m、往復9時間〜10時間程度とハードな中級者向きのルートですが、その分、樹齢3,000年以上といわれる縄文杉との対面は感動的。幹周16mを超える堂々とした姿は、まさに「屋久島」のシンボルと呼ぶにふさわしい存在感です。道中にはウィルソン株などの見どころもあるので、要チェックです。

標高1,000m〜1,300mに広がる自然休養林「ヤクスギランド」は、トレッキングビギナーにもおすすめの場所。一周30分ほどの散策ルートから、一周2時間30分程度のトレッキングルートまで4つのコースが整備されていて、体力や時間にあわせて選べるのがポイント。苔むした森や清流、屋久杉などを楽しめる美しいコースばかりなので、ぜひ気軽に訪れてみてください。また、宮之浦川の支流・白谷川沿いに広がる「白谷雲水峡」も初級者〜中級者に人気のトレッキングコース。清流と巨岩、そして変化に富んだ木々が織りなす神秘的な風景は、ため息が出るほどフォトジェニック。3時間30分程度の歩行時間で、トレッキングを楽しむのが一般的です。

さらに、屋久島には「宮之浦岳縦走ルート」などの上級者向けトレイルもあります。「屋久島」は雨が多い島なので、レインウエアやトレッキングシューズ、ヘッドライトなどの装備は万全に。島の自然を知り尽くしたガイドによるエコツアーなども多数催行されているので、利用するのもおすすめです。

温泉や滝、ビーチ……。屋久島の旅を彩る魅力

温泉や滝、ビーチ……。屋久島の旅を彩る魅力

世界遺産「屋久島」を旅する歓びは、もちろん森との出合いだけではありません。たとえば、標高差の大きな地形と多量の雨が生んだ豪快な滝も、島のみどころのひとつ。特に、約88mの断崖から大量の水が一気に流れ落ちる「大川の滝」や深く切れ込んだ谷に囲まれた「千尋の滝」などは、圧巻の迫力です。また、ウミガメが産卵に訪れることでも有名な「永田いなか浜」などの美しいビーチも、ぜひ足を延ばしておきたいポイントです。

これらのスポットをめぐった後は、島内に点在する温泉へ。島の南端の海岸に位置し、干潮前後の限られた時間にだけ現れる「平内海中温泉」は、大海原を一望する絶景の露天風呂。野趣あふれる入浴体験は、世界遺産の旅をさらに印象的なものにしてくれるはずです。また、島内には「尾之間温泉」や「大浦温泉」など、島内には温泉施設が多数あるので、地元の人々と語らいながら、離島特有ののんびりとした時間の流れを楽しむのもおすすめです。
神秘的な森を歩き、絶景を眺め、島の穏やかな時間に癒やされる……。1993年に日本で最初の自然遺産に登録された「屋久島」は、何度でも通いたくなるような魅力が詰まった世界遺産です。

ひとことコメント

「屋久島」の森でトレッキングを楽しむなら、新緑が美しい初夏がベストシーズン! 降り注ぐ陽光を受けてきらきらと輝く木々の葉や苔は、ため息が出るほどの美しさです。森を歩く際には、レインウエアやトレッキングシューズ、バックパック、ヘッドライトなどの登山アイテムがあると便利! 九州の離島とはいえ、標高の高い場所は想像以上に寒くなるので気軽に脱ぎ着できる簡単な防寒具も役立ちます。

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