ハワイ島、マウイ島、オアフ島、カウアイ島。ハワイの島々の大自然に、パワーをもらう旅
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ハワイ島、マウイ島、オアフ島、カウアイ島。ハワイの島々の大自然に、パワーをもらう旅

2016.01.10

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神宮寺 愛さん

<プロフィール>
ライター・コーディネーター/出版社退社後に独立、2001年にマウイ島へ。マウイ郡を中心に、ネイバーアイランドの魅力を雑誌、書籍、ウェブなどで発信中。著書『心と体がピュアになるハワイアンな暮らし』等。ハワイ州観光局サイトにて連載コラム執筆中。

神宮寺 愛さん

ハワイの魅力をより深く知るなら、現地を知り尽くした達人の意見を参考にするのがやっぱり正解! 今回は、マウイ島を拠点にライター・コーディネーター・フラダンサーとして活躍する神宮寺愛さんが、ハワイの島々に点在する”パワーに満ちた”大自然をご紹介します。

古代ハワイアンの始まりの地ハワイ諸島南端の「カ・ラエ」へ

カ・ラエ、先端を意味する名前にふさわしい風景。

カ・ラエ、先端を意味する名前にふさわしい風景。

ハワイ諸島の最南端に位置する島・ハワイ島。ビッグアイランドの愛称で呼ばれるこの島の最南端にあるカ・ラエのサウス・ポイントで見る海は、一瞬にして、私たちを過去や未来に時間旅行をさせてくれる力強さがあります。

カ・ラエはビッグアイランドのカウと呼ばれる南の地区にあるので、とにかく南へ、南へと移動していかないと行き着きません。カウ地区の小さなナアレフという町にたどり着き、そこからさらにカ・ラエへ。町を過ぎると人の気配はなくなり、溶岩大地にはえた草が風に吹かれて揺れる大草原が広がります。カ・ラエは、西暦400~800年にポリネシアやタヒチから渡ってきた人々が住んだ地域であることが調査によって明らかになっています。そしてこの大草原のなかには、今も彼らが描いたペトログリフが残っているのです。

大草原を背中に切り立った崖に立つと、目の前に広がる海は切ないほどに青く、大草原を吹き抜ける風がまるで体のなかを突き抜けていきそう……。今は世界中の人々に愛される人気の観光地であるハワイに、海の向こうから、星を手がかりにカヌーを漕いできた人々がいることが不思議にも思えますが、このカ・ラエに立つと、何となくその風景が瞼の裏に浮かぶのは、カ・ラエのもつ特別な力のような気がしてなりません。

風の強さを利用した風力発電の風車が遠くに見える。
写真提供:太公望ハワイ

空と海と大地、すべてが大きく、広く見えるサウス・ポイント。
写真提供:太公望ハワイ

“太陽の家”の伝説が残るハレアカラ山を目指して

サンライズが持つ生命力はすごい。

サンライズが持つ生命力はすごい。

標高3,055mのマウイ島最高峰、ハレアカラ。「ハレ・ア・カ・ラー」とはハワイ語で「太陽の家」を意味します。山頂まではカフルイ空港から車で約2時間程度のため、サンライズやサンセットを見に行くことはもちろん、星空観測などに出かける人など人気の観光スポットになっています。

ハレアカラ国立公園のゲートを過ぎ、植物の生態が高木から低木に変わり、雲海をくぐりぬけると、だんだんと溶岩の黒や赤土の山肌が見えてくるのです。そして頂上にたどりつくと、まずは頬がこわばるような寒さ。高山特有の薄い空気のなかを静かに歩き、火口をのぞくと、思わず言葉を失います。世界有数の49.2キロ平方メートルという大きさの火口のなかに、大小11つの火口丘と9つの噴火口がある様を目にすると、まるで宇宙にやってきたような錯覚を覚えます。

ハワイ固有種の銀剣草(シルバーソード)。

ハワイ固有種の銀剣草(シルバーソード)。

強い磁力と太陽のエネルギーがあると言われるこの頂上で、心と体を充電できることは間違いないのですが、マウイ島で語り継がれる、ハレアカラと太陽の物語を思わずにはいられません。

それは大昔、太陽にまだ丈夫な二本の足があった頃のこと。意地悪な太陽はその足で空を走りまわり、人間は生活に困っていました。そこでヒナという女神が、息子の半神マウイに太陽を捕まえるように言いつけるのです。マウイはハレアカラに住む祖母のマフイエに相談し、特別な紐と手斧を手に入れ、太陽を捕まえることに成功します。太陽の足をしばりつけ、手斧で痛い目にあわせたマウイは、太陽にゆっくりと空を移動するように約束させ、人間の世界を豊かにしたのです。

火口はカルデラ状になっており、ハイキング・トレイルも。

火口はカルデラ状になっており、ハイキング・トレイルも。

マウイ島はハワイの島々のなかでも唯一、神様の名前のついた島。マウイが今でも太陽が約束を守っているかを見張っているかのような、太陽のエネルギーがいっぱいの島なのです。

オアフ島きってのスピリチュアルな史跡クカニロコの神聖な雰囲気に触れる

オアフ島のピコ(おへそ)とも呼ばれ、ピコのように島の中央にあるクカニロコという聖地が、ワイキキからノースショアに向かう途中のワヒアヴァという地域にあります。

ワイアナエ山脈を背に、静かに向き合う石たちのある地、クカニロコ。ハワイ語で「内からの叫びを固定する」という意味を持つこの地は、ハワイの王家でも特に高貴な存在の生誕の場に選んだ特別な場所です。歴史家のトム・レンチャンコ氏によると、12世紀後半にオアフ島の王ナナカオコと妻のカヒヒオカラニが息子カパヴァのために作られ、その後300~500年に渡ってオアフ島の王家の人々が聖なる出産をする場所に使ったという記録が残っているそうです。

母なる大地という言葉があるとおり、命を生み出す大地、命をお腹に宿して生み出す女性は、古くからとても神秘なものだったのではないでしょうか。ハワイの創世記神話は、母なる大地の神ワケアの存在なくしては、創世の物語が成り立ちません。出産の地、生誕地は重要なもの、特に自然のなかの神々を信じる古代ハワイではクカニロコの存在は、壮大な自然の聖なる力と誕生する生命をつなぐ場として、貴重なものだったのです。

クカニロコは、近代に一時期開発のために失われかけたのですが、島の人々の運動によって史跡として復興し、現在はハワイ州の管理になっています。一歩踏み入れてみれば、足をすぅーっと引き寄せるような大地の力を感じるクカニロコに、一度訪れてみるとよいかもしれません。

ハワイ諸島最北端の建つキラウエア灯台から眺める風景

左:キラウエア灯台の美しさは有名。頭上には海鳥の姿が。<br />
右:ワイメア・キャニオンもあるコケエ州立公園の北、カララウ渓谷。

左:キラウエア灯台の美しさは有名。頭上には海鳥の姿が。
右:ワイメア・キャニオンもあるコケエ州立公園の北、カララウ渓谷。

ハワイ諸島の一番北のカウアイ島が最も古い島であることは、まるで緑のカーテンがかかったような山肌を見るとわかるでしょう。世界でも有数の降雨量を誇るワイアレアレ山のあるカウアイ島は雨の多さで知られています。

島の北側、最北端になるのはキラウエア。ここには、1913年に建てられた灯台があり、灯台の麓はハワイ固有の海鳥の生息地として保護区になっています。このキラウエアから西へ、プリンスヴィル、ハナレイからカララウ辺りまでのナー・パリ・コーストと呼ばれる海岸線の美しさは圧巻。開発された道はなく、かなり難易度の高いハイク・トレイルがあるのみ。海岸線を見るにはヘリコプターなどで空から、船で海からと限られています。

ハナレイの南端、ケエ・ビーチ。カララウ・トレイルへの出発点でもある。

ハナレイの南端、ケエ・ビーチ。カララウ・トレイルへの出発点でもある。

このナー・パリ・コーストは、ハワイの神話のなかで、カウアイ島のポリアフという男性と、火山の女神であるペレと妹のヒイアカの間でおこったラブストーリーの物語の舞台にもなっている神秘的な地域。神話の世界のラブストーリーを思い描きながら、キラウエア、ハナレイ、カララウのナー・パリ・コーストの北の海岸線を旅すると、カウアイ島の夢幻な世界に飛び込んでしまいそうになるでしょう。

神話の時代だけではなく、現代においてもキラウエアの灯台とその周辺が注目されていると思わせてくれる出来事のひとつに、ディズニー映画『リロ&スティッチ』スティッチ・ザ・ムービー』に登場していることがあります。一番古い島が、古代でも現代でも、意外に一番新しい世界の入り口になるかもしれないと思わせてくれるのです。

注目のイベント

ワイメア オーシャン フィルム フェスティバル(ハワイ島)

2016年1月1日~8日

ワイメア オーシャン フィルム フェスティバル(ハワイ島)

ハワイの自然や文化をテーマにした映画祭。アートの展示、ビーチでの朝ヨガなど作品上映の他さまざまなイベントが開催される。

マウイ オーシャンフロント マラソン(マウイ島)

2016年1月17日

マウイ オーシャンフロント マラソン(マウイ島)

マウイ マウイ島南部のワイレア・リゾートからラハイナへと続く海岸線を走るマラソン大会。オーシャンフロントのコース上からはクジラの姿を望むチャンスも。

ソニーオープン イン ハワイ(オアフ島)

2016年1月11日~17日

ソニーオープン イン ハワイ(オアフ島)

ハワイ最大のチャリティイベントとして知られる全米プロゴルフツアー。例年、日本をはじめ各国から一流のゴルファーが参加する。

2016 ラン アンド ウォーク フォー ザ ホエールズ(マウイ島)

2016年1月30日

2016 ラン アンド ウォーク フォー ザ ホエールズ(マウイ島)

ホエールウォッチングのシーズン中に開催されるランニングとウォーキングのイベント。5km、10km、ハーフマラソンなど多彩な距離をチョイスできる。

※写真はイメージです。

ひとことコメント

ハワイ島のカ・ラエやマウイ島のハレアカラなど、ハワイならではの圧倒的な大自然を前にすると、ココロとカラダにパワーがみなぎってくるものです。ただ、今回紹介した場所をはじめ、手つかずの自然が残る場所には危険もつきもの。防寒対策などの準備は万全に整えておきましょう。また、古くからハワイの人々に大切にされてきた場所を訪れる時には、土地と人々に敬意を払うこともお忘れなく! マナーやルールを守り、ハワイの美しい大自然を楽しんでください!

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ハワイに魅せられたライターがすすめるオアフのMUST GO!とMUST EAT!

天体ショーに神秘の洞窟。“癒し”をテーマに旅するハワイ島。

80%以上が「想像以上に満足」、「また行きたい」と回答。 行った人が絶賛する、ハワイ島の魅力とは。

ハワイ渡航歴100回のライターがマウイ島の楽園ラハイナを案内

ココロとカラダが喜ぶハワイの旅

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