ハワイに魅せられたライターがすすめるオアフのMUST GO!とMUST EAT!
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今井栄一の「Hawaii Travel Hints」

ハワイに魅せられたライターがすすめるオアフのMUST GO!とMUST EAT!

2017.03.30

1年365日、毎日食べたい至高のフォー

フォー・シン(PHO THINH)

ラージサイズのフォー、トライプ(牛の胃袋)と豆腐入り

ラージサイズのフォー、トライプ(牛の胃袋)と豆腐入り

ワイキキ滞在中は、フォーをぜひ。移民の島・ハワイのホノルルには、本場さながらのリアルでおいしいベトナム料理店がいくつもあります。なかでも、「フォー・シン」のフォーは、本場ハノイやホーチミンもびっくりのおいしさです。ぼくは、もしワイキキに4日間滞在したら、少なくとも4回はこの店で食事をします。「I guarantee it!(おいしさは保証します!)」、それほどおいしいフォーを出す店なんです。ここのフォーのスープは絶品。ほかでは絶対味わえません。

「フォー・シン」はベトナム料理店ですが、一番人気は店名が示す通りフォーで、レギュラー客の多くはひたすらフォーを食べています。ぼくが毎度オーダーするのは、「ラージサイズのフォー、トライプ(牛の胃袋)と豆腐入り」。これを1日2回食べることもありますが、まったく飽きることはありません。

オアフ島にはベトナム系米国人が多く暮らしているため、ベトナム料理店のレベルがそもそも高く、ぼくは数年かけて、ホノルルのベトナム料理店をほぼAからZまでトライしました。少なくともフォーにかけては、「ここと、ここと、ここ!」というトップ3を確認済み。そして、ナンバーワンがここ、「フォー・シン」です。もちろん味は個人の好みなので絶対評価はできませんが。

ハーブをたっぷり使うのが、ベトナム料理の魅力のひとつ

ハーブをたっぷり使うのが、ベトナム料理の魅力のひとつ

 

 

フォーの食べ方には流儀があります。これは本場ベトナムもまったく同じですが、オーダーするとまず皿にたっぷりハーブが盛られて出てきます。アジアン・バジルなどのこの緑野菜を、フォーを待つ間に「少し細かくちぎって」おきます。一方、テーブルには自家製の豆板醤など複数の店特製の(辛い)ソースがあるので、それらをナンプラーと混ぜ合わせ「自分だけのつけダレ」を小皿に作っておきます。

 

やがてフォーが来たら、ちぎったハーブをどさっと入れて、具の豆腐やトライプを(ぼくの場合ですが)、そのつけダレにつけていただきます。途中でつけダレをすべて、フォーのスープに混ぜて、辛くして食べます。もちろんこの食べ方は人それぞれお好みでどうぞ。

 

「フォー・シン」は、朝10時開店なので、朝ホノルル空港に到着後、レンタカーでここへ直行というのがぼくのスタイルです。帰りの便が午後のときには、朝10時にここでフォーを食べて、それからホノルル空港へ向かいます。

ワンデイ・ドライブでノースショアの自然を楽しむ

ノースショア(THE NORTH SHORE)

美しいノースショアのサンセット。冬にはクジラを見ることも

美しいノースショアのサンセット。冬にはクジラを見ることも

 

 

ワイキキは、歩いて回れて便利ですが、もし4、5日滞在するなら、1日だけレンタカーをしてちょっぴり遠出、ノースショアへ行ってみるのもおすすめです。ワイキキがあるのはサウスショア、つまり島の南海岸、ノースショアとは、オアフ島の北海岸のことです。冬には大波が押し寄せる「サーファーの聖地」として有名ですが、夏のノースショアは波が静かで、人も少なく、のんびりできます。大きな建物もないし、もともと住んでいる人の数も少なくて、島のカントリーサイドの美しさ、穏やかさをたっぷり感じることができます。

 

ホノルル空港か市内でレンタカーをしたら、フリーウェイのH1、そして途中でH2に乗って、ひたすら「NORTH」をめざします。H2の終点まで走ってもノースショアには着けますが、おすすめは終点の1つ前の出口、「WAHIAWA(ワヒアヴァ)」で降りていくルート。ここから行くと、途中に広大なパイナップル畑、サトウキビ畑のなかを通るローカルロードを走ることになり、このドライブが最高に気持ちいいのです。

 

やがてその道は、ノースショアのサーファーズ・タウン、ハレイワ(Haleiwa)へと至り、海沿いの道(Kamehameha Hwy)を走っていけば、ジャイアント・ウェーブで知られるワイメア湾。やがて世界中のサーファーたちにとっての憧れの場所、「バンザイ・パイプライン」で知られるバンザイ・ビーチへと至ります。

田舎道の途中に、ぽつぽつと洒落たカフェやショップが点在する。

田舎道の途中に、ぽつぽつと洒落たカフェやショップが点在する。

 

 

ショッピングや、あえて人の多い海辺で過ごすのが好きだったら、ノースショアはわざわざ行く必要はないかもしれません。でも、ハワイの自然、花や緑の風景が好きで、いずれカウアイ島やマウイ島などのネイバーアイランズに行ってみたいなぁと考えている人なら、一度ノースショアへ足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

ハワイのパワースポット「クカニロコ」

クカニロコ(KUKANILOKO)

クカニロコへの入り口の赤土の道

クカニロコへの入り口の赤土の道

 

 

先ほど書いたワイキキからノースショアへのおすすめの行き方、フリーウェイのH2の終点から1つ前の出口「EXIT 8 WAHIAWA」で降ります。

 

フリーウェイを降りてその道を走って少し行くと、「Whitmore Ave(ウィットモア・アベニュー)」という信号があります。まさに「middle of nowhere(周りは畑だけ、何もない場所)」ですが、その信号を迷わず左へ。そこは赤土の「畑の一部」のような場所ですが、少し進むと鉄の鎖があるので、その前の辺りに車を停めてください。

 

鎖の向こうに、赤土の一本道が延びています。車をロックして、貴重品を持って、その道を歩いていくと、やがてサトウキビ畑の真ん中に、ぽっかりと、まるで異次元からこぼれ落ちたような空間が広がっています。

 

ハワイの人でも、わざわざここへやって来る人は多くありません。近年、日本の雑誌(特に女性誌)で紹介されることが増えたので、むしろハワイ好きの日本人旅行者の方が知っていると思います。聖地好き、パワースポット好きなら、マストゴーな場所、それが「Kukaniloko(クカニロコ)」です。

この木陰でお弁当、というのもオススメ

この木陰でお弁当、というのもオススメ

 

 

クカニロコとは、正確にはこの場所にある石の名前です。言い伝えでは、12世紀以来オアフ島の首長たちは全員、クカニロコと呼ばれる石のそばで生まれたのだとか。つまり、首長の妻たちはみんな、その「石のそば」で、赤ん坊を産んだわけです。「石に対して正しい角度で産むと、その赤ん坊は神の祝福を受ける」という言い伝えが、古来よりあるそうです。

そのフォークロア(伝承)の真偽は別として、クカニロコと呼ばれるこの場所は、たしかに少し神秘的で、パワフルで、そして、とても心地いい場所です。

 

ハワイには「マナ(mana)」という言葉があります。花や樹木、石など、自然界のあらゆる森羅万象が持つ「霊力」のこと。クカニロコには、「強いマナがある」とぼくは思います。

今井栄一

フリーランス・ライター&エディター。旅や人をテーマに国内外を旅し執筆、撮影、編集ほか、FMラジオの番組作りなども。著書に『雨と虹と、々ハワイ』『Hawaii Travelhints 100』『世界の美しい書店』『104歳になって、わかったこと』ほか、訳書に『ビート・ジェネレーション〜ジャック・ケルアックと歩くニューヨーク』『アレン・ギンズバーグと歩くサンフランシスコ』『1972年のザ・ローリング・ストーンズ』ほか。

※2019年7月25日に一部内容を更新しました。

掲載の内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。

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