神秘の絶景を探して、トルクメニスタンへ
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神秘の絶景を探して、トルクメニスタンへ

2016.07.01

中央アジアの南西部に位置し、アフガニスタンやイラン、ウズベキスタン、カザフスタンと国境を接するトルクメニスタン。広大な砂漠に囲まれた“神秘の国”とは、いったいどんなところなのでしょうか。今回はトルクメニスタンの魅力をひも解いていきます。

豊富な天然資源に恵まれた 中央アジアの共和国 トルクメニスタンの魅力とは

「トルクメニスタン」と聞いて、その場所や雰囲気を思い浮かべられる方は、かなりの“アジア通”ではないでしょうか。多くの人にとってトルクメニスタンは、未知の国だと思います。そこで、まずはトルクメニスタンの概要をご紹介します。

中央アジアの南西部に位置し、アフガニスタンやイラン、ウズベキスタン、カザフスタンと国境を接するトルクメニスタン。人口530万人ほどが暮らすこの国は、日本のおよそ1.3倍の国土を誇り、その約85%が砂漠地帯に覆われています。人口の約81%占めるのがトルクメン系の民族で、公用語はトルクメン語。ただし、かつてロシア連邦共和国の一部だったことから、ロシア語も幅広く使われています。宗教は、主にスンニ派のイスラム教。首都はトルクメニスタン中南部、イラン国境近くに位置するアシガバート(アシガバット)です。石油や天然ガスなどの資源に恵まれており、国の経済は比較的裕福。政府による治安維持が行われているため、治安が良いことも特徴のひとつです。

 

さて、そんなトルクメニスタンの旅の魅力とは? 実はこの国には多彩な魅力が詰まっています。例えば首都アシガバート。純白の大理石造りの建物が並ぶ美しい計画都市で、国連に永世中立国として認められたことを記念し、1998年に建てられた「中立門」や高さ46.7mを誇る世界最大の屋内観覧車「ALEM(宇宙)」、世界最大の星形建造物「ウェディングパレス」など、個性的な建築物は必見。また、自然の風景をモチーフにした幾何学模様の絨毯や遊牧民の生活のなかから生まれたフェルト細工などの伝統工芸も盛んです。トルクメニスタンの主食である炊き込みご飯「プロフ」や餃子のような「マンティ」など、独自の食文化も発展しています。また、トルクメニスタン各地に点在する神秘的な絶景も、旅人たちを魅了するポイントのひとつです。次章からは、トルクメニスタンで見ておきたいとっておきの絶景をご紹介します。

一度は訪れたい神秘の絶景 「地獄の門」へ

一度は訪れたい神秘の絶景 「地獄の門」へ

トルクメニスタンを訪れたら、一度は見ておきたい絶景があります。それが炎を吐く巨大クレーター「地獄の門」です。

首都のアシガバートから北へ約260㎞。カラクム砂漠に囲まれた村ダルヴァザに「地獄の門」はあります。広大な砂漠にぽっかりと空いた直径約90mのクレーターからは、絶え間なく真っ赤な炎が舞い上がる「地獄の門」という名にふさわしい、幻想的で迫力のある風景を前にすると、誰もが言葉を失ってしまいます。

それにしても、なぜこのような場所が生まれたのでしょうか? きっかけは1971年に遡ります。当時、豊富な天然資源を有するダルヴァザを訪れた地質学者が、この場所でボーリング調査をし、天然ガスに満たされた洞窟を発見しました。地質学者たちは洞窟からの天然ガス採掘を試みますが、作業中に岩盤が崩落し、有毒ガスを放出するクレーターのような穴が出現します。人々はクレーターから噴出する有毒ガスを止めるために火を着けましたが、地下からは可燃性ガスが途絶えることなく吹き続け、火が消えることはありませんでした。現在でも、ガスの放出を止めることは技術的に難しく、天然ガスの埋蔵量自体も未知数のため、「地獄の門」がいつまで口を開けているのかは誰にもわからないということです。

トルクメニスタンならではの豊富な地下資源と、45年前の偶然の事故がもたらした“神秘の風景”。恐ろしくも美しい絶景は、トルクメニスタンの旅をより一層思い出深いものにしてくれるでしょう。

砂漠に囲まれた都市遺跡 トルクメニスタンに点在する 美しき世界遺産の旅

国土の約85%を砂漠に覆われたトルクメニスタンには、かつて砂漠のオアシス都市として栄えた世界遺産があります。

砂漠に囲まれた都市遺跡 トルクメニスタンに点在する 美しき世界遺産の旅

2007年に世界遺産に登録された「ニサのパルティア要塞群」は、首都アシガバートからわずか15km~18kmほどの場所に位置する文化遺産。ここは、紀元前3世紀頃にイラン高原を支配した「パルティア王国」の発祥の地で、王宮や寺院などがあった「旧ニサ」と民衆が暮らした居住地域「新ニサ」のふたつの遺跡からなり、貴重な出土品も発見。その多くは、アシガバートの国立博物館に収蔵されています。遺跡内の多くの建造物は土でできているため、土に還ってしまっているものもありますが、現存する建造物も多数。悠久の時を経て現代へと受け継がれるその姿が、多くの旅人を魅了しています。

トルクメニスタン南東部のマーリ州に位置するメルヴ遺跡も、「国立歴史文化公園“古代メルヴ”」として1999年に世界遺産に登録された遺跡です。カラクム砂漠に囲まれた中央アジア最大の遺跡として知られるこの場所は、紀元前6世紀~18世紀にかけてシルクロードのオアシス都市として栄えた場所で、この地に暮らす人々の人口は最大時に100万人に達したとも言われています。100km四方にも及ぶ広大な遺跡のなかには、紀元前6世紀~7世紀頃に建てられた高さ20mにも巨大建造物「ギズ・カラ」や12世紀に建造された王墓「スルタン・サンジャル廟」など、各時代の遺跡が点在。そのスケールの大きさは息を飲むほどです。

トルクメニスタンには、これら2つの世界遺産のほか、かつてシルクロード最大の都市として栄えた「クフナ・ウルゲンチ」の遺跡もあります。砂漠の荒野に点在するこれらの世界遺産をめぐるのも、トルクメニスタンならではの旅の楽しみです。

注目のイベント

2016年10月27日

独立記念日

ソビエト連邦からの独立を果たした1991年10月27日を記念する国民の祝日。

ひとことコメント

トルクメニスタンは国土のほぼ全域が砂漠気候。夏は40℃~50℃になることもあるので、暑さ対策や水分補給などには十分注意が必要です。また、日中と夜間の寒暖の差が大きいため、夏でも一枚上に羽織れるものを持っていきましょう!

掲載の内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。

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