琉球王国のグスク及び関連遺産群
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琉球王国のグスク及び関連遺産群

2015.09.19

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2000年に世界遺産に登録された「琉球王国のグスク及び関連遺産群」。沖縄本島に点在する“グスク(城)”などの史跡群からなる文化遺産の魅力をご紹介します。

琉球王国のグスク及び関連遺産群(日本)
登録年:2000年
世界遺産の種類:文化遺産
登録基準:
●ある期間、あるいは世界のある文化圏において、建築物、技術、記念碑、都市計画、景観設計の発展における人類の価値の重要な交流を示していること。
●現存する、あるいは既に消滅した文化的伝統や文明に関する独特な、あるいは稀な証拠を示していること。
●現存する、あるいは既に消滅した文化的伝統や文明に関する独特な、あるいは顕著で普遍的な価値をもつ出来事、生きた伝統、思想、信仰、芸術的作品、あるいは文学的作品と直接または明白な関連があること(ただし、この基準は他の基準とあわせて用いられることが望ましい)。稀な証拠を示していること。

アクセス/首里城跡へは那覇空港より約11km、車で約31分

沖縄本島に点在する 琉球王国の史跡群

沖縄本島に点在する 琉球王国の史跡群

15世紀~19世紀にかけて、沖縄諸島や先島諸島、奄美群島などの地域で隆盛を極めた琉球王国。2000年に世界遺産(文化遺産)に登録された「琉球王国のグスク及び関連遺産群」は、沖縄本島南部を中心に点在する王朝時代の9つの史跡から成っています。“グスク”とは“城”を表す沖縄の言葉ですが、世界遺産には琉球の信仰における聖域“御嶽(うたき)”や、琉球王朝の陵墓、庭園も含まれています。

「琉球王国のグスク及び関連遺産群」を構成する史跡は、全部で9つ。今帰仁村の「今帰仁城跡(なきじんじょうあと)」、読谷村の「座喜味城跡(ざきみじょうあと)」、うるま市の「勝連城跡(かつれんじょうあと)」、北中城村の「中城城跡(なかぐすくじょうあと)」、那覇市の「首里城跡(しゅりじょうあと)」や「園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)/」、「玉陵(たまうどぅん)」、「識名園(しきなえん)」、南城市の「斎場御嶽(せーふぁうたき)」が文化遺産と保全されています。

15世紀~19世紀に栄華を極めた 琉球王国の歴史と伝統を感じる

15世紀~19世紀に栄華を極めた 琉球王国の歴史と伝統を感じる

琉球王朝時代の9つの史跡からなる「琉球王国のグスク及び関連遺産群」ですが、琉球王国とはどんな成り立ちを持つ国なのでしょうか。

約3万2000年前から人類が暮らしたとされる琉球諸島各地に、政治的な権力を持った“按司(あじ)”と呼ばれる豪族が現れたのは、日本の鎌倉時代にあたる12世紀頃と言われています。その後、按司による群雄割拠の時代が続きましたが、やがて1429年に尚巴志(しょうはし)が各地の主要な勢力を統括し、琉球ではじめての統一王朝を確立。これが琉球王国(第一尚氏王統)のはじまりです。

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その後、1462年には政権交代が行われ、第二尚氏王統が成立。さらに1609年に薩摩藩による進攻が行われると、実質的に薩摩藩の支配下に置かれることとなります。そして、明治維新によって日本政府が成立し、沖縄県が設立。1879年に琉球王国はその歴史を終えることとなりました。

1429年~1879年の450年間に渡って沖縄本島を中心とする統一王朝となった琉球王国。中国や日本はもちろん、朝鮮や東南アジアの国々との中継貿易を通じた海洋国家として発展した王朝の伝統や文化は、世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の各所に残されています。

例えば琉球王国の政治・文化・外交の中心として発展した首里城は、琉球国の歴史のシンボル。沖縄戦によってその大部分が破壊されてしまいましたが、現在は正殿や守礼門などの建築物群が再建されており、かつての王朝の栄華を象徴しています。※世界遺産には「首里城跡」として登録。また、今帰仁村に位置する「今帰仁城跡」は、琉球統一王朝成立以前に沖縄本島北部や奄美群島南部を支配した北山王の居城だった場所。さらに、南城市の「斎場御嶽」は、15世紀~16世紀の尚真王時代に築かれた御嶽。琉球王国最高の聖地として、数々の国家的な祭事が行われてきた場所なのです。「琉球王国のグスク及び関連遺産群」を構成する9つの史跡には、それぞれ異なる特徴があります。ぜひ、琉球王国の歴史や伝統とともに、その魅力を楽しんでください。

美しき世界遺産をめぐる 沖縄ドライブトリップへ

美しき世界遺産をめぐる 沖縄ドライブトリップへ

南部から北部まで、沖縄本島各所に点在する「琉球王国のグスク及び関連遺産群」。ここからはその魅力をゆっくり楽しめる1泊2日の世界遺産めぐりドライブプランをご紹介します。

旅のスタートは、沖縄本島南部に位置する聖地「斎場御嶽」から。凛とした空気が流れる御嶽からは、古くから“神の島”として崇拝をあつめた久高島の姿が見えるので、その美しい姿をゆっくりと楽しんでください。「斎場御嶽」の次は、那覇市へ向かい首里城周辺に点在する世界遺産を見学。

「首里城跡」はもちろん、1501年に王朝の陵墓として気付かれた「玉陵」や、琉球王朝の国王一家の保養所や外国使節の迎賓館として1799年に造営された琉球王朝最大の別邸「識名園」、琉球王朝代々の国王が安全を祈願した「園比屋武御嶽石門」などの世界遺産も点在。もちろん、那覇市周辺には沖縄本島最大の繁華街として知られる「国際通り」などの見どころも多いので、そちらも要チェックです。

世界遺産めぐり2日目は、沖縄県中部~北部へのドライブを楽しんでください。まずは読谷村の「座喜味城跡」や北中城村の「中城城跡」やうるま市の「勝連城跡」などを訪れ、天然の地形と自然に岩石が織りなす美しい城壁を見学しましょう。「座喜味城跡」がある読谷村には、沖縄を代表する名勝「残波岬」などの見どころが。また、「勝連城跡」の東側には、沖縄本島と小さな島々を橋で結ぶ絶景ドライブルート「海中道路」があるので、ぜひ足をのばしてみてください。

さらに、本島中部の世界遺産をめぐったら、一路本島北部へ。今帰仁村の「今帰仁城跡」は、本部半島の大自然を見渡す高台に位置する城跡。ダイナミックな地形とスケールの大きな城壁が描き出す美しさは、必見。本部半島には「沖縄美ら海水族館」や「古宇利島」など、人気の観光スポットも点在しているので、見逃せません。

世界遺産をめぐりながら沖縄本島を南から北へ。ドライブに“世界遺産”というテーマを加えれば、沖縄の旅がより印象深いものになるはず。ぜひ、琉球王朝が残した美しい伝統と歴史を楽しんでください。

ひとことコメント

独自の伝統文化を築いた琉球王国。その魅力を楽しむなら、世界遺産めぐりはもちろん、伝統工芸体験などにチャレンジしてみるのもおすすめです。沖縄本島には、「琉球村」や「おきなわワールド」など、琉球文化を体験できるテーマパークなども充実!三線や紅型、エイサーなど、沖縄の地に根付いた文化を垣間見られるはずですよ!
旅ライター/吉原徹

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