東京観光の穴場は、“早朝”にあります。東京と言えば24時間お店や施設が営業し、どの時間でも楽しめる希有な街。特に朝は、比較的人も少なく静かな雰囲気の中で、グルメ好きを唸らせる名店が営業しているのです。1日を元気よくスタートするために、食べれば朝からパワーがもらえそうな、個性派モーニングを提供するお店を紹介しましょう。

※提供メニューは記事初回公開時の情報です。また、状況により営業時間は変更となっている場合がございます。

【カフェ】世界の朝ごはんがコンセプト。食べ比べも楽しい「ワールド・ブレックファスト・オールデイ」

画像1: 【カフェ】世界の朝ごはんがコンセプト。食べ比べも楽しい「ワールド・ブレックファスト・オールデイ」

「ワールド・ブレックファスト・オールデイ」では、世界各国の朝ごはんを提供。現地の味わいそのままで、再現度の高さにはネイティブの人も驚くでしょう。それもそのはず。メニュー開発には大使館、政府観光局、航空会社、または東京に住む現地出身の人々が協力しているからです。

画像2: 【カフェ】世界の朝ごはんがコンセプト。食べ比べも楽しい「ワールド・ブレックファスト・オールデイ」

レギュラーメニューのほか、2カ月ごとに変わる各国料理にも注目。また、不定期で限定企画も開催しており、たとえば2019年は日本との国交樹立100周年を迎えたポーランドを記念した特別メニューを提供するなど、来る人を飽きさせない魅力が満載です。世界中の美食が集まる東京ですが、朝ごはんを通してその文化を知りたいならぜひここへ。

ワールド・ブレックファスト・オールデイ 外苑前店(その他、吉祥寺店・銀座店も展開)

住所東京都渋谷区神宮前3-1-23 1F
電話03-3401-0815
営業時間7:30〜20:00(L.O.19:00)
定休日不定休
webhttps://www.world-breakfast-allday.com/

【そば】市場の職人も通う「長生庵」で、個性派の一杯を

画像1: 【そば】市場の職人も通う「長生庵」で、個性派の一杯を

長生庵は、築地駅から歩いて5分、築地場外市場にある老舗のそば店です。中央市場が移転しても築地のグルメは健在。中でも長生庵は、歴史を感じさせるそのたたずまいと隠れ家的な雰囲気が情緒を感じさせます。そして、天然の本マグロをはじめとする築地ならではの新鮮な魚介を、お手頃価格で楽しめるのも魅力です。

そんな「長生庵」の人気メニューは「付けキムチカレーそば」。つゆの深い味わいに、カレーのスパイスが効いた和風のつけだれ。具材は秘伝のそばつゆで煮込んだ豚バラ肉と、ネギ、卵黄、そしてキムチ。また海鮮丼のセットメニューもおすすめで、「小さめしらす丼とカレーそばセット」や、日替わり海鮮の多色丼そばセットも人気。

画像2: 【そば】市場の職人も通う「長生庵」で、個性派の一杯を

お店の周辺には、築地場外市場や築地本願寺など見どころがいっぱい。しっかり観光で巡る前に、伝統のそばや獲れたての海鮮で美食のモーニングを。

長生庵

住所東京都中央区築地4-14-1 モンテベルデ1F
電話03-3541-8308
営業時間月曜~金曜 7:00~15:00/17:30~21:00
土曜 7:00~14:00
定休日日曜・祝日は不定休

【ラーメン】パッパと食べるのが粋! 豊洲の老舗「やじ満」で、早朝ラーメン

築地の名店の次は、中央市場の移転先である豊洲の老舗店。1948年創業の「やじ満」は、もともと築地の人気店でしたが、市場の移転にあわせて豊洲に居を移しました。店内の壁にところ狭しと貼られたメニューは、目移りしてしまいそう。

画像1: 【ラーメン】パッパと食べるのが粋! 豊洲の老舗「やじ満」で、早朝ラーメン

「これぞ古き良き東京ラーメン!」というべき麺類はどれも美味ですが、名物メニューは冬季限定の「牡蠣ラーメン」。その他、オールシーズン味わえる料理では、トロトロ・フワフワの卵がのった「ニラ玉麺」、シャキッとしたニラの食感が楽しい「ニラそば」、手作りでジャンボサイズの「シュウマイ」などをおさえておきましょう。

画像2: 【ラーメン】パッパと食べるのが粋! 豊洲の老舗「やじ満」で、早朝ラーメン

店の入り口には「パッパと食べて、パッパと出る。」という貼り紙が。市場で忙しく働く人たちの胃袋を満たしてきた、粋な精神を感じます。朝5:00から営業しているので、1日を無駄にしたくない早起きさんにもピッタリです。

やじ満

住所東京都江東区豊洲6-6-1 豊洲市場施設管理棟3F
電話03-6633-4560
営業時間月曜〜金曜 5:00〜13:00
土曜 5:30〜13:00
定休日日曜・祝日
SNShttps://twitter.com/toyosu_yajima

【洋食】喫茶店のレベルを超越。地元で愛される名店「ロッジ赤石」

一見すると、昭和レトロな雰囲気たっぷりの純喫茶。でも「ロッジ赤石」がすごいのは、料理がとにかく本格的なこと。ホテルで修業を積んだご主人が腕を振るう、洋食メニューの数々は絶品です。

画像1: 【洋食】喫茶店のレベルを超越。地元で愛される名店「ロッジ赤石」

このお店でまずオーダーしたいのが、朝9:00~11:00限定のモーニングサービス。選べる日替わりメイン料理と、サラダ、ドリンクがセットになったお得な内容です。定番の「トースト」は、厚切りの食パンを、外はカリッと中はふっくらと仕上げた絶妙な焼き加減。ほかにも、大ぶりのエビフライをパンにはさみ、タルタルソースとウスターソースで味付けした名物「エビサンド」は常連さんに人気です。喫茶店の定番、シンプル・イズ・ベストなケチャップ味の「ナポリタン」も見逃せません。

画像2: 【洋食】喫茶店のレベルを超越。地元で愛される名店「ロッジ赤石」

浅草の芸人さんから地元のファミリーまで、さまざまな人たちに愛される居心地のよさも魅力。どこかノスタルジックな気分にひたれます。

ロッジ赤石

住所東京都台東区浅草3-8-4
電話03-3875-1688
営業時間火曜~土曜 9:00~24:00
日曜・祝日 9:00~翌1:00
定休日月曜

【カレー】野菜たっぷりでヘルシー! 元気が出る本格派「エチオピア カリーキッチン」

カレーの街として知られる神保町のなかでも屈指の名店「エチオピア」の味を、カジュアルに味わえるのが「エチオピア カリーキッチン」。その秋葉原店と御茶ノ水店は、朝早くから営業していて、早い時間でも本格的なインドカレーが食べられます。

画像: 【カレー】野菜たっぷりでヘルシー! 元気が出る本格派「エチオピア カリーキッチン」

おすすめは朝限定の高コスパな「サンバルカレー」。サンバルとは、南インド地方の代表的なカレーで、豆と野菜をスパイスで煮込んだもの。みずみずしい大根やナスなどの野菜が豊富で、ヘルシーかつ食べ応えたっぷりです。ちょっぴりスパイスを効かせつつも、全体的にマイルドな味わいなので、見た目よりも食べやすく感じられるでしょう。

画像: サンバルカレーとサラダ、タンドリーフライドチキン

サンバルカレーとサラダ、タンドリーフライドチキン

朝から活動的になれる、まさに“朝活”なカレー。多くのファンを魅了してやまない魅惑のエキゾチックな味は、クセになるかもしれません。

エチオピア カリーキッチン アトレ秋葉原1店(その他、御茶ノ水ソラシティ店・高田馬場店も展開)

住所東京都千代田区外神田1-17-6 アトレ秋葉原11F
電話03-5289-3821
営業時間8:00~22:30(L.O.22:00)

【洋食】駅ナカにある「洋食や 三代目 たいめいけん」で人気店の名作オムレツを

昭和6年創業、日本橋に本店を構える老舗洋食店「たいめいけん」が、上野駅の改札内に出店したのが「洋食や 三代目 たいめいけん」。看板料理のオムライスやボルシチをはじめとする、老若男女に愛されてきた洋食をカジュアルに楽しめます。

画像1: 【洋食】駅ナカにある「洋食や 三代目 たいめいけん」で人気店の名作オムレツを

こちらで早起きして食べたいのが、7:00~10:00のモーニングメニュー「たいめいけんの朝食セット」です。オムレツまたはスクランブルエッグに、ボルシチと石窯パンがセットになったリッチな朝食。朝の時間帯はほかにも、「洋食やの朝カレー」などリーズナブルなメニューがそろいます。

画像2: 【洋食】駅ナカにある「洋食や 三代目 たいめいけん」で人気店の名作オムレツを

ちなみに店名の「三代目」というのはもちろん、TVでもおなじみの茂出木浩司(もでぎひろし)さんのこと。バラエティのイメージが強いですが、料理人としての腕も一流だということを実感できます。

洋食や三代目たいめいけん エキュート上野店

住所東京都台東区上野7-1-1 JR東日本上野駅改札内3F
電話03-5826-5622
営業時間月曜~土曜 7:00~23:00(L.O.22:30)
日曜・祝日 7:00~22:30(L.O.22:00)
定休日なし

【ラーメン】コーヒー付き!? 焼きあごのうまみが凝縮された淡麗系「喜多方食堂」

上野や浅草にほど近く、「寄席発祥の地」として知られる稲荷町。下町情緒あふれるこの街に、朝7:00から営業しているラーメン店「喜多方食堂」があります。お店の貼り紙にも「朝ラー」のワードがしっかり載っています。

画像1: 【ラーメン】コーヒー付き!? 焼きあごのうまみが凝縮された淡麗系「喜多方食堂」

スープは、醤油と味噌がありますが、喜多方ラーメンの定番「蔵出し醤油ラーメン」がおすすめ。香ばしく焼いたあご(とびうお)節から抽出したダシを本場・喜多方の醸造醤油と合わせた“あごだし醤油”は、うまみが凝縮されたクリアな味わい。多加水麺と平打ち極太麺から選べるのもうれしいポイントです。

画像2: 【ラーメン】コーヒー付き!? 焼きあごのうまみが凝縮された淡麗系「喜多方食堂」

後味すっきりの淡麗スープは、モーニングにピッタリ。さらに朝の時間帯はコーヒーも付いてくるので、ラーメン店ながら“モーニングを食べてる感”がしっかりとあります。

喜多方食堂 浅草本店

住所東京都台東区元浅草4-7-15 中澤第1ビル1F
営業時間7:00~15:00
※材料がなくなり次第終了
定休日不定休
webhttps://www.kitakatashyokudou.co.jp/

【中華】大衆酒場空間で北京の朝食を楽しめるオールデイダイニング「老酒舗」

御徒町駅すぐ、JR線の高架下で異彩を放つお店、老酒舗(ろうしゅほ)。ここは中国の東北料理をはじめ、個性あふれる中華レストランを展開している「味坊」グループの一軒です。こちらのお店は、本場のつまみを楽しめる大衆酒場のような業態が特徴。しかも、朝食まで味わえるのです。

画像1: 【中華】大衆酒場空間で北京の朝食を楽しめるオールデイダイニング「老酒舗」

漢字がちりばめられたメニューには、見慣れないながらも興味をそそる料理名がズラリ。それはモーニングも同様で、「早餐~北京の朝食~」と書かれた一覧に、多彩な料理がリーズナブルな価格で並んでいます。

画像2: 【中華】大衆酒場空間で北京の朝食を楽しめるオールデイダイニング「老酒舗」

定番は「揚げパンと豆乳セット」や「肉まんと白粥セット」といったセットで、それぞれ単品での注文も可能。現地さながらの雰囲気で、本場の朝食を食べられるお店はきわめて珍しいはず。リアルな中華のオールデイダイニングとして、ぜひチェックを。

老酒舗

住所東京都台東区上野5-10-12
電話03-6284-2694
営業月曜~金曜、祝前日 11:00~23:00(料理L.O.22:30)
土曜 12:00~23:00(料理L.O.22:30)
日曜・祝日 12:00~22:00(料理L.O.21:30)
webhttps://www.instagram.com/roshuho_oldstylechinese/

東京は最先端のトレンドと、レトロな面影が同居する不思議な街。朝の東京で、地元の人しか知らない(もしかしたら地元の人も知らない)穴場の名店は、まだまだたくさんあります。ホテルの朝食ビュッフェもいいですが、たまには新感覚の早朝グルメや個性派モーニングでエネルギーチャージ。そんな、多様性を感じさせるところも、東京っぽさかもしれません。

※初回投稿日:2019年11月8日(2022年12月27日に一部内容を更新いたしました)

関連記事

掲載の内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。

This article is a sponsored article by
''.