300年以上続く歴史あるマルシェ。高知の日曜市で買いたい名品
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300年以上続く歴史あるマルシェ。高知の日曜市で買いたい名品

2017.08.25

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高知県の自慢といえば、おいしい食べ物とフレンドリーであたたかな県民性。その両方を楽しめるスポットが「日曜市」です。毎週日曜、高知城の追手門前から東へ約1kmにわたって開かれる日本最大級の街路市は、地元の人にとっては生活の一部として、そして故郷の景色として欠かせない存在となっています。その起源は、さかのぼること300年以上前の江戸期。土佐藩第4代藩主・山内豊昌公が、藩の政策として街路市を認めたことが始まりとされています。現在にも続く「曜日制」を取り入れたのは明治9年からで、日曜市は土佐の庶民とともに激動の時代を歩んできたのです。
 
現在は420店以上が軒を連ね、地元産の野菜や果物、雑貨など多彩な商品が並んでいます。そのどれもがつくり手自慢の品ばかり。「うんとおいしいぞね」「買うていかんかね」とあちらこちらから土佐弁で呼び止められるので、何を買えば良いか悩む人も多いはず。そこで、ほぼ毎週日曜市に通う地元ライターがおすすめの名品をご紹介します。歩いて探してじっくり眺めて、スローなお買い物をお楽しみあれ。

旬のおいしさをぎゅっと詰め込んだドライフルーツ

ドライフルーツ「日曜市の風景」

ドライフルーツ「日曜市の風景」

ドライフルーツ「日曜市の風景」

日曜市を歩いていると目に飛び込んでくるカラフルな旬の果物たち。フレッシュで味わうのはもちろんおいしいのですが、お土産としてこんな一品はいかがでしょう? 国内産の果物をじっくり時間をかけてドライフルーツにした、その名も「日曜市の風景」。砂糖や添加物は使っておらず、それぞれの素材の味と香りがぎゅっと凝縮されています。そのまま味わってももちろん美味ですが、ワインに浮かべてサングリア風にしたり、お料理に添えたりと幅広く楽しむことができます。
 
見つけたお店:日曜市4丁目南 242番 田所さん(2017年6月25日時点)

いつでもサラサラをキープ。土が呼吸する土佐の塩つぼ

新荘川焼の塩つぼ

新荘川焼の塩つぼ

新荘川焼の塩つぼ

知る人ぞ知る高知の清流・新庄川。その近くにある「猪狩窯」から生まれた新荘川焼は、素朴さと繊細な美しさを併せ持った陶器です。そのなかで特に人気を集めているのが素焼きの「塩つぼ」。ただの調味料入れではありません。独自の製法によってつぼに通気性を持たせることで、なかに入れた塩や砂糖に湿気が溜まらず、いつでもサラサラの状態に保っておくことができるのです。落ち着きのある雰囲気と優しい肌触りも魅力で、長く愛用したくなります。
 
見つけたお店:日曜市4丁目南 238番 猪狩さん(2017年6月25日時点)

料理やドリンクに! これ一本で高知味の完成

天然果汁100% ゆず

天然果汁 100% ゆず

天然果汁 100% ゆず

高知県の料理には柚子をアクセントにしたものがたくさんあります。それもそのはず、柚子の生産量が日本一なんです。そんな「高知の味」をご自宅でも楽しみたいなら、瓶詰めにされた柚子果汁をぜひ。山で大切に育てられた柚子を、果汁も香りも逃さぬように一玉一玉絞っています。お酢代わりとしてお寿司やサラダに使ったり、醤油と合わせて自家製柚子ポン酢をつくったりしても良し。はちみつを加えて水やサイダーで割ってドリンクにしても良し。使い勝手抜群です。
 
見つけたお店:日曜市4丁目南 257番 永野さん(2017年6月25日時点)

太平洋を優雅に泳ぐクジラをかたどった逸品

くじらナイフ

くじらナイフ

くじらナイフ

県面積あたりの森林率日本一を誇る高知県は、林業の繁栄とともに刃物の製造が盛んになりました。丈夫さで切れ味の良さを特徴とした「土佐打刃物」は400年以上の歴史があり、いまも頑固な職人の手によってつくり続けられています。そんな職人のお一人が考案したのが、なんとも愛らしい「くじらナイフ」。元々は刃物離れが進む子どもたちに使ってもらおうと誕生したそうです。マッコウクジラ、ナガスクジラなど全6種がラインナップ。高知の歴史と職人さんの手仕事が詰まったこの逸品、ぜひ一家に一頭いかがでしょうか?
 
見つけたお店:日曜市5丁目南 340番 小川さん(2017年6月25日時点)

日曜市を歩き疲れたら、ひんやりと甘い癒しを

幸せのわらび餅

幸せのわらび餅

幸せのわらび餅

東西に長く伸びる日曜市。歩いていると小腹も空いてきます。そんなときはおいしいものでほっと一息つきましょう。甘党派におすすめしたいのが、「幸せのわらび餅」。わらび粉と水を鍋で練り上げてつくった本格派です。このお店では高知名物の大きな皿「皿鉢(さわち)」に氷とともに並べてあって、買うとカップにすくい上げ、自家製黒蜜ときな粉をたっぷりかけてくれました。ひんやりモッチモチのおいしさが、幸せな気分にしてくれますよ。
 
見つけたお店:日曜市3丁目北 200番 和田さん(2017年6月25日時点)

土佐和牛の串焼きで、買い物中のちょっとした贅沢を楽しむ

土佐和牛のサーロインステーキ

土佐和牛のサーロインステーキ

土佐和牛のサーロインステーキ

常に私たちの食欲を刺激する日曜市。炭火串焼き店などもあり、お肉が焼ける香ばしい匂いに誘われて、ついつい立ち寄ってしまいます。焼き鳥や豚バラなどもおいしいのですが、ぜひ一度食べていただきたいのが「土佐和牛のサーロインステーキ」。上品な脂がほどよく入った贅沢なお肉を、串に刺して炭火で香ばしく焼いた粋な一本。噛むと口のなかに脂がジュワワ〜と溢れ出し、思わずうっとりしてしまいます。かしこまらずにおいしいものを味わえるのも、日曜市ならではの魅力です。
 
見つけたお店:日曜市4丁目北 283番 池田さん(2017年6月25日時点)

今回ご紹介したものは、いずれも作り手のこだわりと愛情がたっぷり詰まったものばかり。もちろんそれ以外にも日曜市には魅力的なもの、おいしいものがたくさんあります。ほぼ毎週のように通っている私でさえもまだ知らない逸品があるはず。それくらい広くて深いのが高知の日曜市なのです。お店の人は優しくてお話好きの方が多いのでいろいろと質問してみれば、さらに楽しい発見と出会えます。一度と言わず、何度でも訪れていただきたい高知の自慢のスポットです。

DATA

日曜市

開市 毎週日曜日
開市時間 4〜9月 / 5:00〜18:00 10〜3月 /7:30〜17:00
公式HP http://www.city.kochi.kochi.jp/soshiki/39/nichiyouichi.html
問い合わせ 088-823-9456(高知市産業政策課 街路市係)

   

    

日曜市のマップ

出店者情報
ドライフルーツ「日曜市の風景」(日曜市4丁目南 242番 田所さん)
新荘川焼の塩つぼ(日曜市4丁目南 238番 猪狩さん)
天然果汁 100% ゆず(日曜市4丁目南 257番 永野さん)
くじらナイフ(日曜市5丁目南 340番 小川さん)
幸せのわらび餅(日曜市3丁目北 200番 和田さん)
土佐和牛のサーロインステーキ(日曜市4丁目北 283番 池田さん)
 
※各店舗の情報は取材時のものになるため、今後変更になる可能性があります
※各店舗への問い合わせは、088-823-9456(高知市産業政策課 街路市係)まで

高橋さよ(たかはしさよ)

高知生まれ、在住のフリーライター。地元誌をはじめ、全国誌やウェブメディアで高知県及び四国の情報を執筆。尊敬する人物は土佐清水市の英雄、ジョン万次郎。「鰹のたたき」はタレとタマネギたっぷりが好み。

掲載の内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。

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