「マチュ・ピチュ」をはじめ、数々の世界遺産や絶景の地が点在する南米大陸。せっかく南米を旅するのなら、憧れの「マチュ・ピチュ」はもちろん、「ウユニ塩湖」や「イグアスの滝」に足を延ばしてみてはいかがでしょうか。今回は10日間ほどの日程で楽しむ「マチュ・ピチュ」プラスアルファの旅をご紹介します!

神秘の天空都市「マチュ・ピチュ」を旅する

画像: 神秘の天空都市「マチュ・ピチュ」を旅する

ペルーの南部に位置し、周囲をアンデスの山々に囲まれた「マチュ・ピチュ」。1983年に「マチュ・ピチュの歴史保護区」として世界遺産に登録されたこの遺跡は、南米を象徴する巨大遺跡。標高約2,430mの尾根に築かれた天空都市は、その圧倒的なスケールと美しさで世界中の旅人を魅了し続けています。

「アンデネス(段々畑)」の風景

15世紀にインカ帝国によって建造され、帝国がスペインに征服された16世紀には放棄された「マチュ・ピチュ」。1911年にアメリカ人歴史学者ハイラム・ビンガムによって発見されるまでの間、およそ400年にわたって山々の奥に眠っていたこの遺跡には、インカ帝国が残した文化や建造技術が今もなお、往時のままに残されています。広大な遺跡内をめぐれば、巨石を使って造られた日時計「インティワタナ」や美しい曲線が印象的な石造建築「太陽の神殿」、斜面に整然と築かれた「アンデネス(段々畑)」など、大小200もの多彩な遺跡が点在。また、遺跡の南部に位置する「見張り小屋」や遺跡の奥にそびえる標高約2,693mの山「ワイナピチュ」など、断崖に築かれた天空都市を一望することができます。

インカ帝国が文字をもたなかったこともあり、「マチュ・ピチュ」には今も多くの謎が残されています。例えばこの天空都市が築かれた目的には「要塞説」や「王族の離宮説」、「宗教施設説」など、さまざまな推測が飛び交っていますが、真相は未だ神秘のベールに包まれています。アンデスの山々が描き出す美しい自然と、ミステリアスな美しさに満ちた都市遺跡……。「マチュ・ピチュ」でしか味わえない絶景と感動が、ここにあります。

ちなみに「マチュ・ピチュ」への旅の起点となるのは、標高約3,400mに位置する都市・クスコ。かつてインカ帝国の首都として栄華を極めたこの街自体も、「クスコの市街地」として世界文化遺産に登録される場所なので、ゆっくりとその魅力を楽しんでください。

南米屈指の絶景の地「ウユニ塩湖」

画像: 南米屈指の絶景の地「ウユニ塩湖」

南米大陸で楽しむ旅の時間は、一生にそう何度も訪れない貴重なチャンス。せっかくなら「マチュ・ピチュ」からさらに足を延ばして、憧れの絶景を目指してみてはいかがでしょうか?

例えば、「マチュ・ピチュ」の起点となるクスコから空路でもアクセスできる「ウユニ塩湖」は、南米旅行の想い出をさらに深めてくれる旅先のひとつです。ボリビアの中央西部に位置し、標高約3,700mの高所に広がる「ウユニ塩湖」は。南北約100km、東西約250kmにわたって塩の結晶に覆われた大地が広がるこの場所では、思わず息を呑むような絶景が待ち受けています。特に、12月後半〜3月頃の雨季に訪れれば、純白の大地に雨水がたまり、空を鏡のように映し出す独特の風景が出現。陽光が燦々と降り注ぐ日中から、空が茜色に染まる夕暮れ、そして満天の星が輝く夜と、めくるめく絶景のショーを楽しめます。

標高約3,700mと高所に位置し、高山病への対策も必要な「ウユニ塩湖」ですが、標高約2,400mの「マチュ・ピチュ」や標高約3,400mのクスコを旅した後なら、高度への順応も比較的スムーズなことも、「マチュ・ピチュ」と「ウユニ塩湖」をめぐるルートのポイント。合計10日間〜14日間程度のスケジュールを組んで、ゆったりと旅するのがおすすめです。

世界最大級の滝「イグアスの滝」

画像: 世界最大級の滝「イグアスの滝」

「マチュ・ピチュ」プラスアルファの南米旅行を楽しむなら、アルゼンチンとブラジルの両国にまたがる「イグアスの滝」を訪れるのもおすすめです。「マチュ・ピチュ」の起点となるクスコからは、リマなどを経由して飛行機でアクセスすることができます。

1986年に世界自然遺産に登録された「イグアスの滝」の魅力は、なんといってもそのスケールにあります。イグアス側の下流に位置し、幅約4㎞にわたって大小およそ200〜300もの滝が流れ落ちる「イグアスの滝」は、1秒間に6万5,000トンもの水が流れ落ちる世界最大級の滝。北米の「ナイアガラの滝」やアフリカの「ヴィクトリアの滝」とともに“世界三大瀑布”のひとつにも数えられています。数々の滝のなかでも最大の滝として知られる「悪魔の喉笛」の落差は、なんと80m以上!現地を訪れると地鳴りのように鳴り響く滝の轟音と視界一面を包む水煙に圧倒されることでしょう。「イグアスの滝」のアルゼンチン側には「悪魔の喉笛」を眼前に望む遊歩道や滝壺でのボートツアーなどが整備されています。また、ブラジル側では、大小の滝や「悪魔の喉笛」を見渡す展望台からの景色などを楽しめます。

アンデスの稜線にインカ帝国が作りあげた巨大都市「マチュ・ピチュ」を眺め、轟音鳴り響く「イグアスの滝」で南米の自然のスケールを体感する……。そんな変化に富んだ南米旅行を味わってみてはいかがでしょうか?

ひとことコメント

今回ご紹介した「ウユニ塩湖」や「イグアスの滝」のほかにも、「マチュ・ピチュ」とあわせて訪れたい南米の旅先は数多くあります。例えば、ペルーだけでも「ナスカとパルパの地上絵」や「リマ歴史地区」など、訪れる価値のある世界遺産は多数。また、ブラジルの「レンソイス」やアルゼンチンのパタゴニアにある「ロス・グラシアレス国立公園」など、南米ならではのダイナミックな風景に出合える場所も数多くあります。南米に点在する珠玉の旅先をめぐり、一生モノの旅の思い出を作ってください!

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