古くから世界中の人々が親しみを持って身につけていた宝石やパワーストーン。装飾品としてはもちろん、石が持つエネルギーを信じてお守りとして持つ人も多くいます。
また、産地によって色や種類が異なることもあり、旅先で宝石やパワーストーンを探してコレクションしている人も。
本記事では、旅行のお土産としても人気の宝石やパワーストーンを色別に一覧でご紹介。石ごとにまったく異なる特徴や石言葉、意味を持っているので、お土産選びの参考にしてください。

色別!宝石・パワーストーンの種類一覧

人気のある宝石・パワーストーンの特徴や意味をご紹介します。色別でまとめているので、好きな色から探してみてください。

 

赤色の宝石・パワーストーン

赤色の宝石・パワーストーンの特徴は、愛や情熱に関連した意味や効果を持つことです。さらに、健康や活力をイメージさせる意味が込められているものも多くあります。

赤色は、行動力を呼び覚ますともいわれている色。やる気が起きないときに赤色の宝石を身に付けることで、エネルギーが湧き上がり物事を成し遂げるパワーを与えてくれるでしょう。

ガーネット

提供:株式会社ベルエトワール

1月の誕生石として知られているガーネット。ザクロのような色合いの結晶が集まってできていることが由来して、和名では柘榴石(ざくろいし)と呼ばれています。

人生に豊かな実りをもたらす石と信じられており、石言葉には「繁栄」「実り」「友愛」「忠実」といった言葉が並びます。ガーネットを身につけることで、努力の成果を発揮できるようになるでしょう。また、誓いの石とも呼ばれており、恋愛成就のお守りとしても人気があります。

〈ガーネットの基本情報〉

鉱物名ガーネット
和名柘榴石
化学式A2B3(SiO4)3
赤色系、オレンジ系、緑色系など
硬度7〜7.5
原産国インド、スリランカ、ミャンマー、ケニアなど

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スピネル

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提供:株式会社ベルエトワール

スピネルは、ルビーやサファイヤと似た色味を持つ宝石です。カラーバリエーションが豊富で、色ごとに異なる効果や石言葉を持っています。

赤色のスピネル「レッドスピネル」が持つ石言葉は「好奇心」。身につけた人の魅力を引き出すといわれており、周囲へ華やかな印象を与えられます。

どの色のスピネルにも共通して、目標達成のサポートや思考力の向上といった効果が期待できます。2021年には8月の誕生石に追加されたので、8月生まれの人への贈り物としてもおすすめの宝石です。

〈スピネルの基本情報〉

鉱物名スピネル
和名尖晶石(せんしょうせき)
化学式AB2X4
赤、黒、青、ピンク、緑、オレンジ、紫など
硬度7.5〜8
原産国スリランカ、ミャンマー、ベトナム、タジキスタン、タンザニア、マダガスカルなど

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アゲート

提供:日本パワーストーン協会

きれいな縞模様が特徴のアゲート。さまざまなカラーバリエーションがあり、それぞれ異なる意味や石言葉を持つパワーストーンです。

すべての色に共通している効果は、魔除けや健康運の向上、リラックス効果など。持ち主の家族にも影響を与え、家内安全のお守りとして負のエネルギーから家族を守ってくれるといわれています。

赤色のアゲート特有の効果は、生命力を高めるというもの。石言葉には「情熱」や「勇敢」という赤をイメージする言葉だけでなく、「子宝」「恋愛成就」「絆」といった言葉も並びます。

〈アゲートの基本情報〉

鉱物名アゲート
和名瑪瑙(めのう)
化学式SiO2
赤、青、オレンジ、ピンク、緑など
硬度6.5〜7
原産国ブラジル、ウルグアイ、メキシコ、ドイツ、イギリス、日本など

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ピンク色の宝石・パワーストーン

ピンク色の宝石・パワーストーンは、幸福感を与えてくれるといわれています。さらに、恋愛運アップや心を落ち着かせる効果がある石が多いことも特徴です。

視覚的には、血色を良くし肌の色をトーンアップする効果があります。色味によって肌との相性や見え方が異なるので、自分の肌の色に合うピンク色を探してみてください。

モルガナイト

画像3: 提供:株式会社ベルエトワール
提供:株式会社ベルエトワール

モルガナイトは、ベリルという宝石のなかで、ピンク〜赤紫色をした宝石のことを指します。1911年にマダガスカルで初めて採掘された比較的新しい宝石です。2021年には、4月の誕生石に追加されました。

石言葉は「愛情」「清純」「優美」など。ピンク色のイメージ通り、恋愛成就への効果が期待できます。愛情を豊かにしてくれる効果もあるといわれているため、優しさや思いやりの心を身につけられるでしょう。また、ストレスを緩和させるヒーリング効果も期待できます。

〈モルガナイトの基本情報〉

鉱物名ベリル
和名緑柱石(りょくちゅうせき)
化学式Be3Al2Si6O18
ピンク、オレンジ、黄色など
硬度7.5〜8
原産国ブラジル、アメリカ、マダガスカルなど

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コーラル(珊瑚)

画像2: 提供:日本パワーストーン協会
提供:日本パワーストーン協会

コーラル(珊瑚)は、鉱物ではありませんが「有機質宝石」と分類されているパワーストーンです。淡いピンク・発色の良いピンク・オレンジがかったピンクなど、さまざまな色合いのものがあります。

コーラルが持つ石言葉は「幸福」と「長寿」。持ち主のマイナスな感情やエネルギーを浄化し、幸福を与えてくれると信じられています。円滑な人間関係を構築したい時や、創造力の向上を目指す時におすすめです。

〈コーラルの基本情報〉

和名珊瑚(さんご)
化学式CaCO3+炭酸マグネシウム+カロチン等の有機物
ピンク、赤、白など
硬度3.5〜4
原産国日本近海、地中海、ハワイ沖など

コーラル(珊瑚)の詳細はこちら

 

青色の宝石・パワーストーン

青色は、見る人をリラックスさせ、頭をスッキリさせてくれるといわれています。そのため、「清潔」や「知的」という印象を持つ方が多いとされます。

そのイメージ通り、青色の石には「集中力を高める」「気分を落ち着かせる」「癒しを与える」といった効果を持つものが多く存在。メンタルを安定させてくれると考えられています。

ターコイズ

画像3: 提供:日本パワーストーン協会
提供:日本パワーストーン協会

ターコイズは「ターコイズブルー」という色があるように、明るい青緑色のパワーストーンです。和名では「トルコ石」と呼ばれています。

ターコイズは、古くから魔除けの効果があると信じられてきました。「すべての運気上昇に貢献する聖石」ともいわれており「成功」「繁栄」「健康」「幸福」「旅の安全」といった石言葉を持っています。

人から贈られることで神秘なる力をより発揮するともいわれているため、プレゼントに適したパワーストーンのひとつです。

〈ターコイズの基本情報〉

鉱物名ターコイズ
和名トルコ石
化学式CuAl6(PO4)4(OH)8・4H2O
青緑色
硬度5.5〜6
原産国イラン、アメリカ、エジプト、チリなど

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カイヤナイト

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提供:株式会社ベルエトワール

海のように深いブルーと、ガラスのような光沢が特徴的なカイヤナイト。精神的な成長を促す強いエネルギーを持つといわれている宝石です。過去のトラウマに悩む人や、失恋した相手を忘れられない人に、次の一歩を踏み出す勇気をもたらしてくれます。

カイヤナイトが持つ石言葉は「適応」「純粋」「自立心」「成功」など。洞察力や判断力を高める効果も持っているため、恋愛や仕事でのチャンスを逃したくない時におすすめです。

〈カイヤナイトの基本情報〉

鉱物名カイヤナイト
和名藍晶石(らんしょうせき)
化学式Al2SiO5
青、オレンジ、緑、黄色など
硬度4.0〜7.5
原産国ブラジル、ケニア、アメリカなど

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フローライト

提供:株式会社ベルエトワール

サファイヤ・ルビー・エメラルドの代用品として使われていたフローライト。和名では「蛍石」と呼ばれており、紫外線を当てると発色することが特徴です。また、世界で最もカラフルな天然石ともいわれています。

すべての色に共通する意味は、発想力・記憶力・集中力の向上です。特に青色のフローライトは、心に安らぎを与え、脳の働きを活発にするといわれています。

「天才の石」や「知性の石」とも呼ばれているため、受験や資格試験のお守りとしてもおすすめです。

〈フローライトの基本情報〉

鉱物名フローライト
和名蛍石
化学式CaF2
青、ピンク、緑、紫、黄色など
硬度4
原産国アメリカ、中国、イギリス、スイスなど

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アパタイト

画像: iStock/Nastya22
iStock/Nastya22

古来より信頼・自信・協調性を象徴する宝石として親しまれてきたアパタイト。多彩なカラーバリエーションがある宝石です。

石言葉は「優しい誘惑」。「絆」「協調」「調和」という意味が込められており、コミュニケーション能力や社交性の向上に効果があるといわれています。

また、青色のアパタイトには、ネガティブなエネルギーを排出する効果も。思考をクリアにし、自分の本音と向き合えるようになるでしょう。

〈アパタイトの基本情報〉

鉱物名アパタイト
和名燐灰石(りんかいせき)
化学式Ca10(PO4)6(OH)2
青、緑、黄色、紫、無色透明など
硬度5
原産国アメリカ、カナダ、マダガスカル、インド、ミャンマー、ブラジルなど

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紫色の宝石・パワーストーン

神秘的でミステリアスなイメージを与える紫色の宝石・パワーストーンは、古くから高貴な石として重宝されてきました。

紫色の石は、「感性を鋭くしインスピレーションを高める」「ヒーリング効果で癒しを与える」という効果を持つとされています。

アイオライト

画像4: 提供:日本パワーストーン協会
提供:日本パワーストーン協会

2021年に3月の誕生石に追加されたアイオライト。サファイアに似ているため「ウォーター・サファイア」とも呼ばれています。

アイオライトの特徴は、見る角度によって色が変わることです。中世のヨーロッパでは、航海中の海賊が方角を確認するために使ったという言い伝えが残っています。

アイオライトの石言葉は「道を示す」「貞操」「誠実」など。身につけることで、人生の道標を示し、目標を達成するためのサポートをしてもらえるでしょう。また、恋愛面では理想の相手を見つけたり、パートナーとの絆を深めたりする効果が期待できます。

〈アイオライトの基本情報〉

鉱物名コーディエライト
和名菫青石(きんせいせき)
化学式Mg2Al3(AlSi5O18)
すみれ色、淡い青色、濃い青色、淡い黄色など
硬度7〜7.5
原産国インド、スリランカ、マダガスカル、ブラジルなど

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チャロアイト

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提供:日本パワーストーン協会

チャロアイトは、ロシアのサハ共和国にあるムルン山塊でのみで産出される、非常に貴重な宝石です。特徴は、見ていると吸い込まれそうになるマーブル模様。世界三大ヒーリングストーンのひとつでもあり、色が薄いほど癒し効果が強いといわれています。

チャロアイトが持つ石言葉は「精神の安定」「恐怖の克服」「無条件の愛」。身につけることで、自分の弱さを克服し、ポジティブな気持ちで行動できるようになるでしょう。

〈チャロアイトの基本情報〉

鉱物名チャロアイト
和名チャロ石
化学式K(Ca,Na)2Si4O10(OH,F)・nH2O
紫、赤紫など
硬度5~6
原産国ロシア

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黄色(イエロー)、オレンジ色の宝石・パワーストーン

明るく活発な印象を与える黄色(イエロー)やフレッシュな印象を与えるオレンジ色の宝石・パワーストーンは、前向きな意味を持つ種類が多くあります。「富」「繁栄」「成功」のように、人生の目標を達成する手助けをしてくれるでしょう。

温かさや親しみやすさを与える色でもあるので、恋愛や友情において、良い人間関係を築く効果も期待できます。

カーネリアン

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提供:日本パワーストーン協会

7月の誕生石として人気があるカーネリアン。カルセドニーという鉱物の一種で、オレンジ色や赤色のものをカーネリアンと呼んでいます。古代エジプトでは、幸運を呼ぶ石として重宝されていました。

カーネリアンの石言葉は「成功」「友情」「勇気」など。人生に活力をもたらし、目標達成の手助けをしてくれると考えられています。ヒーリング効果や血行を良くする効果もあるといわれているため、健康面での悩みがある時にもおすすめです。

〈カーネリアンの基本情報〉

鉱物名カルセドニー
和名紅玉髄(べにぎょくずい)
化学式SiO2+Fe
オレンジ、赤、褐色など
硬度6.5〜7
原産国ブラジル、ウルグアイ、インド、インドネシア、アメリカなど

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琥珀

提供:日本パワーストーン協会

琥珀は、幸福を引き寄せる守護石として古くから親しまれてきました。鉱物ではなく、太古の松や杉などの樹木の樹液が固まってできた「樹脂の化石」です。

石言葉は、「抱擁」「長寿」「繁栄」など。身につけている人のネガティブなエネルギーを排出し、フレッシュで明るいエネルギーを取り込み、生命力を支えてくれるといわれています。美しい黄金色は金運とも関連付けられ、商売繁盛のお守りとしても活用されています。

〈琥珀の基本情報〉

鉱物名アンバー
和名琥珀
化学式MnCO3
黄色、赤、ピンク、緑、青、グレー、褐色など
硬度3.5〜4
原産国ロシア、ポーランド、リトアニア、デンマーク、ドイツ、メキシコ、日本など

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シトリン

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提供:日本パワーストーン協会

金運や恋愛運を高めるパワーストーンとして知られているシトリン。古くから富や繁栄を運んでくれると信じられてきたため、商売を行う人を中心に人気があります。

石言葉は「繁栄」「成功」「富」「幸福」「希望」など。富や繁栄をもたらした上で、幸せや希望を感じられるようになることが特徴です。恋愛においては、新しい人との出会いや関係を前進するようサポートしてくれるといわれています。

〈シトリンの基本情報〉

鉱物名シトリン
和名黄水晶(きすいしょう)
化学式SiO2
黄色、オレンジ
硬度7
原産国ブラジル、ボリビア、スペイン、マダガスカルなど

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緑色の宝石・パワーストーン

緑色の宝石・パワーストーンは、「癒し」「安らぎ」「落ち着き」といった意味を持つものが多くあります。緑豊かな場所に居合わせることで穏やかな気持ちになるように、緑の宝石にも人間の心を軽くする効果があるようです。

また、緑色は青と黄色の中間色であることから、バランスを象徴するともいわれています。身につけることで、精神的なバランスを整えてくれるでしょう。

スフェーン

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提供:株式会社ベルエトワール

鮮やかな黄緑色のスフェーンは、光が当たると虹色に輝くことが特徴です。2021年には、7月の誕生石に追加されました。

スフェーンの特徴は見た目の美しさだけではありません。「永久不変」「改革」といった、緑色の石の中でも珍しく力強い石言葉を持ちます。「人脈強化」という石言葉も持っており、周囲の協力を得ながら成功を手繰り寄せることができるでしょう。

〈スフェーンの基本情報〉

鉱物名チタナイト
和名くさび石、チタン石
化学式CaTiSiO5
緑、黄色、褐色など
硬度5.0〜5.5
原産国ブラジル、マダガスカル、パキスタン、スリランカなど

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アマゾナイト

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提供:日本パワーストーン協会

別名「希望の石」とも呼ばれるアマゾナイト。青みがかった柔らかい緑色のものと、濃い青緑色に白い模様が入っているものがあります。どちらも不安や迷いを取り除いてくれると考えられています。

そんなアマゾナイトが持つ石言葉は「希望」や「行動」。負のエネルギーを排出し、夢や目標に向かって行動するパワーをもたらしてくれます。また、表現力やコミュニケーション能力を高めるといわれているため、人間関係での悩みを感じる時にもぴったりです。

〈アマゾナイトの基本情報〉

鉱物名アマゾナイト
和名天河石(てんがせき)
化学式KAlSi3O8
緑、青緑、青など
硬度6〜6.5
原産国ロシア、モザンビーク、アメリカ、ブラジル、ペルーなど

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アベンチュリン

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提供:日本パワーストーン協会

5月の誕生石であるアベンチュリンは、癒し効果の高い石として知られています。インドで採掘され翡翠に似ていることから、「インド翡翠」とも呼ばれています。

ストレスを癒し心身を穏やかにするため、集中力や記憶力を高める効果も。古代チベットでは、仏像の目に当たる部分にアベンチュリンを飾っていたため、洞察力や判断力を高めるともいわれています。

石言葉は「恋のチャンス」「優しさ」「素直さ」「心の安定」など、恋愛に効果的なパワーストーンとしても知られています。

〈アベンチュリンの基本情報〉

鉱物名クォーツ
和名砂金石(さきんせき)、砂金水晶、砂金石英
化学式SiO2
緑、青、赤、褐色、黄色など
硬度7
原産国アメリカ、インド、ジンバブエ、ブラジル、ロシアなど

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白、無色透明の宝石・パワーストーン

結婚式などお祝いの場で身につけられる白や無力透明の宝石。新たな出発を意味するうえ、純粋さや清潔さを象徴するためお祝いの場に適しているのです。

白や無色透明の宝石は、光を反射させ肌の色を明るく見せる効果もあります。

水晶

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提供:日本パワーストーン協会

4月の誕生石である水晶は、クォーツと呼ばれる鉱物の中で、無色透明かつ結晶の形がはっきりしたものです。クリスタルとも呼ばれており、一般的に馴染深いパワーストーンのひとつです。

古来より「邪気払いの石」「幸運を招く石」として親しまれてきました。水晶の石言葉は「完全」「冷静沈着」「神秘的」「純粋」「繁栄」など。他のパワーストーンの個性を引き出し、パワーを強めるともいわれているため、好みの石と組み合わせて身につけてみてはいかがでしょうか。

〈水晶の基本情報〉

鉱物名クォーツ
和名石英
化学式SiO2
透明
硬度7
原産国ブラジル、マダガスカル、アメリカ、中国など

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パール(真珠)

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提供:株式会社ベルエトワール

世界中の人に親しまれているパール(真珠)。冠婚葬祭で身につけられる唯一の宝石です。6月の誕生石に指定されている宝石でもあり「健康」「富」「長寿」といった意味が込められています。

「涙」「愛情」「美しさ」の象徴でもあるパール。持ち主の潜在能力を引き出し、目標に進むモチベーションを高めてくれます。日本近海でも採取されるアコヤ真珠は、色やテリが美しく、海外からも高く評価されています。

和名真珠
化学式CaCO3
白、ピンク、黒、緑など
硬度2.5〜4.5
原産国オーストラリア、インドネシア、フィリピン、ミャンマー、日本など

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シェル

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提供:日本パワーストーン協会

直感力や想像力を高めるといわれているシェルは、貝殻を加工してできたものです。石言葉は、「美しい契り」「穏やかな時間の流れを保つ」。癒し効果もあるといわれており、身につけることで心身のバランスを整えてくれるでしょう。

海で生まれる貝は、水に関するトラブル回避のお守りとしても人気。海を越える旅のお守りとして身につけるのもおすすめです。

〈シェルの基本情報〉

和名
化学式CaCO3
白、ピンク、黒、赤、青など
硬度3.5
原産国オーストラリア、インドネシア、カリブ海など

シェルの詳細はこちら

ジルコン

画像: iStock/Luen Wantisud
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地球上で最も古い鉱物といわれ、ダイヤモンドの代わりとしても選ばれているジルコン。12月の誕生石として知られており、平和の石とも呼ばれています。「穏やかな人間関係」という石言葉を持つように、身につけることで怒りを鎮めて冷静に人と接することができるでしょう。

カラーバリエーションが豊富なジルコンは、色によって異なる効果を持っています。透明な輝きがあるホワイトジルコンの効果は、持ち主が宿す魅力を引き出すこと。仕事や恋愛など、さまざまなシーンで効果を発揮してくれます。

〈ジルコンの基本情報〉

鉱物名ジルコン
和名風信子石(ふうしんしせき、ひやしんすせき)
化学式ZrSiO4
白、青、赤、緑、黄色、紫、ピンクなど
硬度6〜7.5
原産国カンボジア、タイ、ミャンマー、スリランカなど

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トパーズ

画像: iStock/travelpixpro
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11月の誕生石であるトパーズは、成功に導く宝石といわれています。また、無色透明のホワイトトパーズは、純粋さを象徴する守護石でもあります。心をクリアにし、目標に挑戦する勇気を与えてくれるでしょう。

トパーズが持つ石言葉は「成功」「誠実」「友情」など。成功の形は十人十色です。トパーズは持ち主が思う成功をサポートしてくれるため、仕事・友情・恋愛といったあらゆる場面で心強い味方になってくれます。

〈トパーズの基本情報〉

鉱物名トパーズ
和名黄玉(おうぎょく)
化学式Al2SiO4(F,OH)2
白、青、オレンジなど
硬度8
原産国ブラジル、ロシア、スリランカ、タイなど

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ムーンストーン

画像8: 提供:株式会社ベルエトワール
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6月の誕生石であるムーンストーンは、月を閉じ込めた宝石といわれています。月が女性を象徴する星であるように、ムーンストーンは女性を象徴する宝石です。

恋愛成就や家庭円満のお守りとしても人気があり、ヨーロッパでは旅のお守りとして親しまれていました。「健康」「幸運」「恋愛」に関する石言葉を持ち、ヒーリング効果や感性を高める効果もあると考えられています。

〈ムーンストーンの基本情報〉

鉱物名ムーンストーン
和名月長石(げっちょうせき)
化学式KAlSi3O8
乳白色、青、虹色など
硬度6〜6.5
原産国ブラジル、インド、マダガスカル、スリランカ、タンザニアなど

ムーンストーンの詳細はこちら

黒系の宝石・パワーストーン

黒系の宝石は、古くから魔除けや厄除けの効果があると信じられてきました。さらに、目標を達成するための力を与えてくれる宝石が多くあります。

どんな色にも染まらない黒は、何者からも影響を受けない力強さの象徴です。自分自身が宿す能力や魅力を引き出し、最大限に活用できるよう支えてくれるでしょう。

ヘマタイト

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提供:日本パワーストーン協会

ヘマタイトは、古代ヨーロッパから重宝されてきた宝石です。名前の由来は古代ギリシャ語で血を意味する「heima」。古代ローマでは止血効果が高いと信じられていました。

エネルギッシュな意味と効果も持つヘマタイトは「勇気」「勝利」「チャレンジ」といった石言葉を持っています。「勝利へ導く石」という意味を持っていることから、仕事や恋愛での勝負どきに身につけるのがおすすめ。持ち主に迫る危険を代わりに受けてくれるともいわれています。

〈ヘマタイトの基本情報〉

鉱物名ヘマタイト
和名赤鉄鉱(せきてっこう)
化学式Fe2O3
黒、銀灰色、茶色、赤茶色など
硬度5〜6.5
原産国イギリス、イタリア、アメリカ、インドなど

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ラブラドライト

提供:日本パワーストーン協会

見る角度によって色彩を変え、オーロラのような輝きを持つラブラドライト。「月と太陽の象徴」ともいわれており、宇宙からのメッセージを宿していると信じられています。

石言葉は、「思慕」「記憶」「調和」など。持ち主の意識に影響を及ぼすと考えられており、潜在の能力を引き出し、直感が鋭くなる効果も持っているといわれています。黒以外にも金色や虹色に輝くラブラドライトがあるため、好みの輝きを探してみてはいかがでしょうか?

〈ラブラドライトの基本情報〉

鉱物名フェルドスパー
和名曹灰長石(そうかいちょうせき)
化学式(Ca,Na)(Si,Al)4O8
黒、青灰色、ピンク、オレンジ、黄緑色、黄色など
硬度6〜6.5
原産国カナダ、マダガスカル、フィンランド、オーストラリアなど

ラブラドライトの詳細はこちら

 

多色性・変色性を持つ宝石・パワーストーン

多色性とは、見る角度によって結晶の色や濃淡が変わる性質のことです。また、多色性とは別に、光の種類によって見える色が変わる変色性を持つ宝石もあります。

ここからは、多色性を持つ宝石と変色性を持つ宝石をご紹介します。

ブラックオパール

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提供:株式会社ベルエトワール

ブラックオパールは、オーストラリアでしか採掘できない希少な宝石です。石言葉は「威嚇」ですが、攻撃的な意味を持つわけではありません。

「自信」や「カリスマ性」という意味を持ち、隠れた才能を引き出してくれる宝石だと考えられています。幸運の守護石としても重宝されており、妊娠や安産、旅のお守りとしても人気です。

見る角度によってさまざまな色に輝く多色性を持つことも特徴。赤やオレンジに輝くものほど価値が高いといわれています。

〈ブラックオパールの基本情報〉

鉱物名オパール
和名黒蛋白石(くろたんぱくせき)
化学式SiO2・nH2O
黒、グレー
硬度5〜6.5
原産国オーストラリア

ブラックオパールの詳細はこちら

アレキサンドライト

画像10: 提供:株式会社ベルエトワール
提供:株式会社ベルエトワール

「宝石の王様」と称されているアレキサンドライト。光源によって見える色が変わる変色性を持っており、日中はエメラルド・夜はルビーのような色に見えることが特徴です。

この変色性を持つことから、二面性があるとされており「双子座の守護石」とも呼ばれています。6月の誕生石でもあるため、6月生まれの人への贈り物にもおすすめです。

アレキサンドライトの石言葉は「秘めた想い」。自分の信念を貫き、成功やチャンスを掴む強さを与えてくれるでしょう。

〈アレキサンドライトの基本情報〉

鉱物名クリソベリル
和名金緑石(きんりょくせき)
化学式BeA1204
緑、青、赤など
硬度8.5
原産国ロシア、ブラジル、タンザニア、ミャンマー、インド、スリランカ、ジンバブエなど

アレキサンドライトの詳細はこちら

 

「宝石」「パワーストーン」とは

画像: iStock/Oksana Lyskova
iStock/Oksana Lyskova

そもそも「宝石」と「パワーストーン」の違いを理解すべく、それぞれの定義について解説します。

宝石の定義

宝石とは、鉱物の一種です。鉱物の種類は約4,000種あるといわれていますが、宝石として認められているのは30〜50種のみ。

実は、宝石の定義は明確に決められていません。日本では宝石として親しまれているものの、欧米ではただの石として扱われている鉱物もあり、その判断基準は国によって異なります。

それでは、宝石と鉱物の違いは何なのでしょうか?
概ね、世界共通の見解として、以下の3つの要素が宝石として必要だといわれています。

  • 希少性が高いこと
  • 見た目が美しいこと
  • モース硬度が7よりも高いこと

一般的に、ガラスのモース硬度が7といわれています。モース硬度が7より低いものも宝石として扱われているケースがありますが、その場合、希少性と見た目の美しさが伴っていることは欠かせない要素です。

日本においては、一般社団法人宝石鑑別団体協議会(AGL)と一般社団法人日本ジュエリー協会(JJA)が、天然石であることも宝石の条件としています。

参考:宝石もしくは装飾用に供される物質の定義および命名法に関する規定

パワーストーンの定義

パワーストーンは、宝石の中で特別な力があると考えられているものです。

特別な力とは、

  • 願い事を叶えてくれる
  • 災いを遠ざけてくれる
  • リラックスできる

など。各パワーストーンによってさまざまなパワーを秘めているとされています。

科学的に証明されているわけではありませんが、世界中の人がお守りのような存在として扱っているため、その神秘的なパワーが信じられるようになったと考えられています。

ちなみに、パワーストーンという名称は、日本だけで使われている和製英語で、英語では「Gemstone」や「Crystal」と表現されています。

まとめ:意味を知って自分に合った宝石やパワーストーンを見つけよう

宝石やパワーストーンには、ひとつひとつに意味が込められており、さまざまな効果を発揮してくれると信じられています。見た目の好みで選ぶのもいいですが、込められた意味や石言葉を参考にしてみるのもおすすめです。

世界各地で親しまれ、国によって採掘される種類や色味などに個性もありますので、旅先でのお土産として探してみてはいかがでしょうか?

※宝石やパワーストーンが持つ効果の感じ方には、人によって個人差がありますことをご了承ください。

監修・写真提供:株式会社ベルエトワール、日本パワーストーン協会

 

  

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画像10: 色別!宝石・パワーストーン種類一覧!意味や基本情報を解説

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